更新日: 2022.07.03 その他保険

生活のなかで役立つケースが多い「傷害保険」ってなに? どんな種類がある?

執筆者 : 高橋庸夫

生活のなかで役立つケースが多い「傷害保険」ってなに? どんな種類がある?
「傷害保険」と聞くと、けがをしたときに使う保険だと真っ先に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
 
傷害保険とは、「偶然の事故」によるけがなどの損害を補償する保険です。そして、傷害保険のなかにもいくつかの代表的な商品があるため、必要に応じて商品を選択することで、実際の生活のなかで起こり得る偶然の事故に効率よく備えることができます。

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高橋庸夫

執筆者:高橋庸夫(たかはし つねお)

ファイナンシャル・プランナー

住宅ローンアドバイザー ,宅地建物取引士, マンション管理士, 防災士
サラリーマン生活24年、その間10回以上の転勤を経験し、全国各所に居住。早期退職後は、新たな知識習得に貪欲に努めるとともに、自らが経験した「サラリーマンの退職、住宅ローン、子育て教育、資産運用」などの実体験をベースとして、個別相談、セミナー講師など精力的に活動。また、マンション管理士として管理組合運営や役員やマンション居住者への支援を実施。妻と長女と犬1匹。

傷害保険の特徴

「傷害保険」とは、物ではなく、人に対する補償を対象とする保険です。
 
同じく人を対象とする保険として「生命保険」がありますが、生命保険は病気やけがによる死亡や入院などを補償する保険です。両者の違いは、傷害保険は偶然の事故によるけがなどを補償するため、病気による死亡や入院は補償の対象外となる点です。
 
それでは、「偶然の事故」にはどのようなものが含まれるのでしょうか? この判断には「急激」「偶然」「外来」という傷害保険の3要件という基準が用いられ、これら3つのすべてを満たすことによる偶然の事故が対象となります。
 
そのため、そのけがが交通事故や旅行中をはじめ、自宅内、スポーツ中、さらには仕事中によるものであっても、3つの要件を満たす場合には傷害保険の対象となります。ただし、故意(自殺含む)、けんか(闘争行為)、飲酒運転、地震によるものなど対象とならないケースがあります。詳しくは、それぞれの保険商品の免責事項を確認してください。
 
また、一般的に生命保険や医療保険などは加入年齢によって保険料が高くなりますが、傷害保険の場合は加入年齢によって保険料が変わることはなく、基本的には健康状態によって加入を断られることもありません。
 
ただし、年齢やほかの傷害保険の契約状況によっては保険金額や補償範囲について制限を受けたり、加入できなかったりするケースがあるほか、保険加入者の職業(仕事の危険度)に応じて保険料(職種級別)が変わる仕組みとなっています。
 

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傷害保険の主な種類

傷害保険には、それぞれの用途や目的に応じていくつかの種類があります。
 

(1)普通傷害保険

家庭内、仕事中、旅行中、通勤や通学途中など、日常生活のなかの傷害に対して保険金が支払われる保険です。傷害の発生場所は、国内外を問いません。また、補償の対象となる範囲を家族まで広げた商品を家族傷害保険といいます。
 

(2)交通事故傷害保険

普通傷害保険の補償内容を限定し、主に交通事故による傷害に対して幅広く補償する商品です。一般的には、普通傷害保険より保険料が安く設定されています。
 
また、交通事故の補償対象となる乗り物の範囲は広く、電車・自動車・自転車・モノレール・飛行機・船・エレベーター・エスカレーター・ベビーカーなどが該当します。また、駅構内での傷害や通行中の落下物による傷害、建物や乗り物の火災による傷害なども対象となります。
 

(3)国内旅行傷害保険、海外旅行傷害保険

旅行傷害保険は、旅行を目的に家を出発してから帰宅するまでの傷害、賠償責任、携行品の損害などを補償する保険です。
 
国内旅行傷害保険の補償内容は、普通傷害保険とほぼ同じとなっていますが、遭難時などの捜索費用や留守宅の盗難に備える特約を付保できるものがあります。また、細菌性の食中毒にも対応しています。
 
海外旅行傷害保険は、細菌性の食中毒や地震、津波など自然災害によるけがにも対応しており、海外での病気や旅行キャンセル費用も補償対象とされることが特徴となっています。
 

(4)レジャー・スポーツ保険

特定のレジャーやスポーツ中に発生した事故によって、他人を死傷させたり、他人の持ち物などに損害を与えたりした場合などに補償する商品です。例えば、「ゴルファー保険」や「スキー・スノーボード保険」などが有名でしょう。
 

まとめ

傷害保険を広くとらえると、ほかにも「ストーカー保険」や「イベント保険」など、さまざまな商品が各社より販売されています。
 
傷害保険に加入する際の注意点としては、すでに加入済みの保険と補償内容が重複して、過剰な加入にならないようにすることが重要です。加入している生命保険や医療保険、損害保険などの付保内容とともに、クレジットカードなどに付帯する補償内容もチェックするようにしましょう。
 
執筆者:高橋庸夫
ファイナンシャル・プランナー

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