更新日: 2023.05.01 葬儀

安くて負担が少ない? 「一日葬」はどんなお葬式? メリットとデメリットは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

安くて負担が少ない? 「一日葬」はどんなお葬式? メリットとデメリットは?
葬式にはお金や負担がかかる、と悩んでいる方もいるでしょう。もし、安くて負担の少ない葬式があるのなら、知っておきたいところです。本記事では、葬式が安くて負担が少ないことを期待できる、「一日葬」について解説していきます。また、一日葬のメリット・デメリットについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

一日葬とは?

「一日葬」とは、一般葬では2日間かけて行う葬儀式と火葬式を、1日で行われる葬儀のことです。一日葬は、お通夜が省略されます。また、家族葬と違って参列者に制限はなく、一般の参列もできるのも特徴です。近年では、コロナ禍などの社会情勢の影響で、家族だけでの一日葬を望む人が増えてきており、家族以外の参列者を招く場合でも、少人数にする場合が多いようです。
 

一日葬のメリット

一日葬のメリットとしては、「費用を抑えられる」「遺族の負担を軽減できる」「日程の調整がしやすい」「遠方の親族などの宿泊手配が不要」などがあります。葬儀が1日で終わるため、葬儀費・飲食費・返礼費が一般葬より安く済みます。
 
また、遺族が高齢者の場合は、2日間かける一般葬に比べて、一日葬は体力の負担が軽くて済むでしょう。仕事などが忙しい場合でも、1日で済ませることができるため、日程の調整がしやすいです。遠方から親族が来ても、日帰りが可能な場合が多いため、宿泊の手配も不要になります。
 

【PR】相続する土地・マンションがあなたの生活を助けるかも?

一日葬のデメリットと対処法

一日葬のデメリットは主に3つあります。
 
まず1つ目は、故人とお別れの時間がないことです。一日葬は、葬儀が1日しかないうえにお昼ごろから始まることが多いため、故人とゆっくりお別れすることはできません。
 
2つ目は、葬儀後の弔問者が多くなる可能性があることです。亡くなったことを葬儀後に知った人が、後で自宅に弔問に訪れる場合があるため、対応に負担がかかる場合があります。
 
3つ目は、菩提寺によって一日葬が許可されない場合があることです。これは、菩提寺が、お通夜・告別式・火葬式という通常の葬儀のあり方を重要と考えることが理由です。一日葬を希望する場合は、後でトラブルにならないよう先に菩提寺へ相談しましょう。
 
なお、1つ目と2つ目のデメリットに対しては、ある程度の対処が可能です。当日に予定のある人には、前日の夜から使用可能な斎場が多いので、葬儀の前日に自宅にお線香をあげに来てもらうことを考えましょう。
 
また、葬儀の参列は、故人の人間関係を参考にして選別し、前もって連絡をとっておくことで、ある程度の対処ができます。なお、故人に何かあった場合を考え、生前に連絡を取ってほしい人を教えておいてもらうのもよい方法でしょう。
 

一日葬のメリットを利用して負担の少ないお別れを

一日葬は、葬式代が安く済むだけではなく、遺族にとっては体力的な負担も少なくなるという大きなメリットがあります。その反面、確かにいくつかのデメリットもあります。
 
しかし、考えられるデメリットは、前もって対処しておくことも可能です。近年の社会情勢の影響もあり、これからも一日葬の需要は増えていくと考えられます。一日葬のメリットをうまく利用して、遺族にとって負担の少ないお別れを考えていきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集