更新日: 2024.05.31 年収

【玉の輿】30歳で年収「1000万円」の彼から結婚を申し込まれました。額面は高額ですが、手取りはどれくらいなのでしょうか?

【玉の輿】30歳で年収「1000万円」の彼から結婚を申し込まれました。額面は高額ですが、手取りはどれくらいなのでしょうか?
年収1000万円と聞くと大変高収入のイメージをもつでしょう。しかし、日本は累進課税制度を採用しています。所得税における累進課税制度とは、課税対象となる金額が高くなるにつれ税率も高くなる制度です。また、税金だけではなく、社会保険料などが引かれるため、手取り額は想像より少ないかもしれません。
 
本記事では年収1000万円超の人がどのくらいいるのか、手取り金額がどれくらいかなどについて紹介します。本記事を、大まかな年収と手取りのイメージ取得のきっかけにしましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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年収1000万円の人の割合

国税庁が公表している「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円を超えている人の割合は表1の通りです。
 
表1

男性 女性 男女
1000万円超1500万円以下 6.2% 1.0% 4.0%
1500万円超2000万円以下 1.3% 0.3% 0.8%
2000万円超2500万円以下 0.4% 0.1% 0.3%
2500万円超 0.5% 0.1% 0.3%

令和4年分 民間給与実態統計調査を元に筆者が作成
 
上記表から、年収1000万円超の人がどれだけ少ないかがわかります。男性の場合でも年収が1000万円超の人は、全体の10%にも達しません。このことから、年収1000万円を超える収入のある人はかなりの少数派といえるでしょう。
 
また同調査によると、30代男性の平均年収は485~549万円です。そのため、30歳で年収1000万円の男性に結婚を申し込まれたとしたら、「玉の輿(たまのこし)」といってもよいでしょう。
 

年収1000万円の1ヶ月の手取りは約62万~71万円

次に、年収1000万円の場合のおおよその手取り額を紹介します。引かれる金額は、お住まいの地域や家族構成、家族の収入額などにより変動します。今回は、一般的に手取り額に相当するといわれている年収の75~85%の金額を算出してみましょう。
 
1000万円×75~85%=750万~850万円/年
 
単純計算で毎月の手取りは、62万5000~70万8000円ほどです。実際には賞与などが発生するため、毎月の手取りはこの金額よりも低くなる可能性があります。しかし、大まかな数字として把握することはできるでしょう。
 

年収1000万円超えを目指せる職業は?

「令和5年賃金構造基本統計調査」を元に、年収1000万円を目指せる職種を紹介します。
 
表2

年間給与 年間賞与
航空機操縦士 1609万9200円 122万4400円
医師 1140万円 127万6300円
大学教授(高専含む) 794万8800円 275万1500円

令和5年賃金構造基本統計調査を元に筆者が作成
 
表2によると、航空機操縦士や医師、大学教授であれば年収1000万円を目指せる人が多いようです。ただし、ほかの職種で1000万円を目指せないわけではありません。役職や役員に就いたり、独立して起業したりすれば、ほかの業界・職種でも年収1000万円は目指せるでしょう。
 

年収1000万円は高収入といえる

年収1000万円超の男性は、全体の10%にも満たない割合です。また年収1000万円の人の1ヶ月の手取り額はおおよそ62万~71万円であり、割合や手取り額からみても十分高収入といえます。しかし、本記事で紹介したのはあくまでもおおまかな数字であり、実際の収入は個人によって異なります。結婚を考えているのなら、信頼関係を作ったうえで聞いてみるのもよいかもしれません。
 

出典

国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査
e-Stat 政府統計の総合窓口 賃金構造基本統計調査 / 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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