更新日: 2023.04.27 生命保険
【20~30代の生命保険】加入率と支払保険料、おすすめの保険の種類は?
本記事では、20~30代の生命保険加入率や支払っている生命保険料について解説します。生命保険に加入すべきか迷っている人は、自分に合った内容の生命保険に加入する際の参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
20~30代の生命保険加入率と保険料
20~30代で、生命保険に加入する人は多くいます。「若いから生命保険に加入する必要はない」と思っていても、周囲の同年代の人がすでに生命保険に加入したとの話を聞いて焦ることもあるでしょう。
本項では、20~30代の生命保険加入率をみていきます。また、20~30代がどれくらいの生命保険料を支払っているのかについても把握しましょう。
20~30代の生命保険加入率
公益財団法人生命保険文化センターが調査した「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、令和3年時点での20~30代の生命保険加入率は、図表1のとおりです。
図表1
年齢 | 生命保険加入率 |
---|---|
29歳以下 | 70.2% |
30〜34歳 | 90.7% |
35〜39歳 | 89.4% |
出典:公益財団法人生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」より筆者作成
20~30代であっても、多くの人が生命保険に加入していると分かります。
20~30代が支払う生命保険料
同じ調査をもとに、20~30代が毎月どれくらい生命保険料を支払っているのか、図表2をみてみましょう。
図表2
年齢 | 生命保険料(月額) |
---|---|
29歳以下 | 1万7916円 |
30〜34歳 | 2万1833円 |
35〜39歳 | 3万1833円 |
出典:公益財団法人生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」より筆者作成
年齢を重ねるにつれ、毎月の生命保険料の支払いが増えると分かります。
生命保険は20~30代で加入したほうがよい?
20~30代では、7~9割と多くの人が生命保険に加入しています。早めに生命保険に加入することで、以下のようなメリットがあるでしょう。
●生命保険料が安く済む
●加入できる保険の種類が多い
20~30代は、一般的に病気にかかるリスクは40代以降と比べて低いため、生命保険料が安い傾向です。契約時の年齢で生命保険料は計算されるため、年齢を重ねても保険料が上がりにくい保険もあり、費用の面でメリットが多いといえます。
まだ病気を患ったことがない場合、加入できる保険の種類が多くなる点も見逃せません。生命保険は、加入時に既往歴を告知する義務があります。病気をしてから生命保険に加入しようとすると、加入できる保険が限定されたり保険料が高い保険しかなかったりするでしょう。
20~30代におすすめの生命保険の選び方
20~30代で生命保険に加入する場合、適した保険を選ばなくてはなりません。ライフプランによって、必要な契約内容の保険に加入しましょう。
本項では、20~30代におすすめの生命保険の選び方について解説します。ライフステージに合わせて加入すべき生命保険を知ることで、自分に合った保障を受けられるでしょう。
結婚・出産の予定がない場合
20~30代で結婚や出産の予定がない場合は、以下の生命保険に加入するとよいでしょう。
●医療保険
●就業不能保険
医療保険は、病気やけがで治療にかかる費用を補てんできます。通院や入院時に多くのお金が必要になったとしても、医療保険に加入していればまかなえるでしょう。
就業不能保険は、働けなくなった際の生活費を補える保険です。病気やけがで働けない間の生活費を補てんできます。
結婚・出産の予定がある場合
20~30代で結婚・出産の予定がある(または結婚していて子どもがいる)場合は、医療保険や就業不能保険に加え、以下の保険への加入がおすすめです。
●死亡保険
●学資保険
死亡保険に加入しておくと、いざというときに残された家族に保険金が支払われます。また、将来の子どものため、学資保険への加入もおすすめです。
加入する保険は、掛け捨て型でなく貯蓄型の保険にするのもよいでしょう。貯蓄型の保険は貯蓄機能も併せ持つため、子どもの学費や自身の老後の費用にあてられます。
20~30代のうちからライフプランに合った生命保険に加入しよう
20~30代で生命保険に加入している人は、7~9割と多いです。若いうちに加入することで選べる保険の種類が多かったり、支払う生命保険料を抑えられたりといったメリットがあります。ライフプランにあわせて生命保険を選ぶと、自分自身や家族にとって適切な保障を受けられるでしょう。
出典
公益財団法人生命保険文化センター 2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー