国家公務員の友人が、ボーナスで「ハワイ」に行くと言っています。円安でかなり高いと思うのですが、やはり「ボーナス額」は一般企業より多いのでしょうか…?
配信日: 2024.06.28
今回の事例のように一般企業勤めの人の中には「国家公務員ってそんなにボーナスをもらえるの?」と驚き、どのくらいの金額差があるのか、気になる人もいるかもしれません。
本記事では国家公務員・一般企業(大手・中小)のボーナスの差について解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
ハワイへ行くのにかかる費用とは?
ハワイ旅行にかかる費用は、搭乗する飛行機や宿泊先のホテル、食事場所、現地のツアー参加の有無といったさまざまな要因によって異なります。あくまで目安ですが、通常ハワイへの旅行費用は1人当たり最低15万円はかかるとされています。
現在の円安の影響も考慮して、費用を多めに見積もっておいたほうが良いでしょう。
国家公務員のボーナスはどのくらい?
では国家公務員のボーナスがどれほどなのかを見ていきましょう。国家公務員は職種や学歴などによって年収が変わりますが、大卒で「行政職」として勤務していると仮定します。合わせて、ボーナスは2023年度の4.5ヶ月分で計算しています。年代ごとのボーナスを集計したものが図表1です。
図表1
年齢 | 平均賞与額 |
---|---|
24歳以上28歳未満 | 112万6134円 |
32歳以上36歳未満 | 151万9376円 |
44歳以上48歳未満 | 211万3169円 |
56歳以上60歳未満 | 238万343円 |
人事院給与局 令和5年国家公務員給与等実態調査報告書より筆者作成
「24歳以上28歳未満」でもすでに年間100万円以上のボーナスをもらっており、年を重ねるごとにボーナスの額が上がっています。一番多くもらっているのは「56歳以上60歳未満」の約240万円で、24歳以上のときの賞与と比べると2倍以上もらえるようになっています。
一般企業のボーナスはどのくらい?
続いて民間企業の平均賞与はどのようになっているのかを見ていきましょう。求人・転職情報サイト「doda」の2023年調査結果が図表2です。
図表2
年齢 | 平均賞与額 |
---|---|
20代 | 70万9000円 |
30代 | 99万3000円 |
40代 | 112万円 |
50代 | 129万5000円 |
doda ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)より筆者作成
一般企業も国家公務員同様年齢ごとに支給額が上がっています。全体のボーナス平均支給額は107万1000円となっており、40代になってボーナスの支給額が100万円を超えてきています。最も多くのボーナスが支給されている50代の賞与支給額と20代の支給額を比較すると、2倍弱となっていることが分かります。
国家公務員と一般企業社員のボーナスの差は?
国家公務員と一般企業社員のボーナスの差を計算していきましょう。
20代~50代を比較するにあたり、一般企業社員の20代の平均支給額を国家公務員の24歳以上28歳未満の支給額として仮定し、以下同様に30代の平均支給額を国家公務員の32歳以上36歳未満、40代の支給額を国家公務員の44歳以上48歳未満、50代の支給額を国家公務員の56歳以上60歳未満として比べていきます。このボーナス差を比較したものが図表3です。
図表3
筆者作成
20代でも約40万円のボーナスの差がついており、50代以上になると108万円もの差となります。国家公務員と一般企業社員で100万円も平均ボーナス額が異なることを踏まえると、その差は大きいといえるでしょう。
国家公務員と一般企業社員のボーナスの差は年代ごとに異なるが、50代になると100万円超の差がつく
今回は国家公務員と一般企業社員のボーナスの差について解説しました。平均ボーナス支給額の差は20代で約42万円、30代で約53万円、40代で99万円、50代で109万円にもなります。この差を見るとボーナスの支給額の差はかなりあるといえます。
出典
人事院給与局 令和5年 人事院勧告・報告について
人事院給与局 令和5年 国家公務員給与等実態調査 報告書
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー