更新日: 2024.04.01 年収

彼氏が「IT企業」勤めです。友人から「勝ち組だね」と言われますが、実際に年収は高いのでしょうか?

彼氏が「IT企業」勤めです。友人から「勝ち組だね」と言われますが、実際に年収は高いのでしょうか?
近年、IT業界は急速な発展を遂げており、さまざまな分野からの需要が多く、勢いのある業界だと思われます。IT企業に勤めているというだけで「勝ち組」と見なされることがありますが、年収がいくらくらいなのかは気になるところです。
 
また、平均的な年収と比較すると「勝ち組」といえるほど、本当に高いのでしょうか?
 
本記事では、IT業界と一般の平均年収を年齢別に比較検討していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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IT業界の平均年収を一般の平均と比較

IT業界の平均年収はどれくらいあるのでしょうか。実際に、IT業界と一般の平均年収を表1で比較してみます。
 
今回は、「令和4年分 民間給与実態統計調査」における「情報通信業」をIT業界として比較しています。
 
表1

年齢 IT業界の平均年収 一般の平均年収 平均年収の差
19歳以下 317万1000円 123万6000円 193万5000円
20~24歳 359万5000円 272万5000円 87万円
25~29歳 442万3000円 388万6000円 53万7000円
30~34歳 535万1000円 424万5000円 110万6000円
35~39歳 607万3000円 461万9000円 145万4000円
40~44歳 684万5000円 491万3000円 193万2000円
45~49歳 739万円 521万1000円 217万9000円
50~54歳 755万1000円 536万8000円 218万3000円
55~59歳 830万6000円 546万4000円 284万2000円
60~64歳 659万9000円 440万9000円 219万円
65~69歳 579万4000円 342万2000円 237万2000円
70歳以上 808万6000円 297万5000円 511万1000円
合計 632万4000円 457万6000円 174万8000円

※国税庁長官官房企画課「令和4年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告- 第12表 業種別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額」を基に筆者作成
 
表1から分かるように、IT業界は、若年時から比較的収入が多い傾向にあります。こちらの年収は、賞与も含めたものです。
 
20代の差は小さいものの、30代以降は、年齢が上がるごとに年収の差が開いていきます。55~59歳の時点で284万2000円と、差が一番大きく出ています。平均値が一般よりも高い傾向にあることから、IT業界の社員は「勝ち組」と考える方もいるのかもしれません。
 
今回基にした年収は、会社の規模や勤続年数、役職なども含めた平均であるため、勤めている会社や人により違いが出てきますので、参考程度にしてください。
 

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IT業界が期待されていること

通信ネットワークやデータセンターなどのデジタル機器は、デジタル化が進むにつれて、電力消費が増加しています。省エネで使えるように、新しい技術が日夜研究されています。このように、IT業界は成長が期待されているため、今後もより一層給料が上がるかもしれません。
 
しかし、IT業界といっても非常に幅が広いので、必ずしもすべての企業が伸びているわけではありません。
 
また、伸びている業界・職種であっても、給与の基準は企業によって異なるため、IT業界で働いているからといって、必ずしも勝ち組とは限らないでしょう。
 

IT業界の年収は約632万円で平均年収よりも高い勝ち組といえる!

IT業界の平均年収は、約632万円ということが分かりました。一般の平均年収が約458万円ですので、その差は約174万円となります。IT業界は、一般の平均年収よりも約174万円も高いという結果から、「勝ち組」といわれる可能性があります。
 
もちろん経済的な安定は、付き合ううえでは重要な要素ですが、人の価値はそれだけではありませんので、冷静に相手の長所や短所を見たうえで、判断しましょう。
 

出典

国税庁長官官房企画課 令和4年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告- 第12表 業種別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額(180ページ)
総務省 令和5年版情報通信白書 第2部情報通信分野の現状と課題 第4章ICT市場の動向 第1節ICT産業の動向 5 ICT分野の研究開発の動向 (5)ICT分野における新たな技術の研究開発例:光電融合技術によるGreen of ICT
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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