更新日: 2024.08.29 年収

実家住まいの23歳ですが、親から「今の給料ならまだお金を家に入れなくてもいい」と言われました。自分の生活費だけでも払いたいのですが、実際いくらかかっているのでしょうか?

実家住まいの23歳ですが、親から「今の給料ならまだお金を家に入れなくてもいい」と言われました。自分の生活費だけでも払いたいのですが、実際いくらかかっているのでしょうか?
実家に住んでいる人の中には、親から「今の給料ならまだお金を家に入れなくてもいい」と言われる人がいるかもしれません。しかし、実際にかかっている生活費くらいは支払いたいと考える人もいるでしょう。
 
今回は実家住まいの場合に、どのくらいの生活費がかかっているのかをご紹介します。また、どのような内容が内訳として含まれるのか・どのように計算すべきかなどもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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実家住まいの場合にかかっている生活費はどのくらい?

実家住まいの場合にかかっている生活費は、大きく以下の4つがあげられます。

●食費
●光熱費
●通信費
●住居費

今回は総務省統計局から発表されている「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」を基に、どの程度の費用が発生しているのかを見ていきましょう。
 

食費

二人以上の世帯で発生している毎月の食費は、8万6554円が平均となっています。 この調査における「二人以上の世帯」は、世帯の平均人数が2.9人となっているため、毎月発生する1人当たりの食費は2万9846円です。
 
自身がどのくらい自宅で食事をするかにもよりますが、実家に食費を入れる場合は、2~3万円を目安にするのがいいでしょう。
 

光熱・水道費

二人以上の世帯で発生している光熱・水道費は、2万3855円が平均となります。 こちらも2.9人を想定した金額となっているため、1人当たりの負担は8226円が目安です。
 
光熱・水道費には電気代やガス代・水道代が含まれるため、自身がどれだけ風呂やシャワーなどを利用するか・どのくらい家にいるのかを加味して計算するといいでしょう。光熱・水道費の目安としては、7000~8000円程度を想定すれば問題ないと考えられます。
 

通信費

通信費には、インターネットやスマートフォン代などが含まれるようです。二人以上の世帯で発生する通信費は1万2198円となり、1人当たりの負担は約4066円の計算結果となりました。
 
通信費については、必ずしも家族全員の料金がまとまっているとは限らないでしょう。一緒に住んでいたとしても、スマートフォンの料金を分けて支払っているケースは珍しくないと考えられます。
 
今回考慮すべきなのは、どちらかというと固定回線に該当する光回線やWi-Fiサービスの部分といえるでしょう。戸建ての場合は6000円前後、マンションの場合は4000円前後が料金の目安となるようなので、この部分をどう計算するかはしっかりと相談したほうがいいでしょう。
 

住居費

住居費はその名の通り、家賃や住宅ローンなどに該当する部分とされています。二人以上の世帯の場合は1万8013円が平均支出となっており、1人当たりの負担は約6211円です。
 
住居費については、ローンの支払いが終わっているか・賃貸なのか持ち家なのかなどによって大きく異なってくるでしょう。通信費同様、この部分については、両親としっかり相談したうえで金額の割合を決めるのといいでしょう。
 

実家住まいでかかる生活費の目安は6万円前後

今回は総務省統計局から発表されている「家計調査報告 家計収支編2023年(令和5年)平均結果の概要」を基に、1人当たりどのくらいの生活費がかかっているかを計算しました。結果としては6万円前後となっており、支払う場合はこの金額を目安にするのがいいでしょう。
 
ただし、実際にいくら支払うかは、両親と相談のうえで決めるのが無難です。毎月の収入がいくらあるのかも加味したうえで、双方が納得できる金額を生活費としておさめるようにしましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要(15ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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