更新日: 2024.06.11 年収

憧れの「年収1000万円」を稼いでいる人は、日本にどれくらいいる? 男女別の割合・日本の平均年収も解説

憧れの「年収1000万円」を稼いでいる人は、日本にどれくらいいる? 男女別の割合・日本の平均年収も解説
働くモチベーションが上がる要因として、仕事のやりがいや内容はもちろんですが、どれくらい給料がもらえるかが大切という人も多いのではないでしょうか。中には、「いつかは年収1000万円を稼ぎたい」と思っている人もいるでしょう。
 
本記事では、年収1000万円を稼いでいる人はどれくらいいるのか、年収1000万円を目指すためにはどうすれば良いのかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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年収1000万円以上を稼いでいる人の割合

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は男性が563万円、女性が314万円、男女計では458万円です。
 
また、年収が1000万円を超える人の割合は男性が8.4%、女性が1.5%、男女計では5.4%です。
 
年収1000万円を稼いでいる人は10人に1人もおらず、かなり少ないといえるでしょう。
 

年収1000万円を目指す際には、まずは今の会社でいけるかどうかを考えよう

いずれ1000万円を稼ぎたい場合、まずは今の会社で出世をして、目標金額に到達できるかを考えましょう。
 
自社の平均年収は、普通に仕事をしている場合、人事部門でもない限りは知ることはあまりないかもしれません。そのため、ネット上の有価証券報告書で確認してみたり、先輩や上司にそれとなく聞いたりするのが良いでしょう。
 
もしも今の会社で年収1000万円が難しそうな場合、転職や副業を視野に入れる必要があります。
 

年収は業界や会社の規模によって大きく異なる

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」の業界別、会社の規模別のデータを見ると、平均年収は業界や会社の規模によって大きく異なります。
 
例えば、年収が800万円を超える人の割合については、電気・ガス・熱供給・水道業では43.5%、情報通信業では23.7%ですが、宿泊業、飲食サービス業では2.9%、農林水産・鉱業では4.3%です。
 
また、会社の規模別に見た際には、基本的には会社の規模が大きくなるほど、平均年収は高くなります。例えば、事業所規模が10人未満の区分では、年収が1000万円を超える人の割合は3.6%ですが、5000人以上の区分では10.6%です。
 
年収を上げるべく転職する場合、できるだけ平均年収が高い業界や、企業規模が大きな会社をまずは候補に挙げると良いかもしれません。
 

副業も視野に入れても良い

いくら年収を上げたいからといっても、今の仕事が気に入っている、休みが取りやすいなどの理由から、今の会社で働き続けたいという人もいるでしょう。そして、今の会社で年収1000万円を稼ぐことが難しい場合、「副業」を視野に入れても良いかもしれません。
 
厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」によると、副業を希望している雇用者数の割合は増加傾向です。また、政府も多様な働き方やオープンイノベーションなどの観点から、副業を促進しています。
 
現在、時間に余裕がある場合、その時間を副業で有効活用すれば、憧れの年収1000万円に近づけるでしょう。
 

まとめ

年収1000万円を超える収入を得ている人は一部に過ぎず、ハードルは決して低くはありません。また、現在働いている会社や業界によっては、どれだけ頑張っても目標金額に届かないということもあります。
 
年収1000万円を目指したい場合、まずは現在の会社での出世を狙い、転職や副業も視野に入れながら、年収アップを目指しましょう。
 

出典

国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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