片づけの美学108 片づけの後、リバウンドしない家にする3つの生活スタイル

配信日: 2021.11.06

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片づけの美学108 片づけの後、リバウンドしない家にする3つの生活スタイル
一生懸命に片づけをしても、すぐにリバウンドする。気がつけば、またゴチャゴチャしている。リバウンドしない片づけ方法が知りたい! と切望される気持ち、すごくわかります。いつだってスッキリ片づいた部屋で過ごしたいですもんね。
 
しかし、とても残念ですが、リバウンドしない片づけ方法という、完成形はありません。なぜなら、生活している限り、モノを出し入れします。モノが増えたり、使わないモノがでてきたという、モノの動きは避けられないからです。だから、放っておくとゴチャゴチャしてくるのですね。
 
ただ、リバウンドしない生活スタイルならあります。決して華やかな解決方法ではありませんが、日々コツコツ実践することで、片づけの後、リバウンドしない生活を送ることは、だれにでもできます。
 
リバウンドしないスッキリ生活、始めてみませんか?
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

一生懸命に片づけた、その後が大事

キレイに片づけた後、それをキープすることができれば、ずっとキレイが続きます。キープするために必要なこと。それは、片づけ続けることです。とても単純なことですが、うんざりする気持ちもとてもわかります。終わりのないことってつらいですよね。
 
ただ、毎日片づけをしていれば、片づける量は少なくてすみます。片づけをため込むと、片づけに時間がかかって、大変な作業になります。リバウンドしない生活のために必要なのは、毎日の少しずつの片づけなのです。簡単ですが、続ける意思は必要です。
 

リバウンドしない生活スタイル(1) 出したら、必ずしまう

片づけを減らすために、「出す」→「使う」→「片づける」を必ず完結しましょう。出したモノを再びしまうのは、数秒で終わることがほとんどです。しかし、やらない人もいらっしゃいます。家族のだれかがしないだけでも、家は雑然としてきます。
 
家族みんなで守るルールにできれば、家のキレイをキープするのに役立ちます。みんなをほめたり、おだてたりして、「出したらしまう」を徹底しましょう。モノの紛失も防げるので、家の中で探し物が減ります。ムダな出費も減りますよ。
 

リバウンドしない生活スタイル(2) できるだけ買わない

片づけをして、いったん収納が完成したら、できるだけ新しいモノを買わないようにすることで、キレイをキープできます。
 
例えば、新しい飾りを買わない。新しい敷物を買わない。など、これまでなかった種類を増やすのはやめましょう。
 
もちろん、新しい洗剤や新しいブラシなど、消耗品や古くなったので買い替えるのはOKです。その際、古くなったモノは処分しましょう。買うことを控えると、出費も減るので一石二鳥です。
 

リバウンドしない生活スタイル(3) 寝る前の5分で片づける

3つ目にして、一番リバウンド防止に効果がある方法をご紹介します。
 
タイミングを決めて、毎日片づけるルールを作ることです。おすすめは、寝る前の5分のお片づけ。片づける場所はどこでもOK。その日、気になるところを、5分間だけでよいから片づけます。
 
例えば、キッチンのカウンターに不要なモノが貯まっている。捨てるモノは捨て、収納するものは収納する。5分もかからないかもしれません。しかし、見た目はすごくスッキリします。毎日、家全体を完ぺきにきれいにすることにこだわると、疲れますよね。
 
だけど、寝る前の少しの時間に、少しだけ家の中をいたわってあげる。この心づかいが、ゴチャゴチャにリバウンドしない一番の方法です。
 

1人でやるより、家族みんなで

家族のだれかが一生懸命に家をキレイにキープすることは素晴らしいですが、家族みんなで少しずつ協力できると、もっと素晴らしいと思いませんか。
 
動いてくれない家族を説得するのは、簡単ではないかもしれません。
 

●母だけが片づけるのはつらいと訴える
●みんなで協力するのが家族よ! と諭す
●片づけてくれたらごほうびをあげる

 
などを説得材料にして、家族みんなで協力できたらよいなと思います。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

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