「掛け捨て保険はもったいない」と親に言われました。貯蓄型の方が良いのでしょうか?
配信日: 2022.07.28
そこで今回は、それぞれの保険の違いや、向いている人について解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
貯蓄型保険とは? メリット・デメリットと具体的な種類を紹介
貯蓄型保険は死亡したときなどに保険金を受け取れるという万一の保障があるだけではなく、貯蓄性を備えているのが特徴です。例えば、保険期間が満了したときに生存していれば満期保険金を受け取れたり、途中で解約したら解約返戻金が返ってきたりするなど、支払った保険料が無駄になりません。そのため、資産形成の1つとして活用できるメリットがあります。
ただし、満期保険金や解約返戻金の金額は加入期間や保険契約の内容によって異なり、早期に解約すると払い込んだ保険料の総額を大きく下回ることもあり得ます。また、一般的に保険料は高めに設定されているため、支払いに無理のない保障額を選ぶなど、契約時には注意も必要です。
貯蓄型保険の種類としては、一生涯の保障があり、被保険者が亡くなったときや高度障害状態になったときに保険金が支払われる「終身保険」が挙げられます。保険期間中に亡くなったときは死亡保険金、満期時に生存していれば満期保険金が支払われる「養老保険」や、「個人年金」、「学資保険」なども貯蓄型保険の具体例です。
掛け捨て保険とは? メリット・デメリットと具体的な種類を紹介
「定期保険」のように保障が一定期間だけに限定されている保険は、掛け捨て保険になっていることがほとんどです。また、入院や手術に備える「医療保険」や、がんに特化した「がん保険」なども、一般的には掛け捨て保険になっています。
掛け捨て保険では、支払った保険料が貯蓄型保険のように満期保険金や解約返戻金として返ってくることはありません。契約期間中に病気やけがで入院・手術になれば給付金が支払われ、期間を満了したら保障はなくなります。ただし保険料が低めに設定されている点は、掛け捨て保険の大きなメリットです。
貯蓄型保険と掛け捨て保険はどちらを選べばいい?
ここでは、それぞれの保険にどんな人が向いているのかを説明します。
・掛け捨て保険が向いている人
支出を抑えながら、できるだけ手厚い保障を受けたい人には掛け捨て保険が向いています。例えば、子どもがまだ幼い人の場合、親である自分が死亡したり高度障害状態になってしまうと大変です。
かといって子育てにもお金がかかるため、支出はできるだけ抑えたいところでしょう。そのようなケースでは、手頃な保険料で収入が途絶えるリスクに備えられるメリットがあります。
また、生命保険や入院保険、がん保険など、リスクに対し、出費を抑えて備えられることを合理的だと考える人にも向いています。保険に貯蓄性を求めなくても必要な資金はほかで賄えるという人の場合も、低めの保険料で備えられる掛け捨て保険は無駄がなく、おすすめです。
・貯蓄型保険が向いている人
ライフイベントへの資金準備として貯蓄したい人には、目的がはっきりしている学資保険や個人年金などがおすすめです。また、一生涯続く保障が欲しい人や、死亡したときの保障と同時に貯蓄もしておきたい人も貯蓄型保険が向いています。
自分や家族にとって最適な保険を選ぼう!
掛け捨て保険と貯蓄型保険にはそれぞれメリットがあればデメリットもあり、一概にどちらが優れているとはいえません。本人や家族の置かれた状況やライフステージによって、どちらの保険が適しているのかは違ってきます。保険は万一の状況に陥ったとき、力強い味方にもなってくれます。なにを優先したいのかをよく考え、最適な保険を選ぶようにしましょう。
出典
ライフネット生命 生命保険の選び方のコツ!
楽天生命 貯蓄型保険vs掛け捨て型保険!メリット・デメリットを徹底比較
保険の第一歩 死亡保険は掛け捨て型と貯蓄型のどちらを選ぶ?特徴と選び方を解説
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部