更新日: 2023.11.08 その他保険

親が老後の健康保険料を心配しています。「安いところに引っ越す」と言っていますがそんなに差があるものですか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

親が老後の健康保険料を心配しています。「安いところに引っ越す」と言っていますがそんなに差があるものですか?
都道府県や自治体によって国民健康保険料は異なりますが、高い都道府県と安い都道府県では年間で数万円もの差が生じます。老後の国民健康保険料を安く抑えたい方は、保険料が安い地域に引っ越すのも選択肢の一つです。
 
本記事では、都道府県や自治体別の国民健康保険料について解説します。特に引っ越しを検討されている方は、国民健康保険料が高い地域と安い地域を確認して、引っ越し先を選ぶ際に役立てください。

【PR】日用品10点セットプレゼント

【PR】保険クリニック

おすすめポイント

初めてご相談いただいた方へ日用品10点セットをプレゼント!
保険相談であなたにぴったりな保険がみつかる
業界トップクラス!取り扱い保険会社約50社
※詳細はキャンペーンページをご確認ください

FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

国民健康保険料に地域差がある理由

国民健康保険料は、地域によって異なります。これは、「所得割」「均等割」「資産割」「平等割」という4つの賦課基準をもとに算出しますが、自治体によって税率などに違いがあるためです。
 
また、自治体ごとに財政状況が異なることも要因の一つです。財政状況が厳しい自治体では、住民の負担を増やさざるを得ない場合があります。

 

【PR】日用品10点セットプレゼント

【PR】保険クリニック

おすすめポイント

初めてご相談いただいた方へ日用品10点セットをプレゼント!
保険相談であなたにぴったりな保険がみつかる
業界トップクラス!取り扱い保険会社約50社
※詳細はキャンペーンページをご確認ください

地域別の国民健康保険料

引っ越し先を選ぶ際に、候補地域の国民健康保険料が高いか安いかを把握することは、役立つ情報となるでしょう。本項では、都道府県と自治体別の国民健康保険料について見ていきます。

 

【都道府県別】国民健康保険料が安い上位10位

厚生労働省の「平成29年度 市町村国民健康保険における保険料の地域差分析」によれば、都道府県別の標準化保険料算定額が安い上位10位は、図表1のとおりです。
 
【図表1】

都道府県 国民保険料
埼玉県 10万2533円
神奈川県 10万3669円
愛知県 10万6055円
東京都 10万7388円
茨城県 10万8861円
千葉県 11万937円
群馬県 11万3813円
静岡県 11万3860円
長野県 11万4052円
岩手県 11万4921円

※厚生労働省「平成29年度 市町村国民健康保険における保険料の地域差分析」より筆者作成
 
国民健康保険料が最も安いのは埼玉県で年間10万2533円、1ヶ月あたり8544円です。10位の岩手県と比較しても、年間1万2388円、1ヶ月あたりでは1032円安くなります。

 

【都道府県別】国民健康保険料が高い上位10位

厚生労働省の「平成29年度 市町村国民健康保険における保険料の地域差分析」によれば、都道府県別の標準化保険料算定額が高い上位10位は、図表2のとおりです。
 
【図表2】

都道府県 国民保険料
徳島県 14万5629円
佐賀県 14万3079円
山形県 14万2577円
大分県 14万1562円
熊本県 13万9049円
山口県 13万8807円
宮崎県 13万8231円
島根県 13万5514円
青森県 13万4932円
愛媛県 13万4889円

※厚生労働省「平成29年度 市町村国民健康保険における保険料の地域差分析」より筆者作成
 
国民健康保険料が最も高いのは徳島県で年間14万5629円、1ヶ月あたり1万2135円です。徳島県の年間国民健康保険料は、最も安い埼玉県の10万2533円と比較して、年間4万3096円、1ヶ月あたり3591円高くなります。

 

【自治体別】国民健康保険料が安い上位10位

厚生労働省の「平成29年度 市町村国民健康保険における保険料の地域差分析」によれば、各都道府県の自治体のなかで最も標準化保険料算定額が安い地域で比較した、上位10位は図表3のとおりです。
 
【図表3】

都道府県 自治体 国民保険料
東京都 御蔵島村 5万6234円
北海道 幌加内町 6万2254円
長野県 根羽村 6万2799円
沖縄県 北大東村 6万6359円
京都府 伊根町 6万7531円
愛知県 豊根村 7万2164円
福井県 池田町 7万2387円
山梨県 小菅村 7万3214円
埼玉県 小鹿野町 7万3249円
奈良県 下北山村 7万5445円

※厚生労働省「平成29年度 市町村国民健康保険における保険料の地域差分析」より筆者作成
 
国民健康保険料が最も安いのは東京都の御蔵島村で、年間5万6234円、1ヶ月あたり4686円です。10位の奈良県下北山村と比べても、年間で1万9211円も安くなります。

 

【自治体別】国民健康保険料が高い上位10位

厚生労働省の「平成29年度市町村国民健康保険における保険料の地域差分析」によれば、各都道府県の自治体のなかで最も標準化保険料算定額が高い地域のうち、上位10位は図表4のとおりです。
 
【図表4】

都道府県 自治体 国民保険料
北海道 天塩町 19万870円
徳島県 阿波市 17万8028円
沖縄県 多良間村 17万5904円
秋田県 五城目町 16万4626円
青森県 中泊町 16万4010円
長崎県 川棚町 15万8591円
和歌山県 湯浅町 15万8251円
山形県 新庄市 15万3844円
愛媛県 多度津町 15万3476円
佐賀県 江北町 15万3230円

※厚生労働省「平成29年度 市町村国民健康保険における保険料の地域差分析」より筆者作成
 
国民健康保険料が最も高いのは北海道の天塩町で年間19万870円、1ヶ月あたり1万5905円です。図表3の国民健康保険料が最も安い東京都の御蔵島村と比較すると、年間13万4636円、1ヶ月あたり1万1219円もの差があります。

 

地域によって国民健康保険料は異なる! 引っ越す前に確認しておこう!

都道府県や自治体によって、国民健康保険料は異なります。地域によっては、年間で数万円の違いが生じることもあるため、慎重な検討が必要です。
 
ただし、国民健康保険料だけを基準にして引っ越し先を選ぶことは、後悔の原因となる可能性があります。そのため、引っ越し先を決定するときは、さまざまな要因を考慮し、総合的な判断を行うことをおすすめします。

 

出典

厚生労働省 平成29年度 市町村国民健康保険における保険料の地域差分析
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【PR】日用品10点セットプレゼント

【PR】保険クリニック

おすすめポイント

初めてご相談いただいた方へ日用品10点セットをプレゼント!
保険相談であなたにぴったりな保険がみつかる
業界トップクラス!取り扱い保険会社約50社
※詳細はキャンペーンページをご確認ください

ライターさん募集