更新日: 2022.03.31 相続

親が残した実家が空き家に。解体費用はいくらぐらいかかる?

親が残した実家が空き家に。解体費用はいくらぐらいかかる?
日本全国で空き家の数が急増しています。
 
人が住まなくなった家は朽ちるのが早く、崩壊寸前の危険な空き家も存在しています。中には、雑草の繁殖やゴミの不法投棄など、近隣住民に迷惑をかけている空き家も多数あり、人の住まない家はさまざまな弊害を発生させてしまうのです。
 
ここでは、空き家を放置することのデメリットやその解体費用、そして空き家の有効活用方法についても詳述します。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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放置すると危険な空き家

実家の両親が亡くなり、引き続き住む人がいない場合、その家は「空き家」になってしまいます。
 
空き家になると、最初のころはきれいな状態が保たれます。ところが、しばらくすると徐々に変化が起こり始めます。
 
人の住まない家は劣化する速度が速く、雨漏りなどが発生することがあります。さらに、木造の家であればシロアリが発生する恐れもあり、もしもシロアリが土台を食い尽くした場合は、家が傾く可能性もあります。
 
ほかにも、庭の雑草が伸び放題になることもあります。それが越境して隣の家まで伸びてしまうと、隣の家に迷惑をかけることになります。
 
そして一番怖いのは、たばこの投げ捨てなどによって火災が発生すること。特に雑草が伸び放題の空き家では、あっという間に燃え広がる恐れがあります。また、不法侵入者が空き家に住みついたことが原因で、火災が起こることも考えられます。
 
このように、空き家を放置すると良いことは一つもありません。空き家の所有者は何かしらの対策を早急に打つ必要があります。
 

解体費用は構造や材質で異なる

空き家への対策の最も有効な方法が、家を解体することです。解体して更地にすれば、火災などのリスクがなくなるだけでなく、その土地を売却できますし、新たに住宅を建設することもできます。
 
売却をする場合は、空き家のまま売るよりも、更地にした方が売却をスムーズに進められます。
 
しかし、空き家を解体するには費用が掛かります。空き家が木造だった場合は、1坪あたり約4万円程度、重量鉄骨や鉄筋コンクリート造りの場合は解体費用が割高になる可能性があるので、1坪当たり6万円程度を想定しておくとよいでしょう。
 
注意点としては、家の立地によってはさらに料金が加算される可能性があること。例えば、何らかの理由で重機を横付けできないような家や、旗竿地のように道路が狭く重機が入れない場所では、手作業での解体になることが考えられるため、費用が割り増しになります。
 

空き家の上手な活用方法とは

空き家を解体する以外にも、賃貸住宅にするという方法もあります。
 
躯体などが頑丈で、まだ使える家であると判断できるのであれば、賃貸住宅として貸せば家賃収入を得ることも可能です。
 
その場合には、水回りなどの修繕をしてから貸す方が理想的。キッチンやバスルーム、トイレなどのリフォームを施すだけでも、一気に魅力が高まり、すぐに入居者が見つかる可能性が高くなるでしょう。
 
このように賃貸住宅として貸し出せば、空き家を放置して近隣住民に迷惑をかけることを避けられ、さらに、家賃収入を得られるというダブルのメリットがあります。
 
ただし、空き家を賃貸住宅にする場合には、立地が良い家に限られます。あまり良い立地でない場合には、解体という方法を選んだ方がよいかもしれません。
 

できるだけ早めの対策を!

空き家問題は早急に対応した方がよい問題。放置すればするほど、家は朽ち、雑草は伸び放題になって、隣近所からクレームが発生する可能性が高まるからです。
 
解体費用はやや掛かるかもしれませんが、家を使う必要がないのなら、更地にして売却した方が、家の所有者にとっても空き家がある隣近所の人にとっても、安心といえるでしょう。
 
出典
NPO法人空家・空地管理センター 解体費用について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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