更新日: 2024.04.26 学資保険

営業マンに「親としての責任ですよ」と言われ“学資保険”に加入! 小学生になったら「元本割れ」してたけど、これって騙された? 加入前に注意すべきポイントを解説

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

営業マンに「親としての責任ですよ」と言われ“学資保険”に加入! 小学生になったら「元本割れ」してたけど、これって騙された? 加入前に注意すべきポイントを解説
家族が増えることは喜ばしいことです。同時に、生まれてきた子どもの将来の選択に備えて教育費の準備という新たな責任も生まれます。守るべきものが増えたら、万一の備えとして生命保険の加入を検討する家庭も多いです。
 
その中で、「子どもが生まれたら学資保険に入るべき」と営業マンの勧めるままに学資保険に加入したは良いものの、ふたを開けてみたらこんなはずではなかったという事態に陥ってしまうこともあり得ます。
 
本記事では、生命保険の営業マンが話さない学資保険への加入を検討するうえで気をつけなければならないポイントについて解説します。

【PR】日用品10点セットプレゼント

【PR】保険クリニック

おすすめポイント

初めてご相談いただいた方へ日用品10点セットをプレゼント!
保険相談であなたにぴったりな保険がみつかる
業界トップクラス!取り扱い保険会社約50社
※詳細はキャンペーンページをご確認ください

FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

学資保険は子どもの成長に合わせて祝い金がもらえる

まず、学資保険の基本的な性質について解説します。学資保険はその名の通り子どもの将来の教育費の準備として活用されます。
 
積み立てた保険料を祝い金や満期金という形で受け取る貯蓄機能、また、契約者(親)に万一のことがあった際には、以降の保険料払い込みは免除されるものの、祝い金や満期金は受け取れる保険機能がついています。いわゆる貯蓄型保険と呼ばれる保険種類の1つです。
 

【PR】日用品10点セットプレゼント

【PR】保険クリニック

おすすめポイント

初めてご相談いただいた方へ日用品10点セットをプレゼント!
保険相談であなたにぴったりな保険がみつかる
業界トップクラス!取り扱い保険会社約50社
※詳細はキャンペーンページをご確認ください

学資保険で注意したいこと

学資保険は、貯蓄と保険の2つの機能の「いいとこ取り」のように思えますが、注意したいこともあります。営業マンが大きな声で話せない注意点を見ていきましょう。
 

契約満了まで続けないと基本的に元本割れする

学資保険のような貯蓄型の生命保険は、契約満了までに支払う保険料の全額が貯蓄に回るわけではありません。保険会社が営業マンに支払う手数料やその他の事務費などがかかるため、基本的には契約満了時までは元本割れの状態が続きます。
 
「途中で支払いが厳しくなってもお金を引き出すことができる」。このようなトークを営業マンからされている場合は要注意です。途中でお金を引き出すことは可能ですが、その時には元本が割れているため、将来の教育費の備えとして少しでも資金を増やしたいという思いとは真逆の結末を迎えてしまいます。
 

契約満了時の返戻率も元本を少し超える程度のものがほとんど

もう1つの気をつけなければならないポイントは学資保険の返戻率です。返戻率とは、支払った保険料に対し、どれだけのお金が受け取れるかという割合のことです。
 
学資保険の返戻率は商品ごとに定められている予定利率で決まります。予定利率とは生命保険会社が契約者に約束している運用の利回りです。保険会社は契約者から預かる保険料を運用することで将来の支払いに備えています。
 
この予定利率、過去には6%などのかなり高い利回りを実現できていたのですが、近年の低金利などのあおりを受け、現在の学資保険の予定利率は大幅に低下しています。
 
そのため、仮に満期まで保険料を払い続けても、支払った保険料に対する満期金の返戻率は高くても105%程度となります。加入時期や商品によっては満期時の返戻率が100%を下回る商品もあるため、注意しなければなりません。
 

学資保険は加入目的を明確にしたうえで検討すべき

学資保険は子どもの将来の教育費のためにあります。「生まれてきた子どものため」「貯蓄代わりにもなる」「親としての責任」などと、営業マンはさまざまなトークで学資保険を勧めてきます。
 
しかし、契約期間を満了するまでは元本割れの状態が続くこと、途中での解約や引き出しによる資金の損失、そして予定利率の低下により期待される返戻率が元本をわずかに超える程度に留まることなどのリスク面の説明はあまり強調しないでしょう。
 
学資保険以外にも将来の教育費を準備する手段は存在します。子どものために備える大切な将来の資金をどのように準備すべきか、営業マンのトークに勧められるまま決めるのではなく、子どもの教育費はいつまでにいくらのお金が必要で、そのための手段として何が最適かを見極めたうえで判断することが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【PR】日用品10点セットプレゼント

【PR】保険クリニック

おすすめポイント

初めてご相談いただいた方へ日用品10点セットをプレゼント!
保険相談であなたにぴったりな保険がみつかる
業界トップクラス!取り扱い保険会社約50社
※詳細はキャンペーンページをご確認ください

ライターさん募集