ほったらかしにしている生命保険。見直した方がいいタイミングはいつ?

配信日: 2022.06.28

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ほったらかしにしている生命保険。見直した方がいいタイミングはいつ?
一応、将来を考えて生命保険に加入しているものの、内容を見直すべきタイミングが分からない。そういった声を耳にすることがあります。
 
加入後、長年ほったらかしになっている生命保険を見直すべきタイミングの具体例を紹介していきます。

柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

生命保険に加入してほったらかしにするのは避けるべき

生命保険に加入したまま長年ほったらかしというのは危険な状態といえます。
 
生命保険最大の役割は、けがや病気など、万が一の事故が起こった際における経済的な支えにあります。生命保険加入時においては最適な保障内容であったとしても、年齢や収入、家族構成など少しでも当時と変わったところがあれば、現在においては最適な内容とはいい難いことも多いです。
 
最適でない生命保険に加入していては、生命保険の役割を十分に機能させることはできません。それどころか、無駄な保険料を支出しているということも十分にあり得ます。
 
そのため、生命保険は定期的に見直しを行うべき必要があるのです。
 

生命保険を見直すタイミングは?

生命保険を見直すタイミングは主に人生のライフステージが変わったときにあります。具体的には、次のようなイベントを迎えるタイミングで見直すのが最適です。
 

結婚したとき

独身時代は生命保険について、「せめて自分の葬式代だけでも」といったように、最低限の金額でしか加入していないという方も多くいらっしゃいます。
 
その点、結婚は最初に保険の見直しを考えるのにうってつけのタイミングです。
 
夫婦正社員で共働き、子どもが生まれた後もそれを続ける場合であれば、さほど大きな金額は必要ないかもしれませんが、どちらかが専業であったり、パート・アルバイトという場合は、特に見直しが重要です。
 

子どもが生まれたとき

子どもの養育には大きな金額が必要となります。特に、大学進学が珍しくはない現代においては、子どもの人生のためにも生命保険の存在は非常に大きなものです。
 
子どもが生まれるときにおいては、生命保険の見直しは必須となります。
 

働き方を変えたとき

今や転職と独立は珍しいものではなく、正社員から自営業やフリーランスの道を歩んだり、逆に事業を廃止して正社員として働くようになったりと、長い人生で働き方を変える方も少なくありません。
 
そういった働き方を変えるタイミングも、生命保険の見直しをするべきタイミングです。自分で国民健康保険などへ加入しなければならない自営業やフリーランスは、病気やけがにおける保障が、勤務先を通じて厚生年金や健康保険に加入できる正社員に比べて手薄になっているからです。
 
特に、正社員から独立して自営業者やフリーランスとなった場合は、先を見据えて生命保険の見直しを十分に行うべきです。
 

子どもの就職

子どもが就職してしまえば、親としての子どもへの経済的な支援は1つの節目を迎えます。
 
これまでのように学費と生活費にと、多くのお金を要することがなくなります。必要な保障が小さくなる分、保険の見直しも必要となってくるというわけです。
 

保険の更新時期

更新型の保険に加入している場合、保険の更新時期も見直しに良い時期です。意外と年数が経過していると大きなライフイベントがなくとも、自身や周囲に変化が起きていて見直しが必要ということも多いです。
 

生命保険は定期的な見直しの実施を

生命保険は結婚や子どもの就職といった人生のライフステージごとに、そして、自身や周囲を取り巻く環境の変化に応じて、見直しておくことが必要になります。
 
最適でない内容の生命保険は、万が一の際に期待する保障を受けられないばかりでなく、保険料が無駄な支出となっていることすらあります。
 
生命保険は、加入後も定期的に見直しを実施するようにしてください。その際は適宜FPに相談すると、より効果的に見直しが実施できます。
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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