更新日: 2021.12.17 その他保険

保険の見直しをしたいけれど、どこから手をつければいいの? まずはチェックしたいポイントとは

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 / 監修 : 新井智美

保険の見直しをしたいけれど、どこから手をつければいいの? まずはチェックしたいポイントとは
保険料を節約するため、万が一に備えるため、保険の見直しを進めたいと考えていませんか。保険の見直しは頻繁に行うものではないため、どこから手をつければよいかわからない方もいるでしょう。保険を見直す基本のポイントは、保険金と保険料と保障期間の3点です。
 
この記事では、保険の見直しでチェックしたいポイントを解説しています。
FINANCIAL FIELD編集部

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新井智美

監修:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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チェックポイント1:保険金額に過不足はないか

保険を見直すときに最初にチェックしたいのが、保険事故(保険金が支払われる状況が発生する事態)が起きたときに受けられる保険金額です。保険金額が必要額に対して不足していると、万が一に備えられません。反対に、必要額に対して多すぎると、保険料を無駄にしてしまう恐れがあります。まずは、保険金額に過不足がないことを確かめましょう。
 
例えば、生命保険における必要保障額の目安は、被保険者(ここでは世帯主を想定)が亡くなってから発生する支出の総額から被保険者が亡くなってから発生する収入などの見込み額を差し引くことで求められます。
 
一般的な支出として挙げられるのが末子の独立までにかかる生活費(現在の生活費の7割程度が目安)・末子の独立後にかかる配偶者の生活費(現在の生活費の5割程度が目安)・教育費・住居費・葬儀費など、一般的な収入などとして挙げられるのが遺族年金・死亡退職金・預貯金・労働による収入などです。
 
これらの差額が、生命保険における必要保障額の目安になります。必要保障額を求めてから、保険金額に過不足がないことを確かめましょう。
 

チェックポイント2:保険料に無理はないか

保険金額の設定が適切でも、保険料が高すぎると家計に大きな負担を与えてしまいます。保険料支払いの継続が難しくなり、保険を失効させてしまうと、万が一のときに保障を受けられないため注意が必要です。したがって、保険料も保険の見直し時にチェックしたいポイントとして挙げられます。
 
保険料はさまざまな方法で引き下げることができます。例えば、保険料払込期間を長くすれば、保障内容を変えずに保険料を抑えられます。ただし、保険料を当初の想定よりも長く払い続けなければならない点に注意が必要です。もちろん、加入する保険そのものを見直すことも有効です。
 
例えば、保障が一生涯続く終身保険よりも定期保険のほうが保険料は安くなります。ただし、保障を継続するため、定期的な更新が必要です。保険料は更新のたびに高くなります。また、基本的に掛け捨てになる点も押さえておかなければなりません。
 
生命保険に加入していてこのような点が気になる場合は、一般的な終身保険よりも保険料払込期間中の解約返戻金を低く設定することで保険料を抑えた低解約返戻金型終身保険などを検討するとよいでしょう。
 

チェックポイント3:保障期間は適切か

保険を見直すときは、保障期間の設定にも注意が必要です。保障期間は、ライフプランやライフステージに合わせて設定します。必要なときに保障を受けられないときや必要以上に保障が続くときは、保障期間を変更しましょう。万が一に備えられないことや保険料を無駄にすることがあるからです。
 
子育て期間中など、一定期間中だけ死亡保障を手厚くしたい場合は、定期保険特約付終身保険を検討するとよいでしょう。終身保険に定期保険特約を組み合わせているため、定期保険特約の契約期間中は死亡保障が手厚くなります。ライフステージによって必要な保障額が異なる場合もスマートに対応できます。
 
ちなみに、定期保険特約付終身保険は、定期保険特約の契約期間を終身保険の保険料払込期間と合わせた全期型と定期保険特約の契約期間を終身保険の保険料払込期間よりも短くした更新型にわかれます。全期型の保険料は、払い込み満了までかわりません。更新型の保険料は、更新時の年齢をもとに算出されます。
 

保険の見直しを進めましょう

保険を見直すことで、ライフステージに応じた保障内容に変更することや保険料の無駄を省くことができます。保険を見直す基本のチェックポイントは、保険金額・保険料・保障期間の3点です。これらを意識すれば、現在の状況に合わせて保険を見直しやすくなります。より本格的に見直しを進めたい場合は、保険の専門家に相談してもよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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