更新日: 2021.10.12 その他暮らし
40代女性の8割近くは疲れを溜め込んでいる…あなたの疲れのタイプは? ケアにいくら使う?
大人の疲れは、どのようなタイプに分類されるのでしょうか。また、疲れケアに費やす金額などもふくめ、養命酒製造株式会社が発表した調査結果(※)をひもといてみます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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40代女性の8割近くが疲れを溜め込んでいるという事実
この調査は、全国40歳~79歳の男女1000名を対象に行われたもの。まずはどれほどの人が疲れを溜め込んでいるのかを見てみましょう。
●40代 あてはまる計:59.2%
●50代 あてはまる計:68.0%
●60代 あてはまる計:52.0%
●70代 あてはまる計:47.2%
●40代 あてはまる計:75.2%
●50代 あてはまる計:67.2%
●60代 あてはまる計:54.4%
●70代 あてはまる計:41.6%
全体では、あてはまる計が58.1%でした。男性は50代がもっとも多く68%、女性は40代がもっとも多く、なんと75%を超えています。
40代女性の4人に3人が疲れを溜め込んでいるのは、仕事で疲れていても家事や育児をしなければならなかったり、職場の人間関係だけではなくママ友との付き合い疲れがあったりなど、生活におけるさまざまなストレスも原因なのかもしれません。
「胃腸機能低下タイプ」「血行不良タイプ」「自律神経の乱れタイプ」あなたはどれ?
同調査では、疲れのタイプを3つに分けたうえで統計をとっています。3つのタイプは以下のとおり。あなたはどれにあてはまりますか?
├胃もたれするようになった
├便秘するようになった
├睡眠時間が短くなった
└声が小さくなった
├顔・体がむくみやすくなった
├肩こり・腰痛が気になるようになった
├長く寝てもすっきり起きられなくなった
└運動が苦手になった
├気分が落ち込みやすくなった
├なかなか寝付けなくなった
├背中の張りを感じるようになった
└食事・就寝時間が不規則になった
いずれも2つ以上にチェックがつくと、そのタイプにあてはまるのだとか。調査での割合は、以下のような結果に。
●胃腸機能低下タイプ 16.1%
●血行不良タイプ 26.9%
●自律神経の乱れタイプ 14.6%
残りのおよそ4割の人は、どれにもあてはまらなかったということになりますね。もっとも多かったのは、血行不良タイプでおよそ3割。ちなみに40代女性に限って見てみると、この血行不良タイプが37.6%という回答率になっています。
世間の40代女性は、75%の人が疲れを溜め込んでいて、さらに4割近くの人が血行不良タイプの疲れに悩まされているということがわかります。非常にお疲れの世代なのですね。
疲れのケアに使えるお金は●●円
さて、女性を悩ませている大人の疲れですが、そのケアにはどのような方法があるのでしょうか。
1位:ウォーキングをする 30.2%
2位:ストレッチをする 27.0%
3位:昼寝をする 23.4%
4位:たくさん寝る 22.0%
5位:一日中家でゴロゴロする 12.6%
TOP5はこのようになりました。体を動かすか、逆に休めるかのどちらかに分かれていますね。先ほどの項目で血行不良タイプが多いという結果になっていたため、体を動かすことを意識する人が多いのかもしれません。
では、疲れケアを行っている人は、疲れケアにどれくらいお金を使っているのでしょうか。
1位:0円 47.4%
2位:1000円〜2000円未満 12.4%
3位:5000円〜1万円未満 12.0%
4位:3000円〜5000円未満 9.4%
5位:2000円〜3000円未満 8.4%
6位:1万円以上 6.1%
7位:1000円未満 4.4%
半数近くの人は、疲れケアに特段お金をかけることはしないようです。かけている人の平均は、月2022円という結果になりました。
ちなみに、年代・性別で分けてみると以下のような結果に。
●40代:2565円
●50代:1929円
●60代:1799円
●70代:2299円
●40代:1971円
●50代:1368円
●60代:2140円
●70代:2132円
疲れケアにもっともぜいたくにお金をかけているのは、40代男性ということがわかりました。いっぽうで、もっとも疲れを溜め込んでいる40代女性は、2000円を切るという結果に。忙しくて疲れケアにお金をかける暇もあまりないといったところでしょうか。
40代・50代・70代については、いずれも男性のほうが女性より疲れケアにお金を使っています。いっぽうで、60代は女性のほうが上回っています。60代女性は、育児から解放されようやく自分の疲れケアにお金をかけられるようになり、いままで我慢していた分一気にお金を使っているというところかもしれません。
疲れは溜め込まないことが一番ですが、仕事・家事・育児に追われているとなかなかそうもいかないもの。適度にお金を使って“疲れケア”をして、日々健やかに乗り切りたいものですね。
※養命酒製造株式会社「大人の疲れケアに関する調査2021」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部