更新日: 2021.07.01 その他暮らし

人気の冷凍食品のジャンルは? お弁当作りで年間いくら節約できる?

人気の冷凍食品のジャンルは? お弁当作りで年間いくら節約できる?
毎日の献立を考えたり、飽きないようにお弁当のメニューを工夫したりするのは、骨が折れる仕事です。
 
コロナ禍で頻繁に買い物に行くのを控え、日持ちのする食材や冷凍食品などをまとめて購入しているという人も少なくないのではないでしょうか。
 
そこで今回は、レシートから見えてくる人気の冷凍食品や、スーパー・コンビニ・ドラッグストアなどの冷凍食品購入状況、お弁当作りの実態や節約金額などを見てみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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人気の冷凍食品のジャンルは? レシートから見る冷凍食品の購入金額

ソフトブレーン・フィールド株式会社が発表した「お弁当作りの実態調査と冷凍食品のレシート分析」(※1)の結果をひもといてみましょう。
 
この調査は、全国のアンケートモニター4002人を対象に行われたものです。まず、レシートから見えてきた人気の冷凍食品をチェックしてみます。
 
【冷凍食品購入レシートにおけるブランド別出現率】

<スーパーA>
1位:餃子 2.3%
2位:ミニ春巻 2.0%
3位:ちくわの磯辺揚げ 2.0%
4位:白身魚のフライ 1.9%
5位:えびシューマイ 1.9%

<コンビニS>
1位:焼き餃子 6.4%
2位:ロックアイス 5.4%
3位:たこやき 4.5%
4位:焼き鳥 3.9%
5位:さぬきうどん 3.9%

<ドラッグストアC>
1位:クリームコロッケ 5.0%
2位:白身魚のフライ 3.9%
3位:ミニハンバーグ 3.8%
4位:餃子 3.7%
5位:おやつコロッケ 3.3%

 
並べてみると、コンビニとスーパー・ドラッグストアとでは傾向が違うことがわかります。
 
コンビニはどちらかというと家でお酒を飲む際に便利なロックアイスや焼き鳥などのおつまみ、ちょっとしたランチや夜食に合いそうなうどんやたこやきなどがランクイン。
 
一方で、スーパーとドラッグストアは、お弁当や主菜・副菜向けのものがランクインしているようです。さて、1回の買い物で、みなさん冷凍食品にいくらお金を使っているのでしょうか。
 
【2020年 冷凍食品の購入状況(レシート1枚あたり平均購入単価、購入点数)】

<スーパー>
・324円 1.6点
 
<コンビニ>
・262円 1.3点
 
<ドラッグストア>
・330円 1.6点

スーパーとドラッグストアが330円と同程度になり、コンビニはおよそ260円という結果になりました。購入点数も、スーパー・ドラッグストアのほうが、コンビニより多い結果になっています。
 
やはり、スーパーとドラッグストアへは「食料品や日用品をしっかり購入しに行く」という目的があり、コンビニへは「ちょっとつまめるものやなにかのついでに買い物をする」というスタンスの人が多いのかもしれません。
 

コロナ禍で男女問わずお弁当作りをする人も

冷凍食品といえば、毎日のおかずはもちろん、お弁当作りにも便利なアイテムです。同調査によると、直近半年以内でお弁当を作ったという人の割合は以下のとおり。
 

【直近半年以内でお弁当を作った人の割合】

<女性>
・~30代 43.6%
・40代 54.0%
・50代 48.3%
・60代以上 29.2%

<男性>
・~30代 22.4%
・40代 19.6%
・50代 14.2%
・60代以上 10.9%

男性は女性より下回っているものの、男女問わず半年以内にお弁当を作っている人がいるということがわかります。30代と40代男性のおよそ5人に1人はお弁当を作っていると考えると、意外に多いという気もします。
 
ちなみに、直近半年間でお弁当を作った回数を問う項目では、「週に4~5回」がもっとも多く36.5%、「週に2~3回」が2位で19.9%、「ほぼ毎日」が3位で14.9%でした。お弁当作りの頻度はかなり高いといえます。
 

お弁当作りで年間●●円も節約可能!?

さて、お弁当作りで気になるのが、予算。外で買ったり注文したりして食べるより、手間をかけるぶん自分で作ったほうが安くならないとやっていられませんよね。
 
少し前の調査結果にはなりますが、 株式会社ニチレイフーズが発表した 「お弁当事情に関する調査(2018年)」(※2)を見てみましょう。
 
この調査は、 全国の20代から60代の男女、約3万3000人を対象に行われたものです。

【手作りお弁当1食あたりの全国平均】
 
231.5円

同調査によると、男性会社員の昼食代(お弁当の場合をのぞく)は平均590円とのことで、平日は毎日お弁当を作って持参すれば、年間9万3210円も節約できるという計算になるのだとか。これはかなり大きいですよね。
 
毎日のお弁当作りは、節約のためとはいえ手間がかかるもの。便利な冷凍食品などを活用し、負担にならないように工夫したいものですね。
 
[出典]
※1 ソフトブレーン・フィールド株式会社「コロナ禍のお弁当事情、~40代男性2割がお弁当を作っている 『セブンプレミアム』人気の理由をレシートから分析」(@Press ソーシャルワイヤー株式会社)
※2  株式会社ニチレ イフーズ「4月10日は『お弁当始めの日』 手作り弁当で昼食代は年間約9万円も節約できる!? 節約志向No.1は三重県で1食あたり192.5円!」(株式会社バリュープレス)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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