更新日: 2024.03.21 年収
ママ友の旦那さんが「地方公務員」だと知り、うらやましい気持ちになりました。きっと安定しているし、給与も十分にもらえていますよね?
この記事では、そのような公務員の給与に関して国家公務員と地方公務員の違いについて確認したあとで、公務員職の安定性について考察します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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公務員の給与:国家公務員と地方公務員
公務員の職種は、勤務先によって大きく二つに分けられます。国家公務員は国の機関に所属し、国の運営や政策に携わります。国家公務員は、例として国の安全保障、外交関係、税収管理など、国が管轄する基盤的な業務を担当します。他方、地方公務員は都道府県や市町村などの地方自治体に勤め、住民の生活に直結したサービス提供が仕事です。教育、地域の衛生管理、公共施設の運営などが含まれます。
給与に関して言えば、両者の間には差異が見られますが、いずれも職員にとって十分な報酬が保証されているといってよいでしょう。総務省による調査結果では、国家公務員の平均月収は約40万円、ボーナスを含めた年間収入では約610万円に上ります。これに対し、地方公務員の平均月収は約36万円、年間収入では約580万円となっています。
この数字からも分かるように、国家公務員も地方公務員も、安定した給与体系のもとで十分な収入を得ているといえます。特にボーナスの定期的な支給は、職員が経済的な安定を感じる上で重要な要素の一つとなっています。また、公務員の給与体系は、経済情勢に左右されにくい構造をしているため、安定収入をもとにした生活設計が可能です。
公務員職の安定性
公務員職は、経済的な安定性、キャリアの成長性、雇用の安全性という、働く上で重要な三つの面で優れた条件を満たしています。公務員として働くことの大きなメリットは、これらの安定した環境にあるといえるでしょう。公務員職の安定性は、こうした要因によって支えられているのです。
・収入の安定性
年二回の確実なボーナス支給を含めた安定収入によって、経済的な安心感を得ることが可能です。
・キャリアの安定性
公務員は年功序列の給与体系が確立されており、勤務年数が長くなるほど給与が自動的に上がります。この制度によって、長期間にわたり安定した収入の増加が見込めるため、職員は安心してキャリアを築けるのです。さらに、昇進の機会も定期的にあり、公務員としての成長とともに給与の増加も期待できます。
・雇用の安定性
公務員は民間企業に比べてリストラされるリスクが非常に低いという大きなメリットがあります。これは、公務員の雇用が国や地方自治体によって保証されているためです。経済の変動や企業の業績に左右されずに、安定した職を維持できるのは、公務員としての大きな魅力です。
公務員の給与と安定性の魅力
公務員として働くことは、安定した給与と充実した福利厚生を享受できる大きなメリットがあります。国家公務員と地方公務員とでは働く範囲や内容に違いがありますが、どちらも経済状況の変動に強い安定した職業といえるでしょう。特に、年功序列による給与増加や、リストラのリスクが低い点は、多くの人々にとって魅力的です。
出典
総務省 令和4年地方公務員給与実態調査結果等の概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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