更新日: 2024.07.09 年収

東京在住ですが、結婚のため彼氏の住む「地方」へ引っ越すことになりました。「年収500万円」ですが、東京と同じ水準で生活できますか?“生活費”はどれだけ違うでしょうか?

東京在住ですが、結婚のため彼氏の住む「地方」へ引っ越すことになりました。「年収500万円」ですが、東京と同じ水準で生活できますか?“生活費”はどれだけ違うでしょうか?
結婚を機に、お互いの仕事の都合や遠距離恋愛などの理由で、引っ越す人もいるでしょう。相手が30歳で年収500万円の場合、東京では「そこそこ」の生活水準かもしれませんが、地方では意外と「ゆとりある」暮らしが待っているかもしれません。
 
本記事では、地方と東京で暮らす場合の物価や生活費、暮らし方の違いなどを解説します。

物価と生活費の違い

まず、地方と東京での物価や生活費の違いについて見ていきましょう。
 

東京の物価は全国1位

総務省が公表している、2023年の消費者物価地域差指数調査によると、図表1のとおり東京都の物価は全国で最も高い水準にあります。全国平均を100とした場合、東京は104.5となっており、平均を上回っています。
 
一方で、地方都市はほとんどが97~99前後で、最も物価が低いとされているのが指数95.9の鹿児島県です。
 
図表1
図表1
総務省統計局 消費者物価地域差指数 小売物価統計調査(構造編)2023年(令和5年)結果
 

東京都と地方の生活費を比較

次に、月々にかかる生活費を東京都区部と地方とで比べてみます。前記の物価指数が最も低い鹿児島県と比較することとします。
 
総務省統計局が2023年に行った「家計調査報告(家計収支編)」を基に、2人以上の世帯(勤労世帯)の月ごとの消費支出の比較は図表2のとおりです。
 
図表2

費目 東京都区部 鹿児島市
食費 10万1633円 7万4046円
住居 2万8397円 2万6969円
光熱・水道 2万1871円 2万340円
家具・家事用品 1万4888円 9958円
被服及び履物 1万3165円 9626円
保健医療 1万5477円 1万5451円
交通・通信 3万7519円 4万1735円
教育 3万6136円 1万176円
教養娯楽 4万4291円 2万2773円
その他 5万2370円 5万8474円
合計金額 36万5747円 28万9548円

総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)都市階級・地方・都道府県庁所在市別を基に筆者作成
 
図表2を見ると、東京都市部の生活費の合計は、36万5747円で鹿児島市の28万9548円と比べると、その差は7万6199円です。1ヶ月で8万近くも支出額が違うと、生活にゆとりができそうですよね。
 
中でも、食費や教育娯楽費について差が目立ちます。鹿児島市の食費は約7万4000円ですが東京都支部は約10万円で、2万円以上も高くなっています。教養娯楽費も同様に2万円ほど差があります。
 
これには東京都と地方では物価の違いがあるほか、外食の機会が東京の方が多いことも影響していると考えられます。ランチやディナーの価格設定も東京都区部より地方の方が安いことが想定されます。
 
住宅の家賃についても、東京都の賃貸マンションより地方の方が価格水準は低く、地方は東京都の半分以下で借りられることも多いようです。
 

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地方生活のメリット

地方での生活は、物価の低さ以外にもさまざまなメリットがあります。主なメリットを2点紹介します。
 

通勤時間を短縮できる

総務省が実施した2021年の社会生活基本調査によると、東京都の通学・通勤時間の平均は1時間35分で、全国で2番目に長いようです。主に関東地方で通勤時間が長い傾向にあるため、地方に行くと通勤時間が短くなるメリットがあると考えられます。その分余暇時間が増えるため、家族や友人との時間に使うこともできるでしょう。
 
一方で、地方では移動が車になることも多く、車の維持費や保険などの出費が増えるかもしれません。しかし、大きな買い物や雨の日の通勤などにおいては、車を持つことのメリットも感じることができるでしょう。
 

自然が豊かでリラックスできる

地方では都会にはない山や海、川などの自然が豊富なことが多く、自然に囲まれた生活によりストレスが減り、心身共に健康的な生活を送ることが期待できます。自然の中でバーベキューやキャンプ、釣りなど、東京とは違う遊びが楽しめるかもしれません。
 
子どもが生まれた場合も、親子で四季を感じながら自然と触れあい、さまざまな体験をできる点もメリットとなるでしょう。
 

年収500万円で東京と同じ生活ができるのか

年収500万円なら地方で十分に豊かな暮らしが可能です。むしろ、東京より充実した生活を送れる可能性が高いでしょう。
 
地方は東京より物価が低く、月々の生活費を安く抑えられる可能性が高いです。月8万円ほど生活費を浮かすことも期待できるため、その分を貯蓄や投資に回すことも可能です。これにより将来のための資金を効率的に蓄えることができます。
 
さらに、好みの問題ではありますが、地方ならではの自然に囲まれた生活や、地域コミュニティの温かさなども大きな魅力です。子育て世帯にとっても、心強い味方になるのではないでしょうか。
 

出典

総務省統計局 消費者物価地域差指数 小売物価統計調査(構造編)2023年(令和5年)結果
総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2023年 二人以上の世帯 詳細結果表
総務省統計局 令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果
 
執筆者:渡邉志帆
FP2級

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