更新日: 2024.05.15 その他保険

「夫ががんで亡くなり、保険金で2500万円が入った」という人の話を聞きました。毎月いくらの保険料を払っていたのでしょうか?

「夫ががんで亡くなり、保険金で2500万円が入った」という人の話を聞きました。毎月いくらの保険料を払っていたのでしょうか?
もしもの時のための生命保険には多くの人が加入しています。受取額を上げるには、掛け金を増やす必要があります。では、死亡保険金として2500万円を受け取るには、月額いくらの掛け金を支払う必要があるのでしょうか。
 
この記事では、 死亡保険金に関する相場を確認した後で、2500万円の保険金をもらえるプランの試算を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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生命保険の死亡補償金額の相場

生命保険の死亡保障金額は、保障の必要性や、家庭の状況、掛け金などによって大きく変わります。以下で、保障金額の違いを生む、さまざまな指標を確認してみましょう。
 

・性別による違い

世帯主が男性か女性かによっても、保障額に違いが見られます。この差は、収入源や家庭内の役割分担、リスクへの認識の違いに起因する可能性があります。
 

・年齢による違い

生命保険文化センターによると、30代半ばから40代後半の家庭では、平均よりも高い額の死亡保障を設けていることが多く、特に「45~49歳」の年齢層では平均約2980万円と最も高額です。これは、子どもがいる場合は子育て真っ最中であり、万一の際に家族が直面する経済的な負担が考慮されていると考えられます。
 

・年収による違い

年収が上昇するにつれて、設定される保障額も増加する傾向があります。前述のデータによると、「200万円未満」の年収の世帯で平均952万円(全生保)であった死亡保障額は、「1000万円以上」の世帯では平均で3731万円(全生保)に跳ね上がるのです。
 
このデータから、高収入の世帯ほどより多くの財産を守るために高額の保障を選択していることがうかがえます。
 
このように、生命保険の死亡保障額は、加入者のライフステージや経済状況、そして家族構成に密接に関連しています。保障の額を決める際には、これらの要因を総合的に考慮する必要があるでしょう。
 

保険金で2500万円もらうには月額いくらの保険料が必要?

保険金2500万円を受領(じゅりょう)するには、選択する保険プランや加入条件に応じて支払う保険料が異なります。1970年1月1日(満54歳)生まれの男性を仮定し、生命保険会社3社の保険金額を試算してみましょう。
 
・ライフネット生命の場合は月額保険料1万4305円
一定期間を保障するプランで、死亡・高度障害時に保険金を受け取れます。期間は「10年間」です。
 
・楽天生命は月額保険料9900円※
一定期間を保障するプランで、死亡・高度障害時に保険金を受け取れます。期間は「10年間」です。
 
※加入1年目の金額です。
 
・SBI生命保険は月額保険料 1万8300円
一定期間を保障するプランで、死亡・高度障害時に保険金を受け取れます。期間は「10年」です。
 

予算に応じた適切な保険選びを

死亡保障の平均額や、保険料の目安を知ることで、私たち自身のライフプランに必要な保障を見直す機会になります。今回の試算で、死亡保険金として2500万円を受け取るには、会社によって異なることが分かりました。
 
期間を限定したほうが割安ですが、生涯保障には安心感があります。生命保険は将来への大切な備えです。自分や家族のために、予算に応じて適切な保険を選びましょう。
 

出典

公益財団法人 生命保険文化センター 2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査
ライフネット生命 保険料シミュレーション
楽天生命 保険料の試算
SBI生命 保険料お見積り
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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