更新日: 2024.05.27 年収
「毎週末は家族で外食」という40代の友人家族。夫婦とも公務員のようですが、どれくらいの年収なのでしょうか?
本記事では、国家公務員と地方公務員の平均年収や年収ごとの外食費、毎週末外食をした場合における生活への影響について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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国家公務員の平均年収
内閣人事局の令和4年の調査によると、国家公務員の平均月給は40万7153円で、ボーナスは4.3ヶ月分支給されているため、140万1056円です。12ヶ月分の月給とボーナスを合わせると、国家公務員の年収は628万6892円となります。
国家公務員の方には1級〜10級までの階級が定められており、階級が高くなればなるほど給与も多くなる仕組みです。仮に、夫婦ともに国家公務員だった場合、役職や勤続年数などにより一概にはいえませんが世帯年収は1200万円程度となるでしょう。
地方公務員の平均年収
総務省の令和4年の地方公務員給与実態調査によると、地方公務員の平均月給は40万1372円で、ボーナスは155万9968円となっています。それらを合わせると、地方公務員の年収は637万6432円となります。
国家公務員よりも地方公務員の給与額の方が若干高くなっていますが、ほぼ同等の年収です。地方公務員の場合も600万円程度の年収があり、等級制度により階級が上がるとその分給与も上昇します。こちらも夫婦ともに地方公務員だと仮定すると、およそ1200万円の世帯年収があることになります。
年収ごとの1ヶ月の平均外食費
令和4年の全国家計調査によると、年収ごとの1ヶ月の平均外食費は表1の通りです。
表1
年収 | 1ヶ月の平均外食費 |
---|---|
200万円未満 | 5455円 |
200万円〜300万円 | 7086円 |
300万円〜400万円 | 7259円 |
400万円〜500万円 | 8700円 |
500万円〜600万円 | 9215円 |
600万円〜700万円 | 1万742円 |
700万円〜800万円 | 1万3140円 |
800万円〜900万円 | 1万4608円 |
900万円〜1000万円 | 1万5945円 |
※総務省統計局 e-Stat「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2022年」を基に筆者作成
全体の平均外食費は1万2810円となっており、年収が上がるにつれて外食費も高くなる傾向にあるようです。また、同調査によると、二人以上の勤労世帯の毎月の支出は43万7367円となっています。
夫婦ともに国家公務員で毎月の国家公務員の平均月給をもらっていたとすると、月の世帯収入は80万円程度となり、月給の75~85%を手取りとすると約60~68万円になると仮定できます。
上記手取り月給から平均支出を差し引くと、およそ16~24万円残る計算です。子どもの人数やそのほかの必要費用によって、手元に残る金額は減る可能性はありますが、毎週末に外食をしたとしても、問題なく生活が送れると考えられるでしょう。
夫婦ともに公務員の場合の世帯年収は1200万円程度
国家公務員も地方公務員も平均月給は40万円程度で、夫婦ともに公務員であった場合、ボーナスも加味すると世帯年収では1200万円程度になる可能性があります。しかし、公務員の方でも階級が低い方や勤続年数の短い方であれば、給与額が低くなるため、世帯年収も下がるでしょう。
また、1ヶ月の外食費の平均は全体で1万3000円程度となっており、年収が上がるにつれて外食費も高くなっています。仮に世帯年収が1200万円程度ある家庭であれば、生活費のほかにかかる支出を差し引いても、毎週末の食事を外食に充てられる余裕はそれなりにあると考えられるでしょう。
出典
内閣官房 内閣人事局 国家公務員の給与(令和4年版)給与の構成 給与の構成例(11ページ)、俸給表(12ページ)
総務省 令和4年 地方公務員給与の実態 第5表 職種別職員の平均給与額(253、254ページ)
総務省統計局 政府統計の総合窓口 e-Stat 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2022年<用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号2-3 年間収入階級別
総務省統計局 政府統計の総合窓口 e-Stat 家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要 2 二人以上の世帯のうち勤労者世帯の家計収支 (4)平均消費性向は 1.2ポイントの上昇 図Ⅰ-2-8 二人以上の世帯のうち勤労者世帯の家計収支 -2022年-(12ページ)
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