更新日: 2021.10.12 その他暮らし

和風料理で「母から受け継いだ味」は減少傾向? 年代別の収入と食費の違いは?

和風料理で「母から受け継いだ味」は減少傾向? 年代別の収入と食費の違いは?
自炊をしていると、気づかないうちに似たような味付けにしてしまうこともあります。それがおのおのの家庭の味につながっていくともいえるでしょう。
 
書籍やテレビだけでなくインターネットでもさまざまな料理のレシピが見られる昨今、それぞれの家庭の味はどのようになっているのでしょうか。
 
株式会社日本能率協会総合研究所が発表した調査結果(※1)をチェックしてみます。
FINANCIAL FIELD編集部

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母から受け継いだ味は年々減少?和風料理の味付けは

この調査は、全国30~79歳の既婚女性(主婦)2700名を対象に行われたもの。まずは、和風料理の味付けについて見てみましょう。
 

【あなたの和風の料理の味付けについてあてはまるものは?(複数回答)】

1位:自己流の味付けが多い 45.3%
2位:インターネット(レシピサイト等)で見た味付けが多い 25.7%
3位:料理の本・雑誌・テレビ等から覚えた味付けが多い 23.5%
4位:我が家の味というものがある 18.4%
5位:母や義母から受け継いだ味付けが多い 17.5%

 
TOP5はこのような結果に。半数近くの人は自己流で味付けをしているようです。その次に多いのは、ネットや書籍、テレビなどで見たレシピを参考にしているという回答でした。
 
すでに我が家の味が確立しているのは、2割弱。そして、母の味を受け継いでいる人はおよそ18%という結果になりました。
 
ちなみに、母の味を受け継いでいる割合は2012年には20%以上あったものの、年々減少傾向に。
 
厚労省が発表した「グラフで見る世帯の状況(令和3年)」(※2)によると、65歳以上の人が「子夫婦と同居」している割合も年々減少しており、1989年には46.7%だったものが2019年には10.0%まで減っています。
 
こう考えると、近年は親世代と一緒に料理をする機会自体が減っており、母や義母から味付けを教わることが少なくなっているとも推測できそうです。
 

サラダ油はもう古い?もっとも使われている食用油は

揚げ物だけでなく炒め物やあえ物にも使う食用油。みなさんはどんな食用油を愛用していますか?
 

【お宅で普段料理に使っている食用油は?(複数回答)】

1位:オリーブオイル 80.6%
2位:ごま油 78.2%
3位:サラダ油 68.4%
4位:キャノーラ(菜種)油 46.7%
5位:アマニ油 13.5%

 
TOP5はこのような結果に。なんと8割の人が普段オリーブオイルを愛用していることがわかります。風味づけにぴったりのごま油も8割弱と多いですね。
 
いっぽうで、一般的だと思われるサラダ油は7割を切っています。生で風味を味わうだけでなく、火を通しても問題なく調理できるオリーブオイルとごま油が、食卓の定番になっているようですね。
 

食費の増減は?年代でこんなに差も

さて、味付けの傾向や調味油の好みなどを把握したところで、食費についてチェックしてみましょう。
 
宅配でおなじみの日本生活協同組合連合会が発表した調査結果(※3)を見てみます。この調査は、全国の協力生協を対象に有効回答数749件を対象にしたもの。年代別の月額の食費(外食費を除く)はいくらくらいなのでしょうか。
 

【2020年 年代別 月額消費支出(食費)】

●30代以下:5万3400円
●40代  :6万5702円
●50代  :6万8311円
●60代  :6万5141円
●70代以上:6万0680円

 
上の世代に比べて子どもが少ない、もしくはいない割合が高いと思われる30代以下のみ5万円台という結果に。
 
ちなみに、同調査によると年代別の収入の月額平均(世帯年収を12で割ったもの)は以下の通り。
 

【2020年 年代別 世帯収入(月額平均)】

●30代以下:65万3800円
●40代  :69万6402円
●50代  :77万6795円
●60代  :47万7720円
●70代以上:38万1399円

 
こう見ると、収入に対して食費の割合が高いのは60代と70代以上ということがわかります。
 
今回の調査で、近年は母や義母から料理の味付けを教わるより、ネットを中心におのおのレシピを調べて味付けを工夫していることとあわせ、年代別の収入や食費の平均がわかりました。
 
今後も母の味は減少していくのか、それともどこかで増加に転じるのか、時代にそった変遷が興味深いですね。
 
※1 株式会社日本能率協会総合研究所「味の地域差に関する調査2021《料理編》」
※2 日本生活協同組合連合会「家計・くらしの調査」
※3 厚生労働省「グラフで見る世帯の状況(令和3年)」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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