更新日: 2021.05.21 キャッシュレス

スマホでコンビニ払いを決済する方法って?

執筆者 : 高橋庸夫

スマホでコンビニ払いを決済する方法って?
コロナ禍の影響でインターネット通販やフリマアプリ、インターネットオークションなどの利用者数、利用件数は増加傾向にあるようです。そういったサービスでの料金決済方法として、よく利用されるのが「払込票によるコンビニ決済」ではないでしょうか?
 
コンビニ決済は老若男女を問わず、身近で簡単に利用できる決済方法の1つです。もし、これがコンビニにすら行くことなく、スマホで決済できるのであれば、さらに便利ではないでしょうか?
高橋庸夫

執筆者:高橋庸夫(たかはし つねお)

ファイナンシャル・プランナー

住宅ローンアドバイザー ,宅地建物取引士, マンション管理士, 防災士
サラリーマン生活24年、その間10回以上の転勤を経験し、全国各所に居住。早期退職後は、新たな知識習得に貪欲に努めるとともに、自らが経験した「サラリーマンの退職、住宅ローン、子育て教育、資産運用」などの実体験をベースとして、個別相談、セミナー講師など精力的に活動。また、マンション管理士として管理組合運営や役員やマンション居住者への支援を実施。妻と長女と犬1匹。

コンビニ決済の利用増

コンビニ決済の利用ケースは、電気・ガス・水道といった公共料金から、携帯電話、各種税金、イベントや交通チケット、インターネット通販などの利用代金の支払いまで多岐にわたります。
 
通販代金の支払いでは、届いた商品に同封されている払込票をコンビニに持参し、レジで店員に提示することで、お買い物感覚で決済することができます。また、受領証として受取日付印が押された紙面が返還されるため、確実に支払ったという感覚も得られます。もちろん、領収証として帳簿書類での利用、保管もできます。
 
その反面、コンビニでいつでも決済できるという手軽さもあり、雨が降ってきたなどささいなことで、ついつい支払いが後回しになってしまったり、決済自体を失念するケースもあるのではないでしょうか? また、時に数万円という高額な代金の支払いをコンビニのレジで決済するということ自体に、少なからず抵抗感を覚える場合もあるようです。
 

コンビニ決済の方法

実際にコンビニに行って決済する方法は主に2種類あります。
 

(1)払込票による決済

前述のとおり、紙に印字された払込票をコンビニに持参して、レジで店員に提示し、店員が払込票のバーコードを読み取って代金を支払う方法です。当然ながら、最もポピュラーで、最も利用されている決済方法といえるでしょう。
 
ただし、実際の払込票が必要となるため、払込票を紛失してしまった場合の再発行手続きの煩雑さや持参し忘れてしまった場合の対応など、多少利用しづらい面もあるようです。
 

(2)専用端末などによる決済

いわゆる「ペーパーレス方式」といわれる方式で、利用者が商品を購入する際に「番号」を受け取り、その「番号」をコンビニ内にある専用端末で入力することで決済する方法です。
 
実際には、番号を入力すると専用端末から決済するためのレシート(紙)が発行されるので、それをレジで店員に提示して代金を支払う形式が多いです。例えば、コンサートや各種イベント、スポーツの試合などのチケット代金の決済などに多く利用されています。
 

もう1つの方法 スマホでバーコード読み込み

そして、意外と知られていない決済方法として、払込票のバーコードをスマホで読み取って「請求書支払い」ができる方法があります。単純なメリットとして、この決済方法が利用できれば利用者がわざわざコンビニに行く必要もなく、いつでも自宅などで支払いを完了することができます。
 
この決済方法は、「LINE Pay」や「PayPay」などの決済サービスで利用できますし、スマホ決済用アプリ「PayB」や一部銀行などのサービスでも利用できます。実際の利用方法などについては各社のホームページなどでご確認ください。
 
利用の際の注意点としては、各社ごとに全ての払込票に対してスマホによるバーコード決済が対応しているわけではないため、サービスごとに対応可否について確認が必要となることが挙げられます。
 
実際には、スマホで読み取った時点で非対応の場合には「現在この事業者はご利用できません」などのメッセージが表示されます。比較的、電気・水道・ガスなどの公共料金については対応している場合が多いようです。
 

まとめ

上記のスマホ決済用アプリ「PayB」は、メガバンクやゆうちょ銀行などでも利用可能であるなど少しずつ普及が進んでいるようです。しかし、まだまだ利用可能なサービスが限定されることが課題となっています。
今後もインターネット通販など、実店舗以外での商品の購入頻度は増えていくものと思われます。それに伴って、決済方法についてもユーザーにとってより便利で確実な方法が普及していくことを望みます。
 
執筆者:高橋庸夫
ファイナンシャル・プランナー

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