最終更新日: 2019.05.17 公開日: 2018.06.01
暮らし

国からの『IT導入補助金』 これって誰が対象でどんな補助金!?

執筆者 : 高橋庸夫

皆さんは「IT導入補助金」という国からの補助金制度をご存知でしょうか?
 
最近一部の会計ソフトメーカーのTVコマーシャルなどでも、「IT導入補助金対象製品」の文言を目にすることがあります。正式名称は「平成29年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業」といいます。
 
中小企業や小規模事業者(個人事業主含む)にとって、一言でIT導入といっても専門的な知識を持った人材が不足しているなどの理由から苦手意識があったり、自社に必要となる適切なITツールを選択することが困難であるなどさまざまな障壁がつきものです。
 
このIT導入補助金の特徴は、ITツール(ソフトウェアやサービス等)の導入経費等の一部を補助金として国が支給してくれることはもちろんとして、国に登録承認されたIT導入支援事業者(ITベンダーやサービス事業者等)が、ITツールを導入する中小企業に対してITツールの説明・導入・運用方法の相談などのサポートを実施してくれます。
 
さらには、補助金の交付申請や実績報告などの手続きを中小企業に代わって「代理申請」をすることが挙げられます。
 
つまり、ITツール導入の際の障壁をIT導入支援事業者が取り除くとともに、煩雑な補助金の申請や報告などを代理で実施してくれるということです。
 
参考:サービス等生産性向上IT導入支援事業事務局ポータルサイト
https://www.it-hojo.jp/
 
 
高橋庸夫

Text:

Text:高橋庸夫(たかはし つねお)

ファイナンシャル・プランナー

住宅ローンアドバイザー ,宅地建物取引士, マンション管理士, 防災士
サラリーマン生活24年、その間10回以上の転勤を経験し、全国各所に居住。早期退職後は、新たな知識習得に貪欲に努めるとともに、自らが経験した「サラリーマンの退職、住宅ローン、子育て教育、資産運用」などの実体験をベースとして、個別相談、セミナー講師など精力的に活動。また、マンション管理士として管理組合運営や役員やマンション居住者への支援を実施。妻と長女と犬1匹。

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高橋庸夫

執筆者:

Text:高橋庸夫(たかはし つねお)

ファイナンシャル・プランナー

住宅ローンアドバイザー ,宅地建物取引士, マンション管理士, 防災士
サラリーマン生活24年、その間10回以上の転勤を経験し、全国各所に居住。早期退職後は、新たな知識習得に貪欲に努めるとともに、自らが経験した「サラリーマンの退職、住宅ローン、子育て教育、資産運用」などの実体験をベースとして、個別相談、セミナー講師など精力的に活動。また、マンション管理士として管理組合運営や役員やマンション居住者への支援を実施。妻と長女と犬1匹。

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IT導入補助金の申請要件は?

IT導入補助金の申請要件は以下の5点となります。
 
(1)中小企業者(個人事業主を含む)であること
(2)ITツールの導入により生産性向上が実現可能な事業計画があること
(3)ITツールの導入により、複数の業務機能において効率化がなされること
(4)補助事業開始から5年間、生産性向上に係る情報を報告すること
(5)IT導入支援事業者が代理申請をおこなうこと
 
要件として、中小企業や小規模事業者がITツールを導入することにより、どれぐらいの生産性向上を実現できるかについて事業計画を立案し、その結果を向こう5年間のITツール導入成果として報告が求められています。
 
これらの中小企業が単独で実施するには難しそうな課題を、IT導入支援事業者(ITツールを販売する側)が代理で申請支援することによって、より多くの中小企業がITツールの導入効果により自社の生産性向上や経営力の強化を実現することを目指しています。
 

補助金額は前年度の5倍、対象企業数も10倍超を想定!

2018年度は前年の予算から5倍増の500億円が計上されており、対象企業も10倍超となる13万5000社の利用が想定されています。
 
2017年度に比べてより多くの企業が利用できるようになる反面、対象企業数の拡大によって1社あたりの補助上限額は、最大50万円(2017年は100万円)、補助率は、投資額の2分の1(2017年度は3分の2)と減少してしまいました。
 
公募回数については、2018年度は原則3回とされ、一次公募の交付申請期間は6月4日まで、二次公募は8月上旬まで、三次公募は10月上旬までの予定となっています。 
 
補助金の対象は、以下のようなITツール(ソフトウェア・サービス等)です。注意点としては、ハードウェアは補助金の対象にはなりません。
 
また、補助金の交付決定前に契約・導入して発生した費用は補助金の対象となりません。必ず、交付決定を受けた後に補助事業を開始する必要があります。
 
具体的には、以下の内容が含まれることとされています。
 
(1)パッケージソフトの本体価格
(2)クラウドサービスの導入・初期費用
(3)クラウドサービスにおける契約書記載の運用開始日(導入日)から1年分までのサービス利用料・ライセンス/アカウント料
(4)パッケージソフトのインストールに関する費用
(5)ミドルウエアのインストールに関する費用
(6)動作確認に関する費用
(7)ITツールの導入に伴う教育、操作指導に関する費用、 事業計画策定に係わるコンサルテーション費用
(8)契約書記載の運用開始日(導入日)から1年分までの問い合わせ・サポート対応に関する費用、保守費用
(9)社外・社内・取引先向けホームページ制作サービス初期費用
(10)契約書記載の運用開始日(導入日)から1年間のWEBサーバー利用料

2017年は申請期間が短かったということもあり、あっという間に終了してしまい、申請できなかった中小企業や小規模事業者の方が多くいたとのことです。
 
しかし、2018年については、まだ十分にチャンスがあります。詳しくは「IT導入補助金ポータルサイト」をご参照いただきたいと思います。
 
補助金を活用することにより、信頼できるIT導入支援事業者を見つけ、継続的なサポートを受けながら、自社の経営力向上を実現しましょう。
 
Text:高橋 庸夫(たかはし つねお)
ファイナンシャル・プランナー,住宅ローンアドバイザー ,宅地建物取引士, マンション管理士, 防災士



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