更新日: 2022.04.25 その他保険

高齢になってから保険に入ると高いって本当? 若いうちから加入しておいたほうがいい?

高齢になってから保険に入ると高いって本当? 若いうちから加入しておいたほうがいい?
高齢になってから生命保険に加入すると、保険料が高くなると聞いたことはありませんか? 結論からいえば、生命保険は高齢になって加入すると保険料が高くなります。
 
本記事では高齢から入る場合と若いうちに入る場合の保険料を比較し、生命保険に加入する上で何歳で加入した方がよいのかをご紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

高齢になってからの保険加入は保険料が高くなる

高齢になってから生命保険に加入する場合、保険料が高くなることは冒頭にお伝えしました。生命保険の保険料が高くなる理由は、年齢を基準として決めているためです。
 
高齢の方は若い方よりも病気などのリスクが高まります。生命保険の仕組み上、保険料を負担してリスクに備えることから、高齢になると保険料が高くなってしまいます。
 

・定期保険の年齢別保険料

ライフネット生命保険株式会社では「保険料シミュレーション」として簡単に見積もりを算出することが可能です。保険料シミュレーションから年齢別に定期保険の月額保険料を比較してみましょう。なお保険金額は1000万円、保険期間と保険料払込期間を10年と設定しています。
 

男性 女性
20歳 920円 547円
30歳 1068円 846円
40歳 1925円 1463円
50歳 4217円 2686円
60歳 9740円 4768円
70歳 2万5834円 1万2438円

 
定期保険の保険料を見ると、おおよそ年齢別に保険料が2倍以上になっていくのがわかります。とくに60歳以降になると病気などのリスクが高まることから保険料が上がってしまいます。
 

・医療保険の年齢別保険料

先述のライフネット生命保険株式会社の保険料シミュレーションを使って医療保険の月額保険料を比較してみましょう。なお入院給付金日額は5000円、保険期間と保険料払込期間を終身で設定しています。
 

男性 女性
20歳 1199円 1369円
30歳 1578円 1701円
40歳 2121円 2034円
50歳 2892円 2577円
60歳 3923円 3363円
70歳 5266円 4435円

 
医療保険の保険料を見ると、定期保険ほど大幅に保険料は上がらないものの年齢ごとに確実に上がっていくことがわかります。
 

生命保険の加入率は30代から増える

生命保険の加入は結婚や第1子の誕生などのライフイベントで加入を検討する方が多いです。実際に生命保険文化センター「令和元年度生活保障に関する調査 生命保険の加入状況」から生命保険の年代別加入率を見ていきましょう。
 

男性 女性
20歳 58.5% 59.9%
30歳 82.4% 82.8%
40歳 91.0% 89.0%
50歳 86.1% 87.3%
60歳 82.9% 84.5%

 
生命保険の加入率を見ると、20代が6割弱だったものが30代になると8割以上になります。
 

まとめ

高齢になってから生命保険に加入すると保険料が高くなることや、生命保険の加入率において30代が多いことがわかったと思います。
 
生命保険への加入は、年齢が若いうちほど保険料が安くなるため早い時期におすすめします。また結婚や第1子の誕生などのライフイベントに応じて、生命保険に加入したり、今まで加入していたプランの見直しを行うのがよいでしょう。
 
出典
ライフネット生命保険株式会社 保険料シミュレーション
生命保険文化センター 令和元年度生活保障に関する調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集