【40代の平均年収】40代で年収「300万円」です。やりがいは十分にあるのですが、転職した方がいいのでしょうか?
配信日: 2024.02.15
そのようななかで、年収を上げて、より生活を豊かにしたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし、周りと比べた自分の年収が、多いのか少ないのかが分からないという方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、40代の平均年収と、40代で年収を上げたい場合の方法について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
40代の平均年収
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によれば、40代の方の平均給与は、表1の通りです。
表1
男 | 女 | 男女計 | |
---|---|---|---|
40~44歳 | 602万円 | 335万円 | 491万円 |
45~49歳 | 643万円 | 346万円 | 521万円 |
40代の平均 | 622万5000円 | 340万5000円 | 506万円 |
※国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査 2.平均給与〔年齢階層別の平均給与〕(第14 図)年齢階層別の平均給与」を基に筆者作成
表1より、年収300万円の場合では、男性の平均よりは低いですが、女性の平均とは大きく差がないことが分かります。
また、本事例では収入面だけではなく、「やりがいが十分にある」と感じていることを加味して、今後の働き方を考える必要があります。
40代で働いている方は、勤続年数が長くなり刺激が不足しまっていることや、キャリアの終わりを意識し始めることから、働く意欲が低下しやすいといわれています。そのようななかで、やりがいを感じられることは大変貴重であるといえるでしょう。
年収を上げたい場合におすすめの方法
現在の仕事内容にやりがいを感じているならば、まずは現在の職場での昇給を目指すことをおすすめします。
現在よりも給与の高い会社への転職も一つの手ではありますが、実際に転職してみると、待遇などでギャップを感じて後悔につながる可能性もあります。
そのため、まずは現在の職場で役立つ資格を取得したり、若手の育成や現場のリーダーに進んで立候補したりして、会社内での評価を上げることで昇給を目指す方法がよいでしょう。
また、確実な昇給のためには、会社内の昇給システムを確認しておくことが重要です。昇給のための努力をしたにもかかわらず給与が変わらない場合には、転職を考えることも必要になります。
40代の方は、キャリアを積んでいる方も多く、転職先での即戦力となる可能性が高いでしょう。ご自身の希望される年収や働き方を十分に考えて、行動をしていきましょう。
現在の会社での昇給を目指しましょう
40代で年収が300万円の場合は、40代の平均年収よりも低いことが分かりました。しかし、40代は働く意欲が低下する方が多いなかで、「やりがいのある仕事」ができていることは大変価値のあることだといえるでしょう。
本記事の事例の場合には、転職を急がずに、まずは現在の会社での昇給を目指す方法をおすすめします。
仕事に役立つ資格を取得したり、仕事で成果を挙げたり、人材育成を行ったりして、会社に貢献することで、昇給につながる可能性があります。
出典
国税庁長官官房企画課 令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告- 2.平均給与〔年齢階層別の平均給与〕(第14図)年齢階層別の平均給与(21ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー