更新日: 2024.05.20 年収
社会人3年目です。27歳で結婚したいけど、貯金が「50万円」しかありません。この調子だと3年後で「100万円」なのですが、いくらあれば安心ですか?「ご祝儀」でおぎなうのもアリでしょうか…?
そこで本記事では、結婚前に必要な貯金額や、結婚に向けた効率の良い貯金方法を解説します。結婚にかかる費用を理解して、計画的に貯金をしていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
結婚前と結婚後に必要な費用は?
株式会社リクルートのブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、結婚前と結婚後にかかった費用の総額は全国平均415万7000円です。
結婚にかかるお金は挙式・披露宴だけではなく、結納や両家顔合わせ、新婚旅行なども含まれます。項目別の全国平均費用は図表1のとおりです。
図表1
項目 | 平均費用 | |
---|---|---|
結婚前 | 結納式 | 20万6000円 |
両家顔合わせの食事会 | 6万7000円 | |
婚約指輪 | 38万2000円 | |
結婚後 | 結婚指輪(2人分) | 28万1000円 |
新居の家具・家電 | 28万8000円 | |
挙式・披露宴 | 327万1000円 | |
新婚旅行 | 43万4000円 | |
新婚旅行の土産代 | 5万9000円 |
株式会社リクルート ブライダル総研 ゼクシィ結婚トレンド調査2023より筆者作成
結婚費用の中でも大きなシェアを占めているのは、結婚後の挙式・披露宴の平均費用で327万1000円です。金額は挙式の場所や形式、披露宴の招待客の人数によって大きく変化しますが、図表1を見ても、挙式と披露宴に関しては数百万単位でお金が動いているのが分かります。
結婚までにいくら貯めておけば安心なの?
結婚前と結婚後にかかる費用の平均である415万7000円をもとに考えると、2人で200万円ずつ貯金があれば合計400万円になるため安心といえるかもしれません。不足分である15万7000円は、ご祝儀や親からの援助で補える場合があります。
なお、同調査によると、結婚直前の夫婦の貯蓄は平均317万2000円となっています。
結婚するのにお金が足りない! どう対応する?
結婚のときに貯金が少なくお金が足りない場合は、どのように補えばよいのでしょうか。
両親や親戚から援助を受ける
結婚資金が足りないときは、お互いの両親や親戚から援助を受けて不足分を補うのも選択肢の1つです。株式会社リクルートのブライダル総研の調査によると、親や親族から援助を受けた人は全国の78.7%です。
援助の有無は各家庭によって異なりますが、受け取れる場合は計画を立てて有意義に使いましょう。
ご祝儀で補う
親や親戚からの援助以外に、挙式・披露宴のゲストからいただくご祝儀で補う方法もあります。お互いのゲストからどれくらいいただけそうかを計算し、自己負担額を把握しておきましょう。
結婚に向けて効率よく貯金する方法とは?
結婚に向けて効率よく貯金をするには、以下の方法があります。
結婚資金用の口座を作る
「貯金にあてるお金を使ってしまった」という状況を防ぐために、結婚資金用の口座を各自作っておくのがおすすめです。まずは、いつまでにどのくらい貯めるか目標金額を決め、逆算して貯金を進めていきましょう。
毎月の支出を家計簿で管理する
毎月の貯蓄額を増やすために、家計簿で毎月の支出を見直しましょう。家計簿をつけることで、自分がどこにお金を使っているのか、お金の流れが把握できるため節約にもつながります。
例えば、大手キャリアから格安スマホに変更したり、外食が多ければ自炊にしたりと日常生活の中で節約できる機会はあるはずです。毎月の支出を見直し、無理のない貯金額を設定しましょう。
結婚費用を理解して計画的に貯金しよう
結婚するまでに200万円ほど貯めておけば、経済的かつ精神的にも安心できそうだということが分かりました。資金不足を避けるためにも、早いうちから計画的に貯金をしていきましょう。
毎月の支出を見直し、お金の流れを把握した上で、自分がいくら貯金にあてられるかを確認してみてください。
出典
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023年
株式会社リクルート 新婚生活実態調査2023
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー