本記事では高齢から入る場合と若いうちに入る場合の保険料を比較し、生命保険に加入する上で何歳で加入した方がよいのかをご紹介していきます。
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高齢になってからの保険加入は保険料が高くなる
高齢になってから生命保険に加入する場合、保険料が高くなることは冒頭にお伝えしました。生命保険の保険料が高くなる理由は、年齢を基準として決めているためです。
高齢の方は若い方よりも病気などのリスクが高まります。生命保険の仕組み上、保険料を負担してリスクに備えることから、高齢になると保険料が高くなってしまいます。
・定期保険の年齢別保険料
ライフネット生命保険株式会社では「保険料シミュレーション」として簡単に見積もりを算出することが可能です。保険料シミュレーションから年齢別に定期保険の月額保険料を比較してみましょう。なお保険金額は1000万円、保険期間と保険料払込期間を10年と設定しています。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
20歳 | 920円 | 547円 |
30歳 | 1068円 | 846円 |
40歳 | 1925円 | 1463円 |
50歳 | 4217円 | 2686円 |
60歳 | 9740円 | 4768円 |
70歳 | 2万5834円 | 1万2438円 |
定期保険の保険料を見ると、おおよそ年齢別に保険料が2倍以上になっていくのがわかります。とくに60歳以降になると病気などのリスクが高まることから保険料が上がってしまいます。
・医療保険の年齢別保険料
先述のライフネット生命保険株式会社の保険料シミュレーションを使って医療保険の月額保険料を比較してみましょう。なお入院給付金日額は5000円、保険期間と保険料払込期間を終身で設定しています。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
20歳 | 1199円 | 1369円 |
30歳 | 1578円 | 1701円 |
40歳 | 2121円 | 2034円 |
50歳 | 2892円 | 2577円 |
60歳 | 3923円 | 3363円 |
70歳 | 5266円 | 4435円 |
医療保険の保険料を見ると、定期保険ほど大幅に保険料は上がらないものの年齢ごとに確実に上がっていくことがわかります。
生命保険の加入率は30代から増える
生命保険の加入は結婚や第1子の誕生などのライフイベントで加入を検討する方が多いです。実際に生命保険文化センター「令和元年度生活保障に関する調査 生命保険の加入状況」から生命保険の年代別加入率を見ていきましょう。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
20歳 | 58.5% | 59.9% |
30歳 | 82.4% | 82.8% |
40歳 | 91.0% | 89.0% |
50歳 | 86.1% | 87.3% |
60歳 | 82.9% | 84.5% |
生命保険の加入率を見ると、20代が6割弱だったものが30代になると8割以上になります。
まとめ
高齢になってから生命保険に加入すると保険料が高くなることや、生命保険の加入率において30代が多いことがわかったと思います。
生命保険への加入は、年齢が若いうちほど保険料が安くなるため早い時期におすすめします。また結婚や第1子の誕生などのライフイベントに応じて、生命保険に加入したり、今まで加入していたプランの見直しを行うのがよいでしょう。
出典
ライフネット生命保険株式会社 保険料シミュレーション
生命保険文化センター 令和元年度生活保障に関する調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部