更新日: 2024.01.17 年収

フリーターからやっと正社員になりましたが、ボーナスは「20万円」でした。もらえるだけ良いのでしょうか? 正直物足りない気持ちです…

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

フリーターからやっと正社員になりましたが、ボーナスは「20万円」でした。もらえるだけ良いのでしょうか? 正直物足りない気持ちです…
アルバイトなどの非正規雇用で働いていて、ボーナスとは縁遠い生活という人もいるでしょう。フリーターから正社員となり、はじめてボーナスを受け取ることになるケースも少なくありません。しかし、初ボーナスの額が20万円だと、なかには物足りなさを感じてしまう人もいるのではないでしょうか。ボーナスに多大な期待をしていた人であればなおさらです。
 
今回は、20万円のボーナスが平均と比べて多いかどうかについてみていきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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ボーナスを支給している企業は65~70%程度

そもそも、正社員で働いているからといって、すべての人がボーナスを受け取っているわけではありません。ボーナスは法律で決められた制度ではないため、社員に支給していない企業もあります。ボーナス支給は年2回あるイメージも強いですが、夏か冬のどちらかしか1回しか支給していない企業もあるでしょう。
 
厚生労働省の「毎月勤労統計調査」の結果によると、令和4年の冬のボーナスを支給した企業の割合は、全体の70.5%でした。同じく令和5年の夏のボーナスの支給割合は65.9%です。夏と冬で差はあるものの、ボーナスを支給していない企業が全体の30%ほどはあることになります。
 
20万円というボーナス額が期待には届かない額だったとしても、もらえるだけ良いと考えることはできるでしょう。もし勤め先で夏と冬、年に2回のボーナスが受け取れるのであれば、就職先の選択はひとまず正しかったといえます。まずは、正社員になり毎月の給与以外の収入も得られたことをポジティブに捉えましょう。
 

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ボーナスの平均額

毎月勤労統計調査の結果から、ボーナスの平均額もみてみましょう。令和4年の冬のボーナスの平均額は約39万3000円でした。令和5年の夏のボーナスの平均額は約39万7000円なので、夏と冬でそれほど大きな金額差はなかったといえます。支給されたボーナスが20万円の人は平均の半分程度となるため、少なく感じてしまうのも仕方がありません。
 
ちなみに、ボーナスの平均額が多い産業は「電気・ガス業(約75~80万円)」や「情報通信業(約66~70万円)」などです。一方で、ボーナスの平均額が少ない業種もあります。「飲食サービス業」は6万円前後、「生活関連サービス業」も16~18万円程度となっており、20万円というボーナス額が多いか少ないかは、携わる業界によっても変わってくるでしょう。
 

ボーナスは上がる可能性もある

現職と同じ産業や企業に勤めたままでも、今後ボーナスが上がる可能性は十分にあるでしょう。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」では、年齢が上がるにつれて、また勤続年数の増加に伴って、受け取れるボーナスの平均額も上がることが示されています。
 
また、成果をあげたり昇進したりすれば、それらによってもボーナスの額が上がる可能性があります。現状に不満がある人は、それを糧にし、ボーナスアップのために日々努力をする方向へと意識を向けてみましょう。
 

比較よりも自分の仕事に向き合うことが重要

正社員となりボーナスが支給されると、年収の大幅増が期待できます。しかし、ボーナスの額に納得がいかない人も少なくないでしょう。20万円のボーナス額は、平均と比べると確かに多くはありません。
 
ただ、ボーナスを支給していない企業も30%程度あるので、まずは支給されたことを前向きに考えましょう。そのうえで、ボーナスアップのために仕事に取り組む姿勢も重要です。今後のボーナス額は自分次第といえます。
 

出典

厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等
厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和5年9月分結果速報等
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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