お墓は石の種類やデザインがいろいろ。すてきなお墓にするのにいくらかかる?

配信日: 2022.09.09

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お墓は石の種類やデザインがいろいろ。すてきなお墓にするのにいくらかかる?
大切な人が亡くなったときや、自分が死ぬ前にお墓を建てたいと考えたときに、お墓のデザインにこだわりたい人もいるでしょう。その一方で、予算がどれくらいかかるのか不安に思う人もいるのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、墓石のデザインや石材の種類を紹介するとともに、価格を左右するポイントや費用がどれくらいかかるのかの目安をまとめました。お墓の建立を計画する際の参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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墓石にはどんな種類がある?

 
墓石の種類は、デザインと石材の種類で大きく分類できます。デザインによる分類は、主に次の3つです。
 

■和型

日本に古くからある、台石を重ねた上に縦長の直方体や五輪塔などの形をした棹石(さおいし)が立つデザインです。石は上から天・人・地を表すといわれています。
 

■洋型

横幅が広い形の、西洋式の墓石です。公営墓地などで近年よく見られるようになったデザインです。
 

■デザイン墓石

既存の形にとらわれない、個性的な形の墓石です。故人にゆかりのあるものなどを模して、フルオーダーメードできる石材店もあります。
 
また、墓石に使われる石材の種類には、主に次のようなものがあります。
 

■国産石材

●庵治石(あじいし):花のようなまだら模様が特徴の最高級石材
●浮金石(うきがねいし):漆黒に金色の模様が浮いているように見える、日本を代表する黒御影石
●万成石(まんなりいし):桜御影ともよばれる、淡紅色の中粒を含む石材
●芝山石(しばやまいし):吸水率が極めて高く高硬度な白御影石

 

■輸入石材

●ファイングレイ:スウェーデン産の最高級黒御影石
●ニューインペリアルレッド:世界で最も赤い石とよばれるインド産の石材
●G663:淡いピンク色が特徴の中国産の石材

 

墓石の値段の相場

 
墓石の値段は、次のようなポイントに左右されます。
 

●石の種類・産地
●石の使用量
●墓石のデザインや彫刻の内容
●加工をする場所
●工事費用

 
高級な石をたくさん使うほど、墓石の値段は高くなります。また、フルオーダーをした場合やデザイン性の高い彫刻を施した場合などには、定型の墓石と比べて加工費用が高くなるのが一般的です。さらに国内加工の場合は、海外で加工する場合と比べて価格が高い傾向にあります。
 
また墓石の代金には、多くの場合で墓石を建てる際の工事費用が含まれています。お墓の立地などによっては追加の工事費用が必要となり、墓石の値段に影響することがあるため注意しましょう。
 
以上のような要素によって、墓石の値段には数十万~500万円以上までと大きな幅が生じます。一般的には、100万円台から300万円くらいまでの費用をかけるケースが多いようです。
 

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墓石以外にかかる費用もチェック

 
お墓を建てる際には、墓石の費用のほかに、次のような費用がかかるのが一般的です。
 

●墓地の永代使用料:50~100万円程度
●管理料:年間5000~2万円程度

 
永代使用料とは墓地・霊園の区画の賃借料にあたり、墓地・霊園との契約時に一括で支払うのが一般的です。価格は墓地・霊園によって幅があるため、契約前にチェックしておきましょう。
 
管理料は墓地・霊園の施設の維持管理などに使われる費用です。毎年納める場合と数年分をまとめて納める場合があります。
 
このほか、墓地を有する寺院や霊園と提携する寺院に納める檀家(だんか)料やお布施が必要となるケースもあるため、あらかじめ確認しておくのがおすすめです。
 

お墓の値段は石の種類やデザインで大きく変わる

 
お墓の値段は、使用する石材の種類や大きさ、デザインなどによって大きく変わります。デザインや品質にこだわるほど、価格は高くなる傾向にあります。予算をあらかじめ決めたうえで、予算内に収まるよう、石材店などと相談するとよいでしょう。
 
また、永代使用料などの費用がかかることも頭に入れておく必要があります。墓石代と永代使用料などを合わせると、最低でも100万円程度の費用がかかると考えておきましょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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