更新日: 2024.07.27 年収

「公務員」の娘が職場結婚することになりました。二人とも28歳ですが、世帯年収はいくらになるのでしょうか?

「公務員」の娘が職場結婚することになりました。二人とも28歳ですが、世帯年収はいくらになるのでしょうか?
娘が結婚するにあたり、親としては相手の年収が気になるでしょう。28歳の娘が経済的に安定しているといわれている公務員で、職場結婚をすることになった場合「二人の世帯年収で余裕のある生活ができるのか」といった疑問が生じるかもしれません。
 
そこで今回は、28歳の公務員の平均年収を調べてみました。2人の世帯年収は平均と比較してどうなのかについてもご紹介しますので参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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28歳の公務員の娘が同い年の相手と職場結婚することに! 世帯年収はいくらになる?

人事院の「令和4年国家公務員給与等実態調査 報告書」によると、28歳以上31歳未満の公務員の平均給与月額は28万9917円であるとのことです。これを年間に換算すると、347万9004円になります。
 
公務員の場合、期末・勤勉手当(ボーナス)が支給されます。人事院の「令和4年人事院勧告 給与勧告の骨子」によると、令和4年度のボーナスは民間の支給状況に見合うように4.40月分に引き上げられました。これを基にボーナス額を算出すると、約127万5635円です。
 
28歳の公務員の年収目安は約475万4639円で、同い年の相手と職場結婚をすると、2人の世帯年収は約950万9278円になると予測できます。
 
なお、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、民間企業に勤める25~29歳男性の平均賃金は25万9300円です。年間換算すると311万1600円となり、公務員の支給状況に合わせてボーナスを含めると年収は425万2520円になります。
 
両データの年齢幅に若干の違いはありますが、職場結婚をする娘は、民間企業に勤める人と結婚するよりも、世帯収入は多くなる可能性が考えられます。
 

平均の世帯年収と比べてどのくらい差がある?

厚生労働省の「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」によると、1世帯あたりの平均所得金額は545万7000円で、世帯主の年齢階級別にみた1世帯あたりの平均所得金額は以下の通りです。


・29歳以下:377万5000円
・30~39歳:627万2000円
・40~49歳:728万5000円
・50~59歳:742万1000円
・60~69歳:589万4000円
・70歳以上:391万2000円

28歳になる公務員の娘と同い年の相手が職場結婚する場合、世帯年収は約950万9278円になると予想できます。夫婦それぞれの年収から給与所得控除額を差し引いて給与所得を算出すると、一人あたり336万1600円となり、2人の世帯所得は672万3200円です。
 
世帯主が29歳以下の1世帯あたりの平均所得金額と比較すると、2人の世帯所得は294万8200円多いことが分かります。30~39歳の平均世帯所得は大きく上がって627万2000円となりますが、それでも28歳の時点で45万1200円多く、夫婦ともに年収アップが見込まれる場合は平均よりも多くの所得が得られることが考えられます。
 

28歳公務員の娘が同い年の相手と職場結婚した場合の世帯年収は約950万9278円!

28歳になる公務員の娘が同い年の相手と職場結婚する場合、一人あたりの平均年収は約475万4639円で、2人の世帯年収は約950万9278円になると予測できます。これを基に給与所得を算出すると、世帯所得は672万3200円です。
 
1世帯あたりの平均所得金額は545万7000円、世帯主の年齢階級別にみると29歳以下の1世帯あたりの平均所得金額は377万5000円で、娘夫婦の世帯所得はいずれと比較しても多いことが分かります。
 
結婚後も共働きで安定した年収アップが見込まれる場合は、平均所得よりも多い状態が維持され、ライフスタイルなどにもよりますが、比較的余裕のある生活ができることが期待できるでしょう。
 

出典

人事院 給与局 令和4年国家公務員給与等実態調査 報告書(46ページ)
人事院 令和4年人事院勧告 給与勧告の骨子
厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 結果の概要 性別
厚生労働省 2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況(10ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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