更新日: 2021.10.02 その他暮らし

読書の秋! 電子書籍を読んでいる人は増えているの? 紙の本と読むジャンルは違う?

読書の秋! 電子書籍を読んでいる人は増えているの? 紙の本と読むジャンルは違う?
読書の秋ですね。2020年の「書籍」の年間支出金額は8466 円でした。2019年の7807 円と比べると8.4%伸びています(※1、※2)。書籍離れと言われる中、コロナ禍によるおうち時間の増加で、本を読むことが増えたのではないでしょうか。
 
最近では電子書籍を購入する人も増えてきました。2020年の「電子書籍」の支出は1716円でした。2019年は1092円だったので、57.1%増と大きく伸びています(※3)。
 
楽天グループ株式会社 は、「楽天ブックス」ユーザーを対象に、読書習慣に関するアンケートを実施しました(※4)。電子書籍はどれくらい利用されているのか、利用する理由など聞いていますので、結果を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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紙の本が主流。電子書籍のみ読んでいる人はわずか4.4%

まず、紙の本も電子書籍も含めて、読書の頻度は、「毎日」(23.4%)が最も多く、次いで「週に1~2回」(18.7%)、「週に3~4回」(16.1%)で、週に1回以上読書をする人が約6割ということがわかりました。
 
読書をするタイミングは、「休日のゆっくりしているとき」(59.6%)、「就寝前の時間帯」(40.6%)が多い結果となりました。
 
それでは紙の本か電子書籍かどちらを利用するのかと聞いたところ、「紙の本のみ」(53.2%)が半数を超え、「どちらも利用する」が39.9%と続き、「電子書籍のみ」は4.4%にとどまりました。
 
今のところ紙の本が主流であることがわかります。また、年代別で見ると、20代では51.2%、30代では56.3%と半数以上が「どちらも利用する」と回答し、「紙の本のみ」を上回っています。
 
なお、40代以上では「紙の本のみ」がトップで、60代では70.7%となりました。とはいえ、60代でも「どちらも利用する」が24.1%で、電子書籍を利用する人は多いようです。
 

紙の本と電子書籍でよく読むジャンルは?

紙の本を利用している理由で最も多いのは、「紙の本での読書に慣れているから」(57.1%)、次いで「所有感があるから」(49.4%)となりました。電子データだと消えてしまう不安があります。紙の本だと連載物などコレクションとして並べられますよね。
 
一方、電子書籍では、「収納に困らず保管がしやすいから」(58.4%)、「何冊でも持てて、持ち運びにこまらないから」(51.6%)と、保管スペースを割きたくないという意見が多く、紙の本の利用理由と真逆の結果となりました。
 
紙の本と電子書籍を併用している人にその理由を聞いたところ、「読む本のジャンルを紙の本と電子書籍で使いわけているから」(43.1%)が最も多い結果となりました。
 
次いで「紙でしか買えない、電子でしか買えない本があるから」(33.3%)、「読むシーンによって使い分けているから」(26.4%)といった理由が並びました。
 

紙の本を利用する理由、電子書籍を利用する理由は?

よく読むジャンルにおいては、紙の本では「趣味・実用」が71.4%とトップで、「小説・エッセイ」(66.4%)、「漫画」(62.6%)が続きました。
 
電子書籍では「漫画」が77.0%でトップとなり、以下は「趣味・実用」(68.1%)、「小説・エッセイ」(57.1%)となりました。電子コミックストアのCMをテレビでよく見ますし、期間限定で1巻以上無料だったりするので、漫画を電子書籍で読む人は多いでしょう。
 
新型コロナウイルスの感染者数はようやく減少傾向にありますが、感染予防は引き続き行わなければなりません。秋は自宅で読書をするのがいいかもしれませんね。
 
※1:総務省統計局 家計調査 2020年<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格
※2:総務省統計局 家計調査 2019年<品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格
※3:家計消費状況調査年報 令和2年 インターネットを利用した1世帯当たり1か月間の支出(二人以上の世帯)
注:本記事では1年に換算し、12倍しています。

※4:「楽天ブックス」、“読書の秋”に向けて読書習慣に関するアンケート調査結果を発表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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