更新日: 2021.07.06 その他暮らし
新型コロナのワクチン接種はどうなっているの?
ワクチン接種もかなりのハイペースで進み、6月28日現在で1回目の接種を終了した人が約2220万人で人口の17.47%、2回目の接種を終了した人が約901万人で人口の7.09%とうなぎ上りです。
まだ医療従事者や、高齢者、基礎疾患のある対象年齢の人が主体ですが、今後どのようなスケジュールで進むのか、費用はどうなるのか確認していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ワクチン接種の法律は?
まずワクチン接種の根拠となる法律は「予防接種法」というものに定められています。この法律が昨年12月9日に改正され、新型コロナワクチンは「臨時接種の特例」に位置付けられました。それにより公費負担で接種を受けられることとなり、またまん延を防止する観点から接種の勧奨がされており、国民も接種を受けることが努力義務とされました(強制接種ではありません)。
スケジュールはどうなっている?
スケジュールを見てみます。接種全体の期間としては令和3年2月17日~令和4年2月末を予定しています。
その中で医療従事者(約480万人)への優先接種が2月17日から開始、高齢者(約3600万人)への接種が4月12日から開始となっています。5月24日からは防衛省による大規模接種会場の設置や6月21日からは企業や大学などでの職域接種もスタートしています。
政府の目標としては、希望する高齢者への2回接種完了が7月末目標。希望する全ての対象者に対しては10月~11月中に終了すべく進んでいます。
接種の受け方は?
6月末時点ではまだ各市区町村などが実施している接種については高齢者の優先接種時期ですが、自治体の人口構成やワクチン破棄防止のために、12歳以上の対象者への接種も一部で始まりつつあり、職域接種の機会がある希望者については接種を受けることができる状況といえます。
対象年齢はワクチンのメーカーによって分かれています。
●ファイザー社製:接種日に12歳以上
●武田/モデルナ社製:接種日に18歳以上
また優先順位としては以下のとおりです。
(1)医療従事者など
(2)高齢者(令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた方)
(3)高齢者以外で基礎疾患を有する方や高齢者施設などで従事されている方
(4)それ以外の方
お住まいの市区町村などで、どの段階の接種になっているか確認してみてください。
では通常の接種における大まかな流れです。
1.接種券の入手
基本的には住んでいる市区町村が決めたスケジュールに従い、郵送が基本となります。職域接種や大規模接種で必要な場合は、申請することで郵送される前に発行を受けることができる市区町村もあります。
2.1回目接種の予約
接種会場を探します。市区町村からのお知らせや厚生労働省の「コロナワクチンナビ」などを用いてご自身の接種に都合のよい所を探して予約をします。
3.1回目接種
送付された接種券および本人確認書類(運転免許証など)を持参し接種を受けます。
4.2回目接種の予約
多くの接種場所では同じ場所で予約を取ります。ファイザー社製の場合は3週間後、武田/モデルナ社製の場合は4週間後に2回目となります。都合により上記期間を超えた場合、どちらのメーカーでもおおむね6週間以内を目安に接種となっているので、調整が可能です。
注意事項としては、基本的には同じ接種場所で受ければワクチンのメーカーは変わりませんが、もし何かの事情で接種場所を変える場合は1回目の接種をしたワクチンのメーカーと同じものであることをご自身で確認する必要があります。
まとめ
以上簡単ではありますが、ワクチン接種時の費用や一般的な流れについて解説しました。
新型コロナウイルスのワクチン接種状況は日々更新されています。間もなく多くの人に接種の機会が来ると予想されますので、アンテナを高く情報収集し、厚生労働省などの公式情報を参考に対策をしていってください。
出典
政府CIOポータル 新型コロナワクチンの接種状況(一般接種(高齢者含む))
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種事業について
首相官邸 新型コロナワクチンの供給スケジュール等について
厚生労働省 新型コロナワクチン接種についてのお知らせ
厚生労働省 コロナワクチンナビ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部