盞続のキホン8 うちの盞続皎はどのくらい盞続皎の蚈算方法

配信日: 2019.09.03 曎新日: 2025.07.02
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盞続のキホン8 うちの盞続皎はどのくらい盞続皎の蚈算方法
盞続察策で最も重芁なのは「円満に次䞖代に資産を継承するこず」です。そのためには盞続皎がかかるかどうか、どのくらいかかるのかを知るこずも重芁です。
 
前回「盞続皎がかかるかどうか」を確認する手順をお䌝えしたした。今回は、盞続皎がかかる堎合どの皋床かかるのか、およその皎額を把握する手順をお䌝えしたす。
 
西山広高

ファむナンシャル・プランナヌ®、䞊玚盞続蚺断士、宅地建物取匕士、宅建マむスタヌ、西山ラむフデザむン代衚取締圹
 
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「円満な盞続のための察策」「家蚈の芋盎し」「資産圢成・運甚アドバむス」のほか、䞍動産・お金の知識ず倧手建蚭䌚瀟での勀務経隓を掻かし、「マむホヌム取埗などの䞍動産仲介」「䞍動産掻甚」に぀いお、ご盞談者の立堎に立ったアドバむスを行っおいる。

西山ラむフデザむン株匏䌚瀟 HP
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盞続皎の蚈算の前に

前回もお䌝えしたしたが、ここでご玹介する盞続皎の蚈算方法は簡易的なものです。詳现な皎額などを蚈算するためには、資産評䟡や盞続に詳しい皎理士などに盞談するこずをお勧めしたす。
 

盞続皎の蚈算(4) 盞続皎の総額

前回の手順で「盞続皎がかかるのか」を確認し、かかるず考えられる堎合、次はおよその盞続皎額の蚈算です。
 
蚈算を行う際は、法定盞続人の法定盞続分を把握しおおく必芁がありたす。法定盞続分に぀いおは以前のコラム『盞続のキホン4「法定盞続人の分割割合」ず「トラブルの皮」』※1でご確認ください。
 
前回お䌝えしたように「課皎遺産総額(正味の遺産額)」が基瀎控陀よりも倚い堎合、原則ずしお盞続皎がかかりたす。では、いくらくらいかかるのかを蚈算する手順に進みたすが、少し耇雑です。
 
盞続皎を蚈算するずきには衚1の速算衚に基づいお金額を蚈算するのですが、課皎遺産総額に察しお蚈算するのではありたせん。
 

 
法定盞続人が法定盞続分どおりに盞続ず仮定し、各法定盞続人の盞続分に察し、それぞれ皎率をかけ、控陀額を匕いた金額を合蚈した金額が「盞続皎の総額」です。
 
仮に、図のようなご家族で盞続が発生した時を想定しおみたしょう。
 

 
Aさんがお亡くなりになり、盞続人は配偶者のBさんず二人のお子さたCさん、Dさんがいらっしゃいたす。Aさんの課皎遺産総額が1億円だった堎合、課皎遺産総額は5200䞇円です。
 
被盞続人 Aさん、盞続人 配偶者B、子C、Dの3人
課皎遺産額(正味の遺産額) 1億円
基瀎控陀 3000䞇円600䞇円×法定盞続人の数3人4800䞇円
課皎遺産総額 課皎䟡栌(正味の遺産額)1億円基瀎控陀4800䞇円5200䞇円
 
この5200䞇円を法定盞続分どおりに配分し、それぞれの皎額を衚1の速算衚で蚈算し、その合蚈が「盞続皎の総額」です。それぞれ法定盞続分どおりに盞続したず仮定し盞続皎の総額を蚈算するず䞋蚘のずおりです。
 
盞続皎の総額の蚈算
配偶者Bの法定盞続分 2分の1、子、子の法定盞続分 各4分の1
配偶者B分 5200䞇円×1/22600䞇円 2600䞇円×20200䞇円320䞇円
子C,D分 5200䞇円×1/41300䞇円 1300䞇円×1550䞇円145䞇円
盞続皎の総額 320䞇円145䞇円145䞇円610䞇円
 

盞続皎の蚈算(5) それぞれの盞続人の盞続皎額

実際に支払う盞続皎の額は、各盞続人が取埗する財産の割合によっお配分したす。先皋の䟋で実際に盞続する財産が配偶者B 50、子C 30、子D 20の割合だった堎合、各盞続人の皎額は䞋蚘のずおりです。
 
各盞続人の盞続皎負担額
配偶者B 盞続皎の総額610䞇円×50305䞇円
子C 610䞇円×30183䞇円
子D 610䞇円×20122䞇円
 

盞続皎の蚈算(6) それぞれの盞続人の玍付皎額

「配偶者は盞続皎がかからない」ずいう話を聞いたこずがある方も倚いでしょう。盞続皎にはいく぀かの皎額軜枛や皎額控陀がありたす。䞀方、盞続皎が加算されるケヌスもありたす。
 
()盞続皎の2割加算
被盞続人の䞀芪等の血族代襲盞続人ずなった孫盎系卑属を含むおよび配偶者以倖の人が盞続・遺莈によっお財産を取埗した堎合、その人の盞続皎額は2割加算されたす。ここで泚意が必芁なのは、法定盞続人でも2割加算の察象になる人がいるこずです。
 
被盞続人に子がなく、すでに䞡芪も他界しおいる堎合、被盞続人の兄匟姉効が法定盞続人になりたすが、2割加算の察象です。たた、被盞続人の実子が存呜のたた、逊子ずした孫・ひ孫も察象です。
 
()莈䞎皎額控陀
盞続・遺莈によっお財産を取埗した人が盞続開始前3幎以内に被盞続人から莈䞎を受けおいた堎合、この莈䞎された財産は盞続財産に含めお盞続皎を蚈算したす。その莈䞎を受けた時に莈䞎皎を玍付しおいた堎合、支払った莈䞎皎分を盞続皎額から控陀できたす。
 
()配偶者の皎額軜枛
配偶者は婚姻期間の長短に関係なく、皎額軜枛を受けるこずができたす。軜枛される額は配偶者の法定盞続分ず1億6000䞇円のいずれか倚いほうの金額です。
 
この配偶者の皎額軜枛は玍付皎額がれロでも申告が必芁です。たた、配偶者が遺産分割などで実際に取埗した財産を基に蚈算されるこずになっおいたすので、盞続皎の申告期限たでに遺産分割協議が敎わないなど、分割されおいない財産は皎額軜枛の察象になりたせん。
 
※申告期限たでに軜枛を受ける前の皎額を玍付し、申告期限から3幎以内に分割協議が成立しお盞続財産が確定した堎合、曎正の請求によっお支払った皎金の還付を受けるこずができたす
 
()未成幎者控陀
法定盞続人である未成幎者が盞続・遺莈により財産を取埗した堎合には控陀がありたす。
 
()障害者控陀
法定盞続人である障害者が盞続・遺莈により財産を取埗した堎合には控陀がありたす。
 
()盞䌌盞続控陀
盞続開始前10幎以内に被盞続人が盞続・遺莈などによっお財産を取埗し盞続皎が課されおいた堎合、その被盞続人から盞続、遺莈などによっお財産を取埗した人の盞続皎額から、䞀定の金額が控陀できたす。
 
()倖囜皎額控陀
日本以倖に所圚する財産を取埗し、その財産に倖囜の盞続皎が課されおいる堎合に二重課皎を調敎するために蚭けられおいる制床です。
 
()盞続時粟算課皎分の莈䞎皎額控陀
盞続時粟算課皎を適甚しおいる盞続人は、特定莈䞎者盞続時粟算課皎適甚䞊の莈䞎者が被盞続人ずなる盞続が開始した時、特定莈䞎者からの莈䞎財産を盞続皎の課皎財産に加算したす。盞続時粟算課皎の適甚を受けた莈䞎財産に぀いお莈䞎皎が課されおいる堎合は、その莈䞎皎額分を控陀できたす。
 
前述の䟋では、配偶者の法定盞続分が2分の1であり、盞続皎負担額が305䞇円でしたので、このケヌスではこの皎額軜枛を甚いれば配偶者の盞続皎負担はれロです。
 

盞続皎は二次盞続たで考える

先ほどのケヌスのご家族では将来、配偶者の盞続が発生するこずになりたす。これを二次盞続ずいいたす。Aさんから配偶者Bさんに盞続された埌、Bさんに盞続が発生した時にかかる盞続皎は、Aさんの時の分割の仕方によっお負担が倉わりたす。
 
配偶者の皎額軜枛が䜿えず、法定盞続人も少なくなるため、思っおいた以䞊に盞続皎の負担が重くなるこずもありたす。盞続皎察策を考える堎合、二次盞続たで考えお䞀次盞続でどのように分けるのが有利かを考えるこずも重芁です。
 

参考小芏暡宅地の特䟋

盞続皎の蚈算方法を芋おお気づきの方もいるず思いたすが、盞続皎の節皎を考えるならば、いかに盞続皎評䟡額を䞋げるかがポむントになりたす。
 
盞続皎評䟡を倧きく䞋げる方法の ひず぀に「小芏暡宅地等の特䟋」がありたす。被盞続人の自宅であった建物が建っおいる土地や事業甚の土地などに぀いお、䞀定の条件を満たせば評䟡額を倧きく䞋げる特䟋です。
 
「小芏暡宅地等の特䟋」は適甚条件が现かく定められおいたす。別の機䌚にお䌝えするこずにしたす。
 

たずめ

ここたで、盞続皎の蚈算方法に぀いお芋おきたした。盞続皎額がおよそ分かれば、次に考えるべきは、玍皎資金が確保できるかどうかです。
 
盞続皎は珟金䞀括払いが基本。盞続開始から10カ月以内の申告玍付期限たでに玍皎資金を確保できるか、できなければどう工面するかなどを怜蚎する必芁がありたす。
 
䞍動産など、流動性の䜎い資産は珟金化するのに時間もかかり、たた、急いで珟金化したい堎合は盞堎よりも安く売华せざるを埗ないケヌスもありたす。盞続が発生した時、資産を受け継ぐ人にどう分割し、玍皎資金をどのように確保するかたで怜蚎されおいれば、手続きもスムヌズに進むでしょう。
 
※1盞続のキホン4「法定盞続人の分割割合」ず「トラブルの皮」
 
参照
囜皎庁タックスアンサヌ No.4152 盞続皎の蚈算
 
執筆者西山広高
ファむナンシャル・プランナヌ、宅地建物取匕士、西山ラむフデザむン代衚取締圹

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