更新日: 2023.03.11 その他保険
海外旅行に行く予定。「旅行保険」はクレジットカードに付いている保険で大丈夫?
旅行保険は、旅先でのけがや病気などのトラブルが発生したときに、心強い味方となってくれます。海外旅行保険がついているクレジットカードは多いですが、付帯する保険で十分なのか、気になるところです。
本記事では、クレジットカードに付いている海外旅行保険の特徴や利用時の注意点を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
クレジットカード付帯の海外旅行保険が必要になるシーン
クレジットカードに付いている海外旅行保険は、海外旅行先で起こったトラブルの補償に役立ちます。しかし、これまで運よく旅行先で大したトラブルに遭遇したことがないと、どんな状況で海外旅行保険が必要になるのかイメージしにくいでしょう。
本項では、クレジットカードに付いている海外旅行保険が必要になるシーンについて解説します。
けがや病気
海外旅行先で、急な病気やけがに見舞われてしまい、病院で受診あるいは入院をすると、日本の健康保険の対象外です。そのため、高額な医療費を負担する羽目になることもあります。
しかし、海外旅行保険に入っていれば、そういったトラブルによる損害をカバーできます。
荷物の破損
スーツケースや、せっかく現地で買った商品が、持って帰るまでの間に壊れてしまう場合もあるでしょう。
クレジットカード付帯の海外旅行保険が荷物の破損を補償するタイプなら、自己負担分を差し引いた損害額を補償してもらえます。
荷物の遅延
航空会社に預けた手荷物が遅延してしまうと、衣類などを購入しなければならないことがあります。
クレジットカード付帯の海外旅行保険に寄託手荷物遅延の補償が含まれているなら、一定額の補償を受けられることがありますので確認してみてください。
荷物の盗難
クレジットカード付帯の旅行保険では、荷物の損害も補償の対象となることがあります。「携行品損害」が補償項目に含まれていれば、盗難や紛失などの偶然な事故によって損害を受けた荷物の損害を補償してもらえます。
航空便の遅延・欠航・乗り継ぎ遅延
航空便の遅延や欠航によって宿泊費や交通費などの自己負担費用が発生すると、手痛い出費となってしまいます。クレジットカード付帯の海外旅行保険で補償される場合がありますので、確認してみてください。
クレジットカード海外旅行保険を利用する際の4つの注意点
海外旅行保険が付帯サービスとなっているクレジットカードは多く、海外旅行でクレジットカードの付帯保険を利用することは一般的な選択肢のひとつです。
しかし、クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する際には注意が必要な点がありますので、海外旅行を手配する前に確認しましょう。
付帯条件を確認する
クレジットカード付帯の海外旅行保険には、自動付帯と利用付帯の2種類があります。自動付帯であれば事前手続きは必要ありませんが、利用付帯の場合、旅行代金などの支払いにクレジットカードを使うことが旅行保険の適用条件です。
海外旅行に申し込む前に、クレジットカードの規約を確認しましょう。
クレジットカードによって補償内容が異なる
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、カード会社によって補償内容や適用条件が異なります。補償内容は十分かどうか、適用条件、自己負担の範囲など、手持ちのクレジットカード全てについて確認してみるとよいでしょう。
補償内容が不十分なら必要な部分のみ追加するのがおすすめ
クレジットカード付帯の海外旅行保険の内容が不十分であっても、一般的な海外旅行保険に入り直す必要はありません。
部分的に加入できる海外旅行保険がありますので、活用しましょう。インターネットや空港のカウンターなどで損害保険会社に申し込めます。
家族の補償内容を確認する
クレジットカードに付帯する海外旅行保険は、家族も補償の対象になる場合があります。しかし、カード会社によって補償範囲・金額が異なりますので、家族の補償内容を確認しましょう。
また、家族が海外旅行保険の対象外であっても、家族特約で対応できないか、家族カードの発行で対応できないかなども確認してみるとよいでしょう。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険の内容は出発前に確認! 必要なら部分的に追加しましょう
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、旅行前にしっかりと内容を確認することが大切です。クレジットカードによって補償範囲が異なりますので、自分や家族が実際に必要とする補償内容に合わせて、必要であれば追加で加入しましょう。
補償額や補償内容などを確認し、必要な補償を追加することで、万が一のトラブルに備えながら旅行を楽しめます。クレジットカードの海外旅行保険を上手に利用して、快適に旅行を楽しんでください。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部