定期保険おすすめ10社を徹底比較【2024年12月版】
配信日: 2024.03.30 更新日: 2024.12.02
しかし、定期保険は多くの保険会社で取り扱っているので、どの保険が自分に合っているかわからないという人も多いでしょう。また、保障内容が似ているため、比較の仕方がわからないという意見もあると思います。
そこで本記事では、定期保険のおすすめとして10社を徹底比較していきます。これから定期保険の加入を検討している人は参考にしてください。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
そもそも定期保険とは?
定期保険の比較をする前に、定期保険とはどのような保険なのかはご存じでしょうか? まずは定期保険とはそもそもどのような保険なのかについて解説していきます。
一定期間のみの保障
定期保険は死亡保険の1種ですが、死亡保障が一生涯に続くものではなく一定期間のみの保障です。10年や20年の保障期間を決め、その期間中に対象者が死亡すると死亡保険金を請求できます。
保険期間が一定期間のみなので期間を過ぎると保障がなくなってしまいますが、一生涯保障が続く終身保険よりも保険料が安いものが多いです。
例えば、子どもが社会人になるまでは大きな保障がほしい、といったニーズに寄り添った保険になっています。
基本的に満期保険金がない死亡保険
死亡保険には満期保険金があるものもありますが、定期保険は基本的に満期保険金がありません。保険期間中に死亡しなかった場合は、保険料が掛け捨てになってしまいます。しかし、その代わりに保険料は安く設定されているので、少ない負担で大きな保障を付けられる点が特徴です。
全期型と更新型がある
定期保険は「全期型」と「更新型」があるのも特徴です。全期型と更新型は、満期を迎えた後に保険が終わってしまうか更新するかの違いがあります。
全期型は保険期間を年数、もしくは年齢で定め、満期を迎えると保険が終了してなくなります。満期以降にも死亡保障を継続したい場合は、新たに定期保険に加入しなければいけません。新たに定期保険に加入する場合は、加入時点の健康状態で審査に通らなければならず、保険料も加入時点の年齢で決まるので高くなります。
これに対して更新型は満期を迎えた後も自動的に継続していきます。全期型と違って自動的に継続していくので更新時の健康状態に問題があってもそのまま継続されるところが特徴です。
しかし、全期型と同様に保険料については更新時の年齢によって決まるので、更新するたびに保険料は高くなっていきます。更新時には保険料が変更になる旨を通知してもらえるので、確認するようにしてください。
保険金の請求は死亡した場合だけではない
定期保険を含めた死亡保険は対象者が死亡した場合に保険金を請求できますが、保険金の請求は死亡時だけではありません。対象者が高度障害状態になった場合も請求できます。
高度障害状態は保険会社所定の基準を満たした場合に認定される障害状態です。高度障害状態と認定されると「死亡した」とみなされ、保険金の請求が可能になります。保険金を請求すると死亡保険は消滅してしまうので、高度障害状態になった後に対象者が死亡しても死亡保険金は受け取れないことを覚えておきましょう。
メットライフ生命・スーパー割引定期保険
メットライフ生命では「スーパー割引定期保険」という定期保険を取り扱っています。その名のとおり、一定の条件を満たすと保険料が割り引かれる定期保険です。
ここではメットライフ生命の「スーパー割引定期保険」について紹介していきます。
メットライフ生命の「スーパー割引定期保険」の基本情報は図表1のとおりです。
図表1
契約年齢 | 満20歳から65歳 |
保険期間:全期型 | 60歳満了、65歳満了 |
保険期間:更新型 | 10年更新、20年更新(80歳まで更新可能) |
保険金額 | 500万円から3000万円 |
定期保険の特徴 | 健康状態によって保険料が割引される |
メットライフ生命「スーパー割引定期保険」を基に筆者作成
スーパー割引定期保険の特徴・最大で54%も割引!
メットライフ生命の「スーパー割引定期保険」は、申込時の健康状態が良い人ほど保険料が安くなる点が1番の特徴です。健康志向の時代に合っている定期保険といえます。最大の割引率は54%です。
過去2年間の喫煙の有無や血圧、身長・体重などから健康状態を確認します。メットライフ生命所定の基準で審査され、健康状態に問題がなければ保険料率が割引される定期保険です。
また、保険金と保険期間を自由に選択できる点も特徴です。500万円から3000万円までの保険金額を選ぶことができ、100万円単位で自由に申し込めます。保険期間は全期型と更新型をそれぞれ選ぶことが可能です。更新型の場合は更新時の健康状態は加味されず、契約時の健康状態の割引率で保険料が決まります。
更新時の健康状態が契約時と比べて悪くなっていても割引率が変更されない点も魅力です。
スーパー割引定期保険の保険料例
「30歳の男性、保険金1000万円、10年の更新型」の保険料例を確認します。
保険料率が1番高い非喫煙優良体の場合の保険料は月額で840円です。健康状態や申込時の審査によって保険料率は変動しますが、割引率が大きいので保険料はかなり安くなります。
健康状態に自信があり、保険金額や保険期間を自由に選択したい人におすすめの定期保険です。
はなさく生命・はなさく定期
日本生命グループのはなさく生命は「はなさく定期」という商品を出しています。最大で90歳まで保険期間を設定できる点が大きな特徴です。
ここでははなさく生命の「はなさく定期」について解説していきます。基本情報は図表2のとおりです。
図表2
契約年齢 | 満15歳から80歳(申込方法による) |
保険期間:全期型 | 60歳満了、90歳満了 |
保険期間:更新型 | 10年更新、20年更新など(90歳まで更新可能) |
保険金額 | 200万円から2000万円(対面申し込みの場合は最高保険金額2億円) |
定期保険の特徴 | 最長90歳まで保障され、特約も豊富 |
はなさく生命「はなさく定期」を基に筆者作成
はなさく定期の特徴・最長90歳まで保険期間を設定可能!
「はなさく定期」の1番の特徴は保険期間の長さです。全期型と更新型がありますが、それぞれ最大で90歳まで保険期間を設定することができます。全期型の場合は60歳満期か90歳満期、更新型の場合は90歳まで自動更新することが可能です。
また、60歳以上の人も申し込めるので、定年後に死亡保険に加入したい人にもおすすめの定期保険となっています。保険金額は最低で200万円から選択でき、契約年齢が60歳以上かつ90歳満期の場合は100万円から設定することも可能です。
現役世代で大きな保障がほしい人、定年後に葬儀費用として備えたい人、といった幅広い層に対応している定期保険となっています。
一定の条件を満たすと保険料を支払わなくてもよくなる「払込み免除」の特約を付けられる点も特徴です。がんや心疾患、脳血管疾患といった3大疾病になった場合に払込み免除となる特約を付けられます。この特約は全期型のみにしか付けられないので注意してください。
はなさく定期の保険料例
「30歳の男性、保険金1000万円、10年の更新型」の保険料例を確認します。この場合の保険料は月額で1770円です。10年更新型なので40歳になると自動で更新されていきます。最大で90歳まで自動更新されていきますが、更新するごとに保険料は高くなっていくので注意してください。
長い保険期間にしたいと考えている場合は、「はなさく定期」も検討してみてください。
ネオファースト生命・ネオde定期
ネオファースト生命が取り扱っている定期保険は「ネオde定期」です。保障額や保険期間を細かく設定できるのが魅力の定期保険となっています。
ここでは「ネオde定期」の特徴を紹介します。基本情報は図表3のとおりです。
図表3
契約年齢 | 満18歳から80歳 |
保険期間:全期型 | 60歳から90歳まで5歳刻みで設定可能 |
保険期間:更新型 | 10年更新、20年更新(80歳まで更新可能) |
保険金額 | 100万円から2000万円 |
定期保険の特徴 | 保障額と保険金額を細かく設定できる |
ネオファースト生命「ネオde定期」を基に筆者作成
ネオde定期の特徴・保障額と保険期間を細かく設定できる
「ネオde定期」の特徴は保障額や保険期間を細かく設定できるところです。
保障額は100万円単位で設定が可能です。最大で2000万円まで設定することができます。細かく設定できるので、自分に合った保障額を決められる点がメリットです。
また、保険期間は全期型だと60歳から90歳までの期間で、5歳刻みで設定が可能です。5歳刻みで設定できるので自分の将来設計に合わせて保険期間を設定できます。全期型は保険料が一定で期間が満了するまでは保険料が上がらない点が特徴です。
更新型の場合は10年満期と20年満期を選べます。どちらも最長で80歳まで更新可能です。全期型と異なり、更新するごとに保険料が高くなっていきます。
保障額の大きさや保険期間の長さは保険料に関わってきます。保障額が大きい場合や保険期間が長いと保険料が高くなるのが一般的です。「ネオde定期」は保障額と保険期間を細かく設定できるので、保険料の調整ができるのも特徴といえます。
「30歳の男性、保険金1000万円、10年の更新型」の保険料例をシミュレーションすると、月額で940円です。
保険料金は他の保険会社と比べても同等程度か安いところも「ネオde定期」の魅力となっています。さらに保障額や保険期間を細かく設定できるので、保険料の調整も可能です。保険料調整をしたい人や、自分に合った保障額や保険期間で死亡保険を選びたい人におすすめの定期保険です。
オリックス生命・定期保険Bridge[ブリッジ]
オリックス生命の定期保険は「定期保険Bridge[ブリッジ]」です。「定期保険Bridge[ブリッジ]」はインターネット申込限定という特徴があります。
ここではオリックス生命の「定期保険Bridge[ブリッジ]」の特徴について解説します。基本情報は図表4のとおりです。
図表4
契約年齢 | 満20歳から65歳 |
保険期間:全期型 | 60歳から80歳まで5歳刻みで設定可能 |
保険期間:更新型 | 10年更新から30年更新まで5年刻みで設定可能(80歳まで自動更新) |
保険金額 | 500万円から3000万円 |
定期保険の特徴 | ネット申込限定で保険料が安い |
オリックス生命「ネット専用定期保険Bridge[ブリッジ](死亡保険)」を基に筆者作成
定期保険Bridge[ブリッジ]の特徴・インターネット申込限定にすることで保険料がお手頃価格に
オリックス生命では「定期保険Bridge[ブリッジ]」だけでなく、「定期保険FineSave[ファインセーブ]」という定期保険もあります。「定期保険FineSave[ファインセーブ]」は解約払戻金をなくすことで保険料を抑えた定期保険です。それだけでなく、契約可能年齢が15歳から80歳までと幅広く、保険金額も100万円単位で5000万円まで設定できるといった特徴もあります。
この「定期保険FineSave[ファインセーブ]」の申込方法をインターネット申込限定にすることでさらに保険料を抑えたのが「定期保険Bridge[ブリッジ]」となっています。「定期保険FineSave[ファインセーブ]」と比べて契約可能年齢が20歳から65歳までと狭まり、保険金額も500万円から3000万円までを100万円単位で設定できるといった違いがあります。
それぞれ良さがありますが、保険料を抑えたい人には「定期保険Bridge[ブリッジ]」がおすすめです。
定期保険Bridge[ブリッジ]の保険料例
「30歳の男性、保険金1000万円、10年の更新型」の保険料をシミュレーションしてみると月額974円です。
インターネット申込限定になっているので、書類のやり取りや医師の診断は必要ありません。申し込みが簡単で早い点が特徴です。「定期保険Bridge[ブリッジ]」はインターネットで簡単に加入したい、保険料を抑えたい、といった人におすすめの定期保険です。
メディケア生命・メディフィット定期
住友生命グループのメディケア生命では「メディフィット定期」を取り扱っています。「メディフィット定期」は契約した年齢によって保険金額の範囲が変わる点が特徴です。
ここではメディケア生命の「メディフィット定期」の特徴について解説します。基本情報は図表5のとおりです。
図表5
契約年齢 | 満18歳から70歳 |
保険期間:全期型 | 60歳満了、65歳満了、80歳満了 |
保険期間:更新型 | 10年更新(80歳まで更新可能) |
保険金額 | 300万円から3000万円 |
定期保険の特徴 | 契約した年齢で保険金額の範囲が変わる |
メディケア生命「メディフィット定期」を基に筆者作成
メディフィット定期の特徴・契約した年齢で保険金額の範囲が変わる
「メディフィット定期」は100万円単位で保険金額を設定できます。最高で3000万円まで保険金額を設定することが可能です。しかし、契約時の年齢によって保険金額の最低額が変わります。
具体的には、18歳から39歳までは500万円から3000万円まで、40歳から49歳までは500万円から2000万円まで、50歳から59歳までは300万円から1500万円まで、60歳から70歳までは300万円から1000万円までとなっています。
「メディフィット定期」に加入している人の保険金額の平均を年代別で見てみると、30代が最も保険金額が高く、それ以降は60代まで減少していく傾向にあるようです。年代別で保険金額のニーズが変わっていることが関係していると考えられます。そのため、年代別の傾向に合わせて50歳からの保険金額の最低額を変更している定期保険だといえそうです。
また、保険金額の支払いが病気や事故、災害のいずれで死亡した場合でも同額であることも特徴です。保険会社によっては事故の場合で死亡した場合のみ割り増しで死亡保険金が支払われるものもありますが、「メディフィット定期」では病気や事故、災害のいずれの事由で死亡した場合でも保険金額が変更されることはありません。
メディフィット定期の保険料例
「30歳の男性、保険金1000万円、10年の更新型」の保険料を確認すると、月額で977円です。
メディフィット定期では他の保険会社と比べても保険料は安い傾向にあります。年代別で定期保険のニーズは変わる場合が多いので、ニーズに合わせて保険金額の範囲が変わっているのが特徴です。
例えば、若い世代であれば子どもや遺(のこ)される家族に大きな保険金を残したい、50代以降は葬儀費用だけは最低限準備したい、といったニーズの変化です。ニーズに合わせて保険金額の最低額が変わるので、何歳からでも加入しやすいのが「メディフィット定期」の強みだといえます。
チューリッヒ生命・定期保険プラチナ
チューリッヒ生命の定期保険は「定期保険プラチナ」です。「定期保険プラチナ」の特徴はニーズに合わせた特約を付けられるところにあります。
ここではチューリッヒ生命の「定期保険プラチナ」の特徴について紹介していきます。基本情報は図表6のとおりです。
図表6
契約年齢 | 満15歳から80歳(申込方法による) |
保険期間:全期型 | 60歳満了、65歳満了、80歳満了 |
保険期間:更新型 | 10年更新(90歳まで更新可能) |
保険金額 | 100万円から1億円 |
定期保険の特徴 | 特約が豊富 |
チューリッヒ生命「定期保険プラチナ」を基に筆者作成
定期保険プラチナの特徴・ニーズに合わせた特約を付けられる!
「定期保険プラチナ」は死亡保険だけでなくニーズに合わせて保障を追加することができる点が特徴です。災害割増特約(Z02)や特定疾病保険料払込免除特約を付加することができます。
災害割増特約(Z02)は不慮の事故や所定の感染症によって死亡してしまった場合に保険金が上乗せされる特約です。
例えば、保険金額が1000万円で災害割増特約(Z02)を1000万円付加していたとすると、不慮の事故で死亡してしまった場合は保険金1000万円に加えて災害割増特約(Z02)の1000万円を上乗せで受け取れます。
つまり、2000万円の保険金を受け取れるということです。不慮の事故や特定の感染症などの限定された場合にのみ有効な特約ですが、少ない保険料で大きな保障を付加できる点が特徴です。
また、特定疾病保険料払込免除特約は3大疾病や5大疾病になってしまった際にそれ以降の保険料の払い込みが免除される特約です。契約時に50歳未満で10年更新型の場合には付加できませんが、保険料が免除される可能性がある特約があることは心強いといえます。
このように死亡保険だけでなくニーズに合わせて特約を付加できるのが「定期保険プラチナ」の特徴です。少ない保険料で定期保険の内容を充実させたい人にはおすすめの定期保険になっています。
定期保険プラチナの保険料例
「定期保険プラチナ」の「30歳の男性、保険金1000万円、10年の更新型」の保険料をシミュレーションしてみると、月額980円です。さらに、1000万円の災害割増特約(Z02)を付加した場合は月額1150円になります。
170円をプラスするだけで1000万円の災害割増特約(Z02)を付加できるので、少ない保険料で大きな保険金額にすることが可能です。保険の内容を充実させたいと考えている人は、「定期保険プラチナ」の加入を検討してみてください。
楽天生命・スーパー定期保険
楽天生命の定期保険は「スーパー定期保険」です。1年更新の更新型定期保険となっています。
ここでは楽天生命の「スーパー定期保険」について解説します。基本情報は図表7のとおりです。
図表7
契約年齢 | 満20歳から79歳 |
保険期間:全期型 | ― |
保険期間:更新型 | 1年更新(80歳まで更新可能) |
保険金額 | 1000万円から5000万円 |
定期保険の特徴 | 保険料の1%の楽天ポイントが付与される |
楽天生命「スーパー定期保険」を基に筆者作成
スーパー定期保険の特徴・1年更新の手頃な定期保険で楽天ポイントの対象
「スーパー定期保険」の保険期間には全期型がなく、更新型のみとなっています。また、1年更新で最長80歳まで自動更新していくのが特徴です。更新時の年齢や保険料率で保険料が変わっていきますが、1年ごとに保険の見直しができる点がメリットです。
1年更新と聞くと1年ごとに保険料が上がっていくように感じますが、そうではありません。基本的には20歳から24歳、25歳から29歳というように5年ごとに保険料が上がっていきます。
保険金額は1000万円から5000万円までとなっています。大きな死亡保障がほしい人におすすめです。
月払いの場合は保険料の1%分の楽天ポイントを毎月付与されることも魅力です。付与される楽天ポイントのことを考えると、実質的に保険料はさらに安いといえます。申込時に楽天IDと連携する必要があるので、楽天ポイントの付与を考えている場合は忘れないようにしてください。
スーパー定期保険の保険料例
「30歳の男性、保険金1000万円、1年の更新型」で保険料をシミュレーションしてみると「スーパー定期保険」の場合は月額980円です。基本的には34歳まで保険料は変わりません。
楽天IDと連携している場合は毎月楽天ポイントが付与されるので、楽天ポイントを貯めたい人にもおすすめの定期保険になっています。楽天ポイントの付与分を考えると保険料は実質的にさらに安いので、保険料を抑えて大きな保険金額にしたい人にもおすすめです。
SBI生命・クリック定期!Neo
SBI生命は「クリック定期!Neo」という定期保険を取り扱っています。最大で1億円の死亡保障まで設定できるのが特徴です。
ここではSBI生命の「クリック定期!Neo」について紹介します。基本情報は図表8のとおりです。
図表8
契約年齢 | 満20歳から69歳 |
保険期間:全期型 | 55歳から80歳まで5歳ごとに設定可能 |
保険期間:更新型 | 10年から30年まで5歳ごとに設定可能(80歳まで自動更新) |
保険金額 | 300万円から1億円 |
定期保険の特徴 | 保険金額の範囲が広く、無料サービスの提供がある |
SBI生命「クリック定期!Neo」を基に筆者作成
クリック定期!Neoの特徴・保険金額の範囲が広い
「クリック定期!Neo」の最大の特徴は保険金額の範囲の広さです。300万円から100万円単位で死亡保障を設定することができます。上限は1億円です。
少額の死亡保障から1億円といった大きな保障まで選ぶことができるので、幅広いニーズに応えることが可能な定期保険になっています。ただし、契約年齢が20歳の場合は5000万円までしか設定できないので注意してください。
また、契約者に「SBI生命安心健康サービス」を提供しているところも特徴です。こちらのサービスでは無料で健康や医療、相続の相談を受けられます。24時間、365日体制で相談を受け付けているので、些細な不安や周囲に相談しにくい悩みなどを気軽に相談可能です。
大きな死亡保障を考えている人や、無料の相談サービスを受けたい人にはおすすめの定期保険となっています。
クリック定期!Neoの保険料例
「30歳の男性、保険金1000万円、10年の更新型」の保険料例を確認すると、「クリック定期!Neo」の場合は月額990円です。
他の保険会社と比べても遜色ない安い保険料になっています。月額990円で無料の「SBI生命安心健康サービス」の提供も受けられる点も魅力です。さらに大きな死亡保障を検討している場合はご自身でシミュレーションしてみてください。
最小で300万円、最大で1億円まで死亡保障を設定できるので、いくらの死亡保障を設定すればよいかわからない人もまずはシミュレーションすることをおすすめします。
アクサダイレクト生命・アクサダイレクトの定期保険2
アクサダイレクト生命の定期保険は「アクサダイレクトの定期保険2」です。「アクサダイレクトの定期保険2」は医療スタッフの無料サービスが提供されるところが魅力になっています。
ここではアクサダイレクト生命の「アクサダイレクトの定期保険2」について解説していきます。基本情報は図表9のとおりです。
図表9
契約年齢 | 満20歳から69歳 |
保険期間:全期型 | 55歳から70歳まで5歳ごとに設定可能 |
保険期間:更新型 | 10年更新(80歳まで自動更新) |
保険金額 | 500万円から1億円 |
定期保険の特徴 | 加入すると健康相談を受けられる |
アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの定期保険2」を基に筆者作成
アクサダイレクトの定期保険2の特徴・24時間、365日医療スタッフに健康相談を受けられる
「アクサダイレクトの定期保険2」は資格を持った医療スタッフによる無料相談を24時間、365日受けられるのが特徴です。それだけでなく、セカンドオピニオンや優秀専門臨床医も無料で紹介してくれます。病気の診断に納得がいかない場合や治療法の変更が必要な場合に心強いサービスです。
実際にセカンドオピニオンを紹介してもらい、診断結果が変わった例もあります。保険に加入するだけで利用できるので、加入後すぐに利用することも可能です。
また、申し込みだけでなく、加入後の住所変更や払込方法の変更などもすべてインターネットでの手続きになります。基本的に書類の提出や対面で手続きをすることはないので、簡単にどこでも手続き可能です。
保険金額は500万円から1億円まで設定できます。100万単位で設定可能です。不慮の事故で死亡した際に保険金額が上乗せされる災害割増特約を付加することもできます。保険金額や保険の内容を自由に選べる点が魅力です。
アクサダイレクトの定期保険2の保険料例
「アクサダイレクトの定期保険2」を「30歳の男性、保険金1000万円、10年の更新型」でシミュレーションしてみると、保険料は月額で1050円です。保険料は1000円を超えてしまいますが、安いといえるでしょう。
死亡保険だけでなく保険に加入するだけで無料のサービスを受けられる点が「アクサダイレクトの定期保険2」の魅力です。医療スタッフの無料相談やセカンドオピニオンの無料紹介まで受けられる保険会社は少ないので、サービスを受けるために保険に加入する人もいるでしょう。
「アクサダイレクトの定期保険2」は、専門家による無料相談サービスや保険金額・保険内容を自由に選びたい人におすすめの定期保険です。
ライフネット生命・かぞくへの保険
ライフネット生命は「かぞくへの保険」という定期保険を取り扱っています。設定できる死亡保障の範囲が広く、保険期間も最長で90歳までとなっているところが特徴です。
ここではライフネット生命の「かぞくへの保険」について紹介していきます。基本情報は図表10のとおりです。
図表10
契約年齢 | 満18歳から70歳 |
保険期間:全期型 | 65歳満了、80歳満了、90歳満了 |
保険期間:更新型 | 10年更新、20年更新、30年更新 |
保険金額 | 500万円から1億円(51歳以上は300万円から) |
定期保険の特徴 | 保険金額の範囲が広く、保険期間も長い |
ライフネット生命「かぞくへの保険」を基に筆者作成
かぞくへの保険の特徴・死亡保障の範囲が広く、保険期間も長く設定できる
「かぞくへの保険」の死亡保障は300万円から1億円まで設定できます。100万円単位で設定可能です。18歳から50歳までは500万円から1億円、51歳から70歳までは300万円から1億円まで死亡保障を設定できます。少額の保障から大きな保障まで幅広く選べるので、幅広いニーズに応えることができる定期保険です。
また、保険期間は全期型と更新型がありますが、どちらも最長で90歳まで保障を続けることが可能です。更新型の場合は10年、20年、30年から選択することになり、最長で90歳になるように調整されます。
契約年齢も70歳までとなっているので、審査に通れば高齢になってからでも契約可能です。
かぞくへの保険の保険料例
「30歳の男性、保険金1000万円、10年の更新型」で保険料を確認すると、「かぞくへの保険」の保険料は月額1068円です。保険料は1000円を超えてしまいますが、1000万円の死亡保障で月額1068円であることは安いといえます。
「かぞくへの保険」は300万円から1億円までの死亡保険金を設定できます。さらには最長で90歳まで保障を続けられるところも魅力です。大きな保障を考えている人や長い保障を検討している人におすすめの定期保険になっています。
まとめ
定期保険は満期保険金や解約保険金がない代わりに、少ない保険料で死亡保険金を設定できる死亡保険です。死亡保険は年齢や家族構成によって必要な保険金額が異なります。そのため、決められた期間に自分に合った死亡保険金額を設定できる定期保険は有効だといえます。
本記事では、おすすめの定期保険について10社を徹底比較してきました。それぞれ特徴があり、一長一短があります。そこで、定期保険を比較する際の選び方について紹介します。
保険料の安さで選ぶ
保険料の安さで選ぶのも選択肢の1つです。保障内容が同じであれば保険料が安いほうを選ぶことも考えましょう。
しかし、安さだけで選ぶと加入してから不満が出てくることも考えられます。特に保険金額や保険期間については、契約前にしっかりと確認するようにしてください。
健康に自信のある人で保険料を安くしたい人はメットライフ生命の「スーパー割引定期保険」、楽天ポイントが付与される楽天生命の「スーパー定期保険」もおすすめです。
保険金額の大きさで選ぶ
保険金額の大きさで選ぶことも1つの方法です。定期保険は少ない保険料で大きな保障に加入できる点も特徴です。しかし、大きな保障に加入するには医師の診断や健康診断書の提出が必要な場合もあります。また、定期保険は保険料が安いものが多いですが、保険金額が大きいと保険料が高くなるのが一般的です。保険料とも相談しながら保険金額を設定してください。
保険金額の上限が多いのはSBI生命の「クリック定期!Neo」やライフネット生命の「かぞくへの保険」が挙げられます。
保障内容の充実で選ぶ
定期保険は死亡保障だけでなく、災害割増特約といった特約や無料の相談サービスが提供される保険もあります。このような保障内容の充実しているものを選ぶのも選択肢の1つです。
特約が充実している定期保険としては、はなさく生命の「はなさく定期」やチューリッヒ生命の「定期保険プラチナ」があります。また、無料の相談サービスを利用できるアクサダイレクト生命の「アクサダイレクトの定期保険2」も保障内容が充実している定期保険です。
ご自身に合った定期保険を探してみましょう
定期保険も内容が似ているように見えてそれぞれ特徴があります。保険会社も多数あるので選ぶのも大変だと思いますが、まずは定期保険で何を重視するべきかを考えてみてください。
ぜひ本記事を参考に、ご自身に合った定期保険を探してみましょう。
出典
メットライフ生命保険株式会社 スーパー割引定期保険
はなさく生命保険株式会社 はなさく定期
ネオファースト生命保険株式会社 ネオde定期
オリックス生命保険株式会社 ネット専用定期保険Bridge[ブリッジ](死亡保険)
メディケア生命保険株式会社 メディフィット定期
チューリッヒ生命保険株式会社 定期保険プラチナ
楽天生命保険株式会社
SBI生命保険株式会社
アクサダイレクト生命保険株式会社 アクサダイレクトの定期保険2
ライフネット生命保険株式会社 かぞくへの保険
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部