【部長クラスの平均年収】部長に昇格したものの「年収600万円」です。平均値よりも少ないでしょうか?

配信日: 2024.02.15

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【部長クラスの平均年収】部長に昇格したものの「年収600万円」です。平均値よりも少ないでしょうか?
部長に昇格して年収が上がっても「ほかの人に比べると少ないかもしれない」と、手放しでは喜べない方もいらっしゃるでしょう。
 
部長に昇格したときの年収が600万円である場合は、少ないと感じる方が多いかもしれません。
 
そこで今回は、部長クラスの平均年収を確認するとともに、現在の職場で収入を上げるために何ができるかを解説します。
 
現在の年収に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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部長クラスの平均年収

まずは、部長クラスの平均年収を見てみましょう。
 
総務省統計局の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、部長クラスの平均年収は902万3600円とのことです。上記の平均値と比較すると、年収600万円は、部長クラスとしては少ないことが分かります。
 
また、学歴や年齢によっても、平均年収に差が見られることが判明しました。それぞれの平均年収をご紹介します。
 

学歴別の平均年収

次は、同調査の学歴別の平均年収(男女計)の結果が表1です。
 
表1

部長クラスの平均年収
高校卒業 730万8400円
専門学校卒業 786万1200円
高専・短大卒業 796万8700円
大学卒業 987万4800円
大学院卒業 1246万1200円

※総務省統計局「令和4年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
 
学歴と比例して、年収も高くなっていることが分かります。学歴別に見ても、年収600万円が少ないということには変わりありません。
 

年代別の平均年収

多くの場合で、年齢に応じて昇給することが考えられますので、年代によっても平均年収には違いが見られます。
 
ここでは、同調査における年代別の平均年収(男女計、学歴計)を、表2にまとめました。
 
表2

部長クラスの平均年収
20代 429万7000円
30代 685万950円
40代 861万2500円
50代 965万50円

※総務省統計局「令和4年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成
 
年代別に見てみると、30代で年収600万円を超えていることが分かります。30代で部長に昇格した場合には、適正な年収だと判断できます。
 
ただし、会社によっても年収には変化が見られることが予測されるため、あくまでも目安として参考にしてください。
 

年収を上げる方法とは?

現在の年収が平均値よりも低い場合は、年収を上げたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
 
年収を上げるためには、実績を上げることや、部長より上のポジションである取締役になることが有効です。
 
まずは、今の職場で実績を積むことを意識しましょう。経験やスキルを生かして結果を出すことで、昇給や出世を目指せます。
 
部長より上の役職に就くことができれば、多くの場合で基本給が高くなるでしょう。新たにスキルや資格などを取得することも効果的です。
 
仕事に役立つスキルや資格があれば、会社によっては手当が受けられるケースもあります。仕事範囲や分野も広がり、年収アップが期待できるでしょう。
 

部長で年収600万円は平均値よりも低い水準である

部長クラスの平均年収は約902万円であり、年収600万円は平均値と比べて少ない水準であることが分かりました。
 
ただし、会社や年齢などによっても変わってくるでしょう。自身の年収を上げるためには、実績を積んだりスキルアップしたりして、昇給や出世を目指す必要があります。
 

出典

総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 役職 表番号2 役職、学歴、年齢階級、勤続年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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