更新日: 2024.05.01 年収
【年収5%アップ】スキルの有無で年収に差がつく!?「リスキリング」って一体何?
リスキリングは、自身の知識を増やし仕事の幅を広げるだけでなく、収入アップも期待できます。実際にリスキリングをして転職した人と、転職しなかった人とでは年収に差が生まれる可能性があります。
そこで今回は、リスキリング後に転職するとどれくらい年収アップできるのかや、リスキリングで受けられる補助などについてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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リスキリングとは
リスキリングとは、大人の学び直しです。経済産業省によると次のように定義されています。
「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」
また、似た言葉に「リカレント教育」があります。
どちらも、キャリアアップや仕事に関するスキルの習得という点では同じです。しかし、リカレント教育が個人が主体的に学ぶことを意味しているのに対し、リスキリングはおもに企業が従業員に対し指示して行うことを意味しています。
とはいえ、近年は個人で学び直しをする人も多く、経済産業省が行っている「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」では、キャリア相談や転職支援など、個人に対するリスキリング支援も行われています。
リスキリング後に転職すると年収が5%上がる!?
リスキリングにはさまざまなメリットがありますが、大きなメリットとして収入アップが挙げられます。
内閣府の「令和5年度年次経済財政報告(経済財政政策担当大臣報告)―動き始めた物価と賃金―」でも、正規雇用者が自発的に転職した場合、リスキリングを行ったほうが賃金アップする確率が高いとしています。
また、環境改善目的で転職した人のうち転職前にリスキリングを行った人は、転職しない場合と比べおよそ5%賃金が上昇していることも推計されています。
これは、元々年収が500万円だとすると、転職後は25万円アップして年収525万円になる計算です。
リスキリングで受けられる補助
経済産業省では「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」として、さまざまな取り組みを行っています。
例えば、認められた補助事業者を経由し講座を受講することで、リスキリング講座の受講を修了した時点で、受講費用の1/2相当(最大40万円まで)、講座の受講後に転職、1年働くと講座受講費の1/5(最大16万円まで)が補助されます。
基本的に転職を希望する人向けとなりますが、年収アップを希望しての転職であれば、うまく活用するとよいでしょう。
リスキリング後に転職すれば年収アップも夢ではない
リスキリングとは、転職やキャリアアップのために必要なスキルを身につけることです。
リスキリング後に転職することで、年収アップも期待できます。転職を検討している方は、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」もうまく活用し、賢く転職しましょう。
出典
内閣府 令和5年度 年次経済財政報告―動き始めた物価と賃金― 第2章 家計の所得向上と少子化傾向の反転に向けた課題(110ページ)
経済産業省 リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは 転職を実現し、継続就業すれば、最大56万円の補助
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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