更新日: 2024.02.13 年収

中小企業勤務、40歳で「年収500万円」ですが、大企業勤務の同級生は「年収700万円」超えでうらやましいです。毎日まじめに働いているのに「不平等」じゃないですか!?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

中小企業勤務、40歳で「年収500万円」ですが、大企業勤務の同級生は「年収700万円」超えでうらやましいです。毎日まじめに働いているのに「不平等」じゃないですか!?
日本は中小企業に支えられているといっても過言ではなく、中小企業で働く労働者は数多くいます。しかし、中には「自分よりも、大企業に就職した友達の方が明らかに稼いでいてうらやましい」と感じる人もいるのではないでしょうか。
 
本記事では、主に40代の会社員において、企業の規模ごとの平均年収や、大企業の給料が高い理由について解説しています。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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給与所得者の平均年収

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は458万円です。全体としての平均は458万円ですが、年代ごとに金額は異なります。年代ごとの平均年収は次のとおりです。

●19歳以下:124万円
●20~24歳:273万円
●25~29歳:389万円
●30~34歳:425万円
●35~39歳:462万円
●40~44歳:491万円
●45~49歳:521万円
●50~54歳:537万円
●55~59歳:546万円
●60~64歳:441万円
●65~69歳:342万円
●70歳以上:298万円

このように、平均年収は多くの会社で定年を迎える60歳くらいまでは増え続け、そこから減少に転じていきます。また、40歳で年収500万円というのは、上記からすると、平均よりも少し多いくらいといえるでしょう。
 

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40代の年収は企業の規模で大きく異なる

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」では、事業所規模別かつ年齢階層別の給与所得者の平均年収も公開しています。40~44歳全体の平均年収は491万円ですが、働く事業所規模別の平均年収は次のとおりです。

●10人未満:375万円
●10人以上30人未満:434万円
●30人以上100人未満:443万円
●100人以上500人未満:481万円
●500人以上1000人未満:517万円
●1000人以上5000人未満:577万円
●5000人以上:600万円

このように、同じ年齢層でも、勤務する企業の規模が大きくなるほど、平均年収も上がります。もちろん、中には企業の規模が小さくても給料が高い企業や、反対に大企業でもそこまで給料が高くない場合もあるでしょう。とはいえ、全体として、規模が大きい企業に勤める方が、給料は高い傾向にあるといえます。
 

大企業の給料が高い理由

大企業の方が中小企業よりも給料が高い理由としては、大企業の生産性の高さやブランド力、強力な資金面といった点が挙げられます。
 
中小企業庁によると、企業規模が大きい方が、小さいよりも従業員1人当たりの付加価値額(労働生産性)が高いとしています。労働生産性が高いと、それだけ少ないコストで利益を生み出せますので、その分、従業員に賃金として反映させることが可能です。
 
また、大企業はそのブランド力を活かして売上を伸ばしていけます。家電量販店で商品を選ぶ際や、外食で取りあえずお店に入りたい場合などに、自分が知っている商品やお店を選ぶという人は多いのではないでしょうか。
 
大企業は資金面に余裕があるため、投資をしてさらなる利益を生み出したり、新たな事業にチャレンジできたりします。企業が持続的に成長して利益を拡大するためには、ある程度の投資は不可欠です。大企業の方が、中小企業よりも資金面に余裕があり、いろいろな分野にチャレンジする余裕もあるでしょう。
 

まとめ

ここまで見てきたように、一般的には中小企業よりも大企業の方が給料は高い傾向にあります。もちろん中小企業には大企業にはない良い面はありますが、現状、給料で見ると多くの場合は大企業にはかないません。
 
もしも給料第一という価値観で、今の会社で今後あまり昇給が望めない場合、大企業への転職を検討してみても良いでしょう。
 

出典

国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査
中小企業庁 2022年版 中小企業白書 第6節 労働生産性と分配
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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