更新日: 2024.07.02 年収
なるべく給料のよい業界で働きたいです。月給が「40万円」を超える業界はありますか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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平均給与が月40万円を超える業界は「電気・ガス・熱供給・水道業」
令和5年賃金構造基本統計調査によると、全体の平均給与が40万円を超えるのは「電気・ガス・熱供給・水道業」のみであることが分かりました。年齢別の平均給与は表1の通りになっています。
表1
~19歳 | 18万9600円 |
20~24歳 | 22万5300円 |
25~29歳 | 27万9300円 |
30~34歳 | 35万5000円 |
35~39歳 | 41万6500円 |
40~44歳 | 44万7800円 |
45~49歳 | 47万5900円 |
50~54歳 | 52万1600円 |
55~59歳 | 52万300円 |
60~64歳 | 27万4400円 |
65~69歳 | 28万3100円 |
全体平均 | 41万200円 |
※厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」を基に筆者作成
年齢別にみると、35~39歳で月40万円を超えることが分かります。その後50~54歳で月52万に到達するため、長期的に安定した収入を得られるといえるでしょう。
年齢を重ねると月40万円を超える業界はほかにもある
全体平均では月40万円に届かなくとも、年齢別の平均給与で月40万円を超える業界は複数あります。月40万円を超えるタイミングのある業界は、以下の通りです。
・鉱業、採石業、砂利採取業
・建設業
・情報通信業
・金融業、保険業
・不動産業、物品賃貸業
・学術研究、専門・技術サービス業
・教育、学習支援業
平均給与の高い業界の仕事内容
ここでは、平均給与の高い業界を3つピックアップし、仕事内容を紹介します。どんなに平均給与が高くとも、自分が興味のある仕事や、やりがいを感じられる仕事でなければ長続きしません。平均給与とともに仕事内容を把握し、自分にあった業界を探しましょう。
電気・ガス・熱供給・水道業
電機・ガス・熱供給・水道業には、電気やガス熱水を供給する事業所と汚水や雨水の処理を行う事業所があります。電気業の場合は、電気を供給する事業所とその事業所に電気を供給するための事業所が存在します。また、需要に対してガスを供給しているのがガス業で、地域ごとにガス事業者が存在します。
熱供給業とは、蒸気や温水、冷水を用いて発生させた熱エネルギーや、蒸気、温水そのものを供給する事業所です。水道業とは、水道管を利用して給水を行う事業所や公共下水道を用いて汚水や雨水を排除処理する事業所を指します。
金融業・保険業
金融保険業とは、金融を事業にしている金融機関や企業などを差します。
総務省によると、金融業は「資金の貸し手と借り手の間に立って資金の融通を行う事業所及び両社の間の資金取引の中外を行う事業所が分類される」としています。
同資料にて、保険業は「不測の事故に備えようとする者から保険料の払込みを受け、所定の事故が発生した場合に保険金を支払うことを業とするもので、保険料(生命保険、損害保険)、共済事業及びこれらに附帯するサービス業を営む事業所が分類される」としています。
情報通信業
情報通信業とは、情報を伝えるための事業所や情報の処理、提供などのサービスを実施する事業所のことです。また、インターネットに付随するサービスを提供する事業所や情報の加工を行う事業所も該当します。
平均給与が最も高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」
調査結果から、平均給与が最も高いのは電気・ガス・熱供給・水道業であることが分かりました。平均給与が40万円を超えているため、安定して収入を得たい方にはおすすめの業界といえます。
平均給与が40万円に満たない業界でも、経験を積み年齢を重ねていくことで収入はアップしていきます。そのため、平均給与にこだわりすぎず、自分のやりたい仕事を見つけましょう。
出典
厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査の概況 (10ページ)
総務省 日本標準産業分類(令和5年7月告示)分類項目名、説明および内容例示 大分類J
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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