何歳まで生命保険に加入できる?

配信日: 2022.03.30 更新日: 2022.03.31

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何歳まで生命保険に加入できる?
生命保険は、年齢が上がるにつれて加入条件が厳しくなるとは漠然と感じてはいるものの、具体的には何歳まで生命保険に加入できるのか、詳しく知っている方は案外多くないのではないでしょうか。
 
そこで今回は、生命保険に加入できる年齢について、また生命保険の年齢別加入率についてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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新井智美

監修:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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生命保険に加入できる年齢と、加入できる保険の種類

生命保険に加入できる年齢は、保険会社や生命保険の種類によって異なります。
 
一般的な生命保険会社の終身保険では、加入上限年齢を65歳~75歳を目安にしている場合が多いようですが、保険会社によっては80歳以上でも加入できるケースもあります。
 
また、保険の種類によっても、加入上限年齢が異なります。
 
最も高齢で加入できる生命保険の種類としては、一時払い終身保険があります。一般的な保険会社でも一時払い終身保険を設定しているならば、90歳で加入できるというケースも珍しくはありません。
 
一時払い終身保険とは、契約時に全ての保険料を一回で支払う生命保険のことです。一回払いであるために、月ごとに支払う生命保険料と比較して、安く設定している傾向があります。
 
ただし、通常であれば20~30年かけて支払う保険料をいちどきに支払うことになるので、契約時にはまとまった金額が必要となる保険です。
 
そして一時払い終身保険のデメリットは、いちどきに支払う保険料であるために、保険料の控除適用期間が契約した1年のみに限定されてしまうということ。そのほかにも、契約して間もなく解約した場合、元本割れしてしまう可能性があるということも、デメリットといえます。
 
そのほかに、保険会社によっては「無選択型保険」という生命保険を設けています。無選択型保険とは、健康状態の告知や医師の証明がなくても加入できる生命保険のことです。
 
生命保険に加入する際には、過去の疾病歴や既往症を告知しなくてはいけません。一般的には年齢が上がるにつれ、過去の疾病歴や既往症も比例して増加していくので、加入年齢の上限内であったとしても、加入が困難になる可能性が高くなっていきます。
 
無選択型保険は健康状態を問わずに加入でき点がメリット。その反面、一般的な生命保険と比較して、保険料が高く設定してあるケースが多くみられます。
 
そして一般的に、加入年齢が上がるにつれて保険料も上がっていきます。加入できたとしても、料金は若年者とは大きく異なるということを知っておきましょう。
 

生命保険の年齢別加入率

令和元年度実施の生命保険文化センターの調査によると、生命保険に加入している男性の割合は81.1%、女性は82.9%となっています。平均では82%です。
 
年齢別にみてみると、20代の男性は58.5%、女性は59.9%となります。30代の場合、男性は82.4%で女性は82.8%です。40代では、男性が91%、女性が89%となっています。50代男性は86.1%、女性では87.3%です。60代は男性が82.9%、女性が84.5%となります。
 
多くの人のライフステージにおいて、生命保険に加入するきっかけとなるのは、結婚や出産です。そのため30代を迎えると、生命保険に加入する割合が急激にアップしています。また、全年齢共に、女性の割合が若干高くなっているという特徴があります。
 

生命保険に加入できる年齢上限は保険会社や種類によって異なる

生命保険に加入できる年齢上限は保険会社や種類によって異なります。一般的な生命保険の場合には、75歳を目安に考えるとよいでしょう。
 
ただし一時払い終身保険を利用すれば、90歳でも加入できるケースは少なくはありません。
 
今は保険会社によって条件や保険の種類も多岐にわたっているので、まずは幾つかの保険会社に相談してみることをおすすめします。
 
出典
公益財団法人生命保険文化センター リスクに備えるための生活設計
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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