生命保険で人気の特約は? これからの老後に必要なおすすめの特約を紹介!
配信日: 2023.07.25
できるだけコストを抑えて、手厚い保障がある契約に加入したい人は少なくないでしょう。本記事では、生命保険で加入率の高い特約やその保障内容について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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生命保険の世帯加入率は89.8%!人気の特約は?
「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、2021年の生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は89.8%です。また、世帯主の年齢別でみると、30~69歳の加入率が約90%を超えています。
人気のある特約は次のとおりです。
1位:医療特約(93.6%)
2位:ガン特約(66.7%)
3位:特定疾病保障特約(48.4%)
4位:通院特約(39.1%)
5位:特定損傷特約(28.8%)
6位:生活障害・就業不能保障特約(18.4%)
7位:介護特約(16.7%)
8位:疾病障害特約・重度慢性疾患保障特約(15.9%)
9位:認知症特約(6.6%)
10位:健康増進型特約(4.2%)
加入率がもっとも高い特約は、医療特約です。特定疾病保障特約は、2018年に実施された調査結果(39.6%)と比べると、8.8ポイント増加しました。
加入率の高い特約の保障内容とは
ここで、人気のある特約に関して、保障内容をみてみましょう。
医療特約
医療特約とは、けがや病気によって入院した場合や所定の手術を受けた場合に、給付金を受け取れるものです。最近では、日帰り入院や1泊2日など短期間の入院も対象となる商品が増えており、保障内容の多様化が進んでいます。
また、その他の特約を組み合わせることで、それぞれのリスクに応じた保障内容に加入することが可能です。例えば、「女性疾病入院特約」を付帯すれば、子宮や乳房の病気など女性にとってリスクの高い病気を手厚くカバーできます。
ガン特約
医療特約に次いで、加入者が多いのが「ガン特約」です。ガン特約を付帯すると、ガンで入院した場合に入院給付金などを受け取れます。世帯主の年齢別で加入率をみると、45〜49歳の層がもっとも高く74.8%です。
ガン特約は、ガン保険よりも保険料を抑えられる可能性があります。そのため、幅広いリスクに備えたいと考えている人におすすめです。
特定疾病保障特約
特定疾病保障特約とは、ガン・急性心筋梗塞・脳卒中の三大疾病で所定の状態になった場合、生前に死亡保険と同額の保険金が受け取れます。
支払条件は、回数無制限や支払事由ごとに1回ずつ受け取れるなど、保険会社によってさまざまです。特定疾病保障特約を付帯すれば、罹患(りかん)リスクの高い疾病に備えることができます。
これからの老後に必要な特約
多くの人が加入している医療特約やガン特約に関して、加入するかどうかは自分の年齢や疾病のリスクを考慮して決めましょう。
また、加入率の高い特約以外にも、介護特約や認知症特約といった「人生100年時代」に適応した商品も注目されています。介護特約は、介護が必要な状態になった場合、一時金や年金が受け取れます。認知症特約も同様に、所定の認知症状態に該当した場合、一時金や年金の対象となります。
まとめ
「2021年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、89.8%の世帯が生命保険に加入しています。特約に関しては、医療特約やガン特約、特定疾病保障特約など、治療のための入院や手術に対して給付金がおりる特約が人気です。
最近では、認知症特約や介護特約など長い老後生活を支える商品も増えています。老後のための貯蓄額や、疾病のリスクなどを考慮しながら、自分に合った保険を選びましょう。
出典
公益財団法人生命保険文化センター 2021年度 生命保険に関する全国実態調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー