更新日: 2024.02.13 その他保険

県民共済って正直どうなの? メリットとデメリット、向いている人の特徴も解説 [PR]

県民共済って正直どうなの? メリットとデメリット、向いている人の特徴も解説 
「県民共済」について、1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。テレビCMをやっていることがありますし、「こくみん共済」、「JA共済」、「コープ共済」など「共済」を含む名称を聞いたこともあるでしょう。中には、「県民共済って正直どうなの?」と思っている人もいるかと思います。
 
そこで、本記事では、「県民共済って正直どうなの?」という疑問を解消するため、県民共済のメリットとデメリット、向いている人の特徴などについて解説します。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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県民共済とは?

「県民共済(都道府県民共済)」とは、各都道府県の県民共済(正式名は原則「○○県民共済生活協同組合」)が実施している共済事業です。共済事業とは、保険事業のことです。
 
県民共済の元受団体として、全国生活協同組合連合会(全国生協連)があります。全国生協連は、消費生活協同組合法(生協法)に基づき、厚生労働大臣の認可を受けて設立された非営利団体で、概要は図表1のとおりです。
 
図表1
 

名称 全国生活協同組合連合会(全国生協連)
設立日 1971年12月18日
所在地 〒330-8708 さいたま市大宮区大門町2-118
代表者 代表理事理事長 吉井 康二(ヨシイ コウジ)
出資金 2713億6317万円(2023年3月31日時点)
会員数 51生協

全国生活協同組合連合会「概要」を参考に作成
 
各都道府県の県民共済は、全国生協連の会員となっています。県民共済と似ている制度として、「保険事業」があります。県民共済と保険事業の大きな違いとして、県民共済は非営利団体が運営しているのに対し、保険事業は営利団体である民間保険事業者が運営しています。
 
さらに、県民共済は各都道府県が運営しているため、加入できるのは、各都道府県に住所を有している人か、職場がある人に限られます。また、県民共済と民間保険の違いとして、用語の違いが挙げられます。
 
図表2

県民共済 民間保険
共済金 保険金
掛金共済掛け金 保険料
割戻金 配当金

筆者作成
 

県民共済の種類

県民共済の種類には、次の3つがあります。

(1)生命共済
 
(2)新型火災共済
 
(3)傷害保障型共済

それぞれについて、解説します。
 

県民共済の種類(1)生命共済

県民共済の「生命共済」は、入院や死亡の保障で、0歳から85歳まで継続して保障します。
 
年齢に応じて、「こども型」、「総合保障型」、「熟年型」のほか、「入院保障型」、「熟年入院型」があります。さらに、「総合保障型」、「熟年型」には、3~4つの特約を追加することができます。
 
図表3

  こども型 総合保障型 熟年型
年齢 0歳~満17歳 満18歳~満64歳 満65歳~満69歳
種類 こども1型
こども2型
総合保障1型(~満65歳)
総合保障2型(~満60歳)
総合保障4型(~満60歳)
 
入院保障2型
 
総合保障1型+入院保障2型
(~満64歳)
総合保障2型+入院保障2型
熟年2型
熟年4型
 
 
熟年入院2型
 
熟年2型+熟年入院2型
月掛金 1000円(1型)
2000円(2型)
1000円(1型)
2000円(2型)
4000円(4型)
 
2000円(2型)
 
3000円(1型+2型)
4000円(2型+2型)
2000円(2型)
4000円(4型)
 
2000円(2型)
 
4000円(2型+2型)
特約   医療特約
(月々+1000円)
新がん特約
(月々+1000円~)
新三大疾病特約
(月々+1200円~)
長期医療特約
(月々+500円~)
熟年 医療特約
(月々+1000円)
熟年 新がん特約
(月々+1000円~)
熟年 新三大疾病特約
(月々+1200円~)

兵庫県民共済「生命共済」を参考に作成
 

県民共済の種類(2)新型火災共済

県民共済の「新型火災共済」は、火災はもちろん消防破壊・消防冠水や落雷被害、車両の衝突などについても保障されます。
 
さらに、地震の保障が充実しているほか、失火見舞費用や漏水見舞費用、風水雪害などの見舞共済金等の保障も充実しています。
 

県民共済の種類(3)傷害保障型共済

県民共済の「傷害保障型共済」は、月々わずか1000円の掛け金で交通事故や不慮の事故のケガによる入院や手術、死亡・重度障害について、保障します。
 
また、健康告知が不要なため、持病のある人でも加入できるほか、生命共済の加入者も加入できます。
 
図表4

月々の掛け金 保障内容
1000円 18~65歳 65~85歳
[ケガの入院]
日額1万円(1~184日分まで保障)
[ケガによる死亡・重度障害]
1000万円
[ケガの入院]
日額5000円(1~184日分まで保障)
[ケガによる死亡・重度障害]
250万円

全国生活協同組合連合会「傷害保障型共済」を参考に作成
 

県民共済のメリット

県民共済のメリットとして、次の5つが挙げられます。

(1)掛け金が安い
(2)掛け金や保障が一律
(3)割戻金を受け取れる場合がある
(4)仕組みがシンプルで理解しやすい
(5)医師による診査が不要

それぞれについて、解説します。
 

県民共済のメリット(1)掛け金が安い

県民共済のメリットとして、毎月の掛け金が安いことが挙げられます。「共済」とはお互いに助け合うことを意味し、県民共済は非営利団体であることから、事業費をできるだけかけないように運営しています。
 
そのため、県民共済の掛け金は、民間保険の保険料と比較して安い傾向にあります。県民共済の掛け金は、1000円から4000円(+特約)であり、すべて掛け捨てになっているため、安い掛け金を実現しています。
 

県民共済のメリット(2)掛け金や保障が一律

年齢や性別にかかわらず、掛け金や保障が一律なことも県民共済のメリットの1つです。県民共済では、加入時の掛け金は年齢を重ねても同じで、保障も同じです。
 
一方、民間保険の保険料は、年齢を重ねて更新するたびに高くなるのが一般的です。そのため、保険料が高い分、民間保険のほうが県民共済より保障が手厚くなっています。県民共済は掛け金が一律のため、高齢になってからも安い掛け金で加入することが可能です。
 

県民共済のメリット(3)割戻金を受け取れる場合がある

県民共済には、割戻金を受け取れる場合があるというメリットがあります。割戻金は、決算で剰余金が生じたときに加入者に還元されます。割戻金は、次の計算式で算出されます。
 
割戻金=年間受入掛金-(支払共済金+事業経費等)
 
割戻金の例を挙げると、令和4年度の総合保障2型の割戻率は、12.04%(全国平均)となっています。総合保障2型の掛け金は月々2000円のため、年間の掛け金は2万4000円です。
 
2万4000円 × 12.04% = 約2890円
 
割戻金は、約2890円となります。
 
県民共済の割戻金は、毎年受け取れるわけではありませんが、月々の掛け金程度の金額が還元されることがあるのです。
 

県民共済のメリット(4)仕組みがシンプルで理解しやすい

県民共済には、仕組みがシンプルで理解しやすいというメリットがあります。
 
というのは、県民共済は年齢別の基本コースの中からいずれかを選べば、入院、通院、後遺障害、死亡・重度障害などが保障されるというシンプルな仕組みになっているからです。保険商品が複雑でどの保険を選んでいいかわからないという民間保険とは、対照的です。
 

県民共済のメリット(5)医師による診査が不要

県民共済には、加入する際、医師による診査は不要というメリットがあります。ただし、健康状態の告知は必要です。
 
民間保険の場合、医師による診査が必要だったり、健康診断書の提出を求められたりすることもあります。その点、県民共済の場合は、健康状態の告知として簡単なアンケートに答えるだけなので、通院・入院歴や持病があっても加入できる可能性があります。そのため、県民共済は、民間保険よりも健康状態の告知の基準は低いといえます。
 

県民共済のデメリット

県民共済のデメリットとして、次の3つが挙げられます。

(1)一生涯ではなく85歳まで保障
 
(2)加入年齢に上限がある
 
(3)死亡保障が民間保険より少ない

それぞれについて、解説します。
 

県民共済のデメリット(1)一生涯ではなく85歳まで保障

県民共済のデメリットとして、一生涯ではなく85歳までしか保障されないことが挙げられます。つまり、満85歳になると、入院、通院、後遺障害、死亡・重度障害などが一切保障されなくなります。
 
この点は、終身保険の商品が多数存在する民間保険との大きな違いです。そのため、例えば、自分の葬儀費用だけでも用意したいという目的で保障を必要とする場合、県民共済ではなく民間保険のほうが適切です。
 

県民共済のデメリット(2)加入年齢に上限がある

加入年齢に上限があることも、県民共済のデメリットの1つです。
県民共済の加入条件として、加入年齢が満69歳までという上限があるため、70歳以上の方は加入できません。そのため、県民共済に入りたいという方は、満69歳までに入っておかなければなりません。
 

県民共済のデメリット(3)死亡保障が民間保険より少ない

県民共済には、死亡保障が民間保険より少ないというデメリットがあります。
 
というのは、県民共済には、掛け金や保障が一律であり、掛け金が安いという特徴があるからです。民間保険と違って、県民共済には更新がありませんから、加入時の安い掛け金は年齢を重ねても変わりません。そのため、民間保険と比べると、死亡保障は少なくなっています。
 

県民共済に向いている人の特徴とは

県民共済に向いている人の特徴として、次の3つが挙げられます。

(1)通院・入院歴や持病がある
 
(2)掛け金が安くてシンプルな保障がいい
 
(3)子どもの保障がほしい

それぞれについて、解説します。
 

県民共済に向いている人(1)通院・入院歴や持病がある

県民共済に向いている人の特徴として、通院・入院歴や持病があることが挙げられます。というのは、県民共済に加入する際は、健康状態の告知のアンケートのみで、医師による診査が不要だからです。
 
そのため、民間保険の告知よりも、県民共済のほうが厳しくないといえます。したがって、通院・入院歴や持病がある人は、県民共済に向いているのです。
 

県民共済に向いている人(2)掛け金が安くてシンプルな保障がいい

掛け金が安くてシンプルな保障がいい人は、県民共済に向いています。
 
というのは、県民共済は掛け金が安いだけでなく、入院、通院、後遺障害、死亡・重度障害の保障を備えたシンプルな基本コースがあるからです。民間保険のように手厚い保障ではないですが、必要最低限の保障で足りるという人に向いています。
 

県民共済に向いている人(3)子どもの保障がほしい

子どもの保障がほしい人にも、県民共済は向いています。県民共済には、わずか1000円・2000円の(月々の)掛け金で加入できる「こども型」という保障があるからです。
 
この「こども型」も、入院、通院、後遺障害、死亡・重度障害の保障を備えているほか、契約者(扶養者)の死亡や第三者への損害賠償、手術、先進医療などの保障があります。そのため、子どもの保障がほしい人なら、県民共済は向いています。
 

県民共済まとめ

本記事では、「県民共済って正直どうなの?」という疑問を解消するため、県民共済のメリットとデメリット、向いている人の特徴などについて解説しました。
 
「県民共済」とは、各都道府県の県民共済が実施している共済事業のことです。共済事業とは、いわば保険事業のことです。県民共済には、「生命共済」、「新型火災共済」、「傷害保障型共済」の3種類があります。
 
県民共済には、掛け金が安く、掛け金や保障が一律であり、仕組みがシンプルで理解しやすいというメリットがあります。さらに、県民共済の加入時には、医師による診査が不要であることから、民間保険よりも健康告知が厳しくないというメリットもあります。このようなメリットがあるため、通院・入院歴や持病がある人は県民共済に向いています。
 
また、県民共済には「こども型」という保障があるため、子どもの保障がほしい人にも向いています。本記事が、県民共済への加入を検討する際の参考になれば幸いです。
 

出典

全国生活協同組合連合会 概要
全国生活協同組合連合会 傷害保障型共済
兵庫県民共済生活協同組合 生命共済
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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