更新日: 2021.11.13 その他暮らし
コロナ禍の前後でオンラインショッピングはどう変わった? 毎月の利用金額は?
緊急事態宣言が解除されたあとも、オンラインショッピングは好調のようですが、世間のみなさんは何をいくらくらい買っているのでしょうか。さっそくオンラインショッピングに関する意識調査をチェックしてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
宣言解除もオンラインショップは好調! 売れているジャンルは?
株式会社バトラが発表した、オンラインショッピングに関するアンケート調査の結果(※1)を見てみましょう。この調査は、同社が運営する在庫ロス売買マーケット「ロスオフ」の会員登録者755名を対象に行われたものです。
まずは、この1年でオンラインショッピングで買うジャンルに変化があったかどうかをチェックしてみます。
1位:食品 61.6%
2位:衣類用品 56.0%
3位:書籍 54.0%
4位:趣味・アウトドア用品 50.3%
5位:家電用品 39.9%
6位:日常消耗品 36.4%
1位:食品 90.2%
2位:衣類用品 59.2%
3位:書籍 56.8%
4位:趣味・アウトドア用品 54.3%
5位:日常消耗品 51.7%
6位:家電用品 41.6%
上位はこのような結果に。コロナ禍の前も後も変わらず「食品」「衣類」「書籍」「趣味」のものをオンラインショッピングで買う人が半数以上ですが、コロナ以降はトイレットペーパーなどの「日常消耗品」を買う人も15ポイントほど増加し半数を超えてきました。
1位の食品に至っては、約30ポイントも増加しており、オンラインショッピングを利用するならまず食品を買うといった人の多さが伺えます。
さて、緊急事態宣言が解除されても、世間のみなさんはオンラインショッピングを使うのでしょうか。
・変わらない 73.4%
・購入頻度が増えた 22.8%
・購入頻度が減った 3.8%
7割ほどの人は、購入頻度に変化がないと回答しています。いっぽうで増えたという人は2割強。緊急事態宣言が解除されたからといって、オンラインショッピングの購入頻度が減るという人はかなり少数派ということがわかります。
食品や日常消耗品などの生活に欠かせないものをオンラインショッピングで買う人が半数以上という状況ですから、宣言の有無に関わらず購入頻度は変わらないのが自然なのかもしれません。
オンラインショッピングで店を選ぶポイントは、価格や送料?
次に、株式会社GVが発表したオンラインショッピングの利用調査の結果(※2)を見てみましょう。この調査は、全国20代~60代のネットショッピング利用者300名を対象に行われたもの。
オンラインショッピングで店を選ぶポイントとはどのようなものなのでしょうか。
1位:品揃えが良い 233人
2位:価格が安い 198人
3位:配送料が無料 167人
4位:決済が簡単 115人
5位:配送が早い 102人
TOP5は上記の結果に。半数以上の人が「品揃えが良い」「価格が安い」「配送料が無料」と回答しています。
たしかに、ほしいものが見つからないというのは論外ですから品揃えは重要ですね。それを前提とし、他店より価格が安くてさらに送料を店側が負担してくれるというのが、消費者が希望するオンラインショッピングの条件といえそうです。
意外に少ない? 1ヶ月の平均利用金額は1万円未満
ネットサーフィンをしながらついつい買いすぎてしまう……なんていうこともある、オンラインショッピング。世間は1ヶ月にいくらくらい消費しているのでしょうか。
1位:5000円以上1万円未満 38.7%
2位:5000円未満 38.3%
3位:1万円以上3万円未満 18.7%
4位:3万円以上5万円未満 2.7%
5位:5万円以上7万円未満 0.7%
5位:7万円以上10万円未満 0.7%
7位:15万円以上 0.3%
ボリュームゾーンは1万円未満という結果に。意外とみなさん余計なものは買わずに必要なものだけ買っているという感じなのでしょうか。1万円以上3万円未満は2割近く。毎月3万円以上オンラインショッピングに費やすという人は少数派ということになります。
オンラインショッピングやキャッシュレス決済が急速に広まる昨今。スマホでポチっとするだけで必要なものがサクっと買えるのは便利でもありますが、うっかり使いすぎてしまうというデメリットも。
予算をしっかりたてる、必要なものだけを見極めるなど、コントロールしつつ便利さを享受したいものですね。
※1 株式会社バトラ 緊急事態宣言解除後もオンラインショッピングの 利用頻度を変えなかった人が73.4%【ロスオフ】
※2 株式会社GV 【まねーぶ調べ】巣篭もり需要で急増のネットショッピング!1番利用されているサイトはどれ?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部