同じメーカーの同じ商品を買い続けてしまう調味料・食品は? 最新の小売価格はいくら?
配信日: 2021.12.13
今回は、株式会社ドゥ・ハウスが発表したアンケート調査の結果(※1)を見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
同じ調味料をリピートしがちな主婦が半数以上
この調査は、全国の既婚女性(有効回答者数756人)を対象に行われたもの。日頃の商品の買い方として、同じものをリピートしている人はどれくらいいるのでしょうか。
「銘柄にこだわって買っていない」「いつも違う商品を選んで買っている」「たまに他も買うが基本は同じ商品を買い続けている」「ほぼずっと同じ商品を買い続けている」の回答のうち、「たまに他も買うが基本は同じ商品を買い続けている」「ほぼずっと同じ商品を買い続けている」の合計が多い、いわゆる“リピートしがち”な商品のランキングは以下のとおり。
1位:マヨネーズ 76.7%
2位:ポン酢 73.8%
3位:醤油 72.6%
4位:ソース 70.6%
5位:めんつゆ 69.8%
5位:ケチャップ 69.8%
TOP5はこのような結果になっています。我が家の味といえばコレ、といった調味料が多く挙がっていますね。特に1位のマヨネーズは、「ほぼずっと同じ商品を買い続けている」が33.2%と、3人に1人は同じ商品をリピートしていることがわかります。
食品や飲料でリピート率の高い商品は?
では、調味料だけではなく食品や飲料のリピート率はどうなっているのでしょうか。先ほどと同じく、“リピートしがち”な商品のランキングを見てみましょう。
1位:納豆 67.4%
2位:ヨーグルト 67.2%
3位:ハム・ウインナー・ベーコン 65.9%
4位:豆腐 60.7%
5位:パン 59.3%
こちらも思わず納得してしまうラインナップですね。あまり冒険することなく同じものを買い続けることが多い商品といえるのではないでしょうか。
また、飲料については以下のとおり。
1位:インスタントコーヒー 75.0%
2位:缶ビール 67.6%
3位:牛乳 64.1%
4位:レギュラーコーヒー 63.9%
5位:緑茶.紅茶.他お茶類 60.1%
こちらも、気に入ったものが見つかったらそれをずっと飲むことの多い商品がランクインしています。
同調査によると、日用品でリピート率が高いものは「洗濯用洗剤」とのこと。どうやら、調味料も食品も飲料も日用品も、「あまり冒険せず気に入ったらそれをリピートする」といった主婦が少なくないことがわかりました。
リピートしがちな食品の小売価格をチェック
もちろん、「いつも同じものを買っているけど、ほかのメーカーが安くなっていたら試しにそちらを買う」という人もいらっしゃるでしょう。
参考までに、統計局が発表した「主要品目の東京都区部小売価格」(※2)にて、今回上位に挙がった商品の小売価格を見てみましょう。
●マヨネーズ(1本450g):269円
●醤油(1本1L):240円
●ソース(1本500mL):238円
●納豆(1パック50g×3 or 45g×3):94円
●ヨーグルト(400g):162円
●ハム(100g):205円
●インスタントコーヒー(100g):798円
●ビール(1パック350mL×6): 1119円
●牛乳(1本1,000mL):216円
●洗濯用洗剤(1kg):331円
こう見ると、どれも「これは安い!」と言い切れる価格ではありませんよね。買い物に行ったときに別のメーカーのものが安くなっていたら、ついそちらを試したくなりそうです。
基本的に、毎日消費するものはお気に入りをリピートする人が多いということがわかりました。安くなっているときにほかの商品を試して、気に入ったら乗り換えるという方法がスマートな選択なのかもしれませんね。
※1 株式会社ドゥ・ハウス 「いまどきの10年商品」同一商品の継続購入率は概ね5~7割 トップはマヨネーズ
※2 統計局「主要品目の東京都区部小売価格」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部