更新日: 2022.07.27 その他保険
30代で1人暮らし。貯蓄型保険を選ぶなら、チェックポイントはなに?
そこで本記事では、30代で1人暮らしの人が貯蓄型保険へ加入する際のポイントを解説します。保障や将来の貯蓄として、貯蓄型保険を有効活用できるよう参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ファイナンシャル・プランナー
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目次
貯蓄型保険とは
もしものときに備えられる生命保険は、大きく2つに分類すると「貯蓄型保険」と「掛け捨て型」に分けられます。それでは、それぞれの違いについて、下記を見ていきましょう。
●保険料が高い
●満期や解約時にお金を受け取れる
●保険料が安い
●基本的に満期や解約時にお金を受け取れない
それぞれ一般的な保険商品の特徴ですが、掛け捨て型保険でも将来お金を受け取れるケースはあります。しかし、基本的には上記の特徴が当てはまるでしょう。
貯蓄型保険は保険料が高いものの、保険の契約期間が満期や解約時にお金を受け取れる点が特徴です。いざというときの保障のみならず、将来に備えられる保険だといえます。ただし、一時払終身保険の場合、早期に解約すると解約返戻金が払込保険料を下回ることがあるので、注意が必要です。
30代1人暮らしで貯蓄型保険を選ぶ際のチェックポイント
30代で1人暮らしの人が貯蓄型保険に加入する場合、どのようなポイントに気を付けるとよいでしょうか。貯蓄型保険にはさまざまなプランや保険内容があり、いずれも保険料が高い傾向にあります。自分に必要なプランを選ばないと、払込保険料が無駄になる恐れも考えられます。下記のチェックポイントを確認し、自分に合った貯蓄型保険に加入しましょう。
保険のプラン内容を確認する
貯蓄型保険は、契約内容や経過年数によって将来受け取れる金額が変わるものです。例えば、早期に解約すると解約払戻金が払込保険料よりも少額になるケースもあります。そこで、受け取れる金額や期間など、事前に保険のプラン内容を確認しておきましょう。
30代1人暮らしに向いている貯蓄型保険
貯蓄型保険には、死亡保険(終身保険)・介護保険・学資保険などがあります。30代で1人暮らしの場合は、現在のところ子どもの学費に備えられる学資保険に加入する必要がありません。
また、保険金を受け取る家族(配偶者と二親等内の血族)がいない場合、死亡保険への加入は不向きです。病気になったときの出費に備えたり老後資金を用意したりしておきたい場合は、養老保険や介護保険への加入が向いているでしょう。
30代1人暮らしで貯蓄型保険に加入する際の注意点
貯蓄型保険にはメリットばかりではなくデメリットもあります。加入前に確認すべき注意点を把握して、納得してから加入するとよいでしょう。ここでは、気を付けておきたい注意点と、貯蓄型保険が向いている人について解説します。
貯蓄型保険で貯めたお金は自由に引き出せない
貯蓄型保険で貯まったお金は、銀行と違って自由に引き出せません。どうしてもお金が必要だからといって契約途中で解約してしまうと、払込保険料よりも受け取る金額が少なくなる場合があります。自分の貯金が少ないなど手持ちのお金がない場合は、急な出費に対応できないでしょう。
自身で投資している場合は掛け捨て保険も可
上記で述べたとおり、貯蓄型保険の保険料は高いのがデメリットです。そこで、自分で投資など資産運用をしている人は、比較的保険料の安い掛け捨て型保険への加入がおすすめです。
保険料による出費を投資に回すことで、資産を増やせる可能性が増えます。しかし、投資の知識がない人や運用で資産を増やす自信がない人などは、貯蓄型保険の利用が向いているでしょう。
30代1人暮らしで貯蓄型保険に加入する際はライフプランを確認しよう
30代の1人暮らしで貯蓄型保険への加入を検討する際は、自分に必要な保障や将来受け取れる金額を把握してから加入するとよいでしょう。
30代で1人暮らしの場合、学資保険は不要で、死亡保険は不向きです。30代は転職・独立、結婚・出産、マイホーム購入などライフステージが変わる年代であり、病気やけがのリスクも20代の頃より上がります。
このように、貯蓄型保険の加入を検討している方は、ご自身のライフプランと照らし合わせて適切な貯蓄型保険を選びましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:高橋庸夫
ファイナンシャル・プランナー