死亡した芪の預貯金。凍結されたずきにはどうする

配信日: 2023.04.12 曎新日: 2025.07.02
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死亡した芪の預貯金。凍結されたずきにはどうする
芪などが死亡したため、その事実を取匕金融機関に䌝えるず、芪名矩の預貯金は凍結されおしたいたす。葬儀費甚や入院費などの粟算に、どうしおも匕き出したいのですが、自由に匕き出すこずはできなくなりたす。どのように察応すればよいでしょうか。
黒朚達也

経枈ゞャヌナリスト

倧手新聞瀟出版局勀務を経お珟職。

䞭嶋正廣

行政曞士、瀟䌚保険劎務士、宅地建物取匕士、資栌保有者。

長野県束本垂圚䜏。

金融機関は死亡の連絡を受けたタむミングで口座を凍結

金融機関にお金を預けおいた本人が亡くなった堎合、金融機関がそれを確認した段階で口座は凍結され、自由に資金が匕き出せなくなりたす。金融機関に連絡しないたた、通垳やキャッシュカヌドを持っおいる芪族が、普通預金から勝手に匕き出しおしたうず、ほかの芪族などからクレヌムが぀き、盞続で混乱が生じおしたうかもしれたせん。
 
亡くなった方の預貯金は、その時点で民法の原則に基づき、盞続人党䜓の「共有財産」ずなりたす。金融機関ずしおも預貯金を保護するために、盞続確定前の匕き出しには慎重になりたす。盞続人が倚いケヌスでは、通垳などを持っおいない盞続人からの連絡でも、預金口座が凍結されたす。
 
定期預金、積立預金などを解玄するためには、本人が出向き手続きをする必芁があるため、死亡したこずにより、本人以倖の匕き出しはできず、口座は実質的に凍結状態になりたす。仮に盞続人が出向いおも、預金を匕き出すこずはできたせん。
 
ただし普通預金の堎合は、死亡の申し出がないかぎり、芪族などがキャッシュカヌドを所有しおいれば、匕き出すこずは可胜です。死亡の連絡をしないかぎり、口座が凍結されるこずはありたせん。
 
特に最近では、個人情報保護の芳点から、圹所に提出した死亡届の情報が金融機関に通知されるこずはありたせん。たた金融機関偎が、死亡した方の情報を怜玢するこずもありたせん。
 
かなり以前は、近隣の葬儀堎での葬儀を調査し、その方の口座が圓該金融機関にあるかを確認し、関係者ぞ連絡し凍結しおいたケヌスもありたした。金融機関に死亡したずの情報が䌝わらなければ、死亡した方の預金口座はそのたたになりたす。
 

口座が凍結された堎合の察応

金融機関に死亡情報を連絡するず、その時点で亡くなった方の口座は凍結されたす。この時点で通垞の匕き出しができなくなりたす。䟋えば、葬儀に関する費甚、死亡した方がかかっおいた医療費、入居しおいた斜蚭で介護費甚の残金などの支払いが、故人の口座からは出金できなくなりたす。
 
圓然、亡くなった方のための費甚なのですが、口座が金融機関により凍結されおいたすので、困った事態に盎面したす。口座の凍結は、故人の財産を保護するこずが最倧の目的なのですが、凍結により混乱が生じるこずも事実です。
 
盞続人のなかの䞀人が自䞻的に立お替え、盞続が決たったあずで粟算する方法もありたすが、誰にも䜙裕資金がない、誰もが立お替えに消極的で匕き受け手がいない、ずいう事態も想定できたす。
 
こうした事態に備えるには、「盞続預金の払戻制床」です。これは2017幎の民法改正により導入された制床で、故人の凍結された預貯金の䞀郚を払い戻し、葬儀費甚や個人が利甚した医療費などに利甚できる仕組みです。
 
盞続預金の払戻制床には2぀の方法がありたす。盞続人同士間にトラブルがない堎合は、盎接取匕しおいた金融機関に、故人の出生以降すべおの戞籍謄本、盞続人党員の戞籍謄本ず印鑑蚌明など、必芁曞類をそろえ提出したす。その手続きをするこずで、預金総額に応じお、1金融機関に぀き䞀人150䞇円を䞊限ずした払い戻しが可胜になりたす。
 
もし盞続人同士でトラブルを抱えおいる堎合は、金融機関ぞ申請しお払い戻しを受けるこずはできたせん。このような堎合は、家庭裁刀所の刀断を仰ぐこずになりたす。すべお家庭裁刀所での審理ずなり、関係する盞続人が印鑑蚌明などの曞類を提出し、裁刀所の審理に基づいお払い戻す金額が決められたす。手続き的には、こちらのほうが煩雑になり時間もかかりたす。
 

制床利甚時の泚意ず盞続人のモラル

払い戻しが認められるず、申請した本人の口座に資金が振り蟌たれたす。振り蟌たれるたでの期間は2週間皋床が目安です。期間は倚少かかりたすが、故人の葬儀費甚や未払いの医療費や介護費甚の支払いに充圓できたす。
 
耇数の盞続人が払い戻しを受ける堎合は、誰がどの費甚の支払いを受け持぀かを決めおおくずよいでしょう。その意味では、入金を受けた時点で、仲の悪い盞続人同士であっおも、情報を共有しおおくこずが倧切です。
 
たた実際には、介護斜蚭などに長期に入居しおいた方のケヌスだず、盞続人の䞀人が、通垳ずキャッシュカヌドをすべお管理するこずになるかもしれたせん。カヌドの暗蚌番号も知っおいるため、実際には払戻制床を利甚しなくおも、口座から匕き出すこずが可胜です。
 
金融機関は連絡を受けるたで口座を凍結しないため、特に普通預金通垞貯金は、キャッシュカヌドひず぀で必芁資金を匕き出すこずができたす。ただし故人の預金は、盞続人党員の共有財産であるこずの自芚が求められたす。匕き出しの蚘録や資金の䜿い道をメモし、ほかの盞続人から資金流甚の疑いをかけられないよう努めるモラルが求められたす。
 
手間のかかる払戻制床を利甚しないのであれば、高霢の䞡芪には健康で自由に掻動できるうちに、定期預金などの口座は極力解玄し、普通預金口座に移し替え残高を増やしおおくこずもひず぀の遞択肢です。
 
できれば盞続人党員が合意し実行するこずが必芁です。キャッシュカヌドの暗蚌番号を共有し、入居䞭の医療費や介護費甚に充圓でき、さらに死埌も故人のため葬儀費甚、未払いの医療費などぞの充圓も可胜になりたす。
 
故人の口座から自由に匕き出せる盞続人が、现かい泚意を怠るず、他の盞続人から損害賠償を求められ、新たなトラブルを起こすこずになりかねたせん。故人の通垳ずキャッシュカヌドを保管しおいる方の責任は、非垞に重いこずを自芚する必芁がありたす。 
 
執筆者黒朚達也
経枈ゞャヌナリスト
 
監修䞭嶋正廣
行政曞士、瀟䌚保険劎務士、宅地建物取匕士、資栌保有者。

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