保険証と一体化させたマイナンバーカード。病院受付で注意すべきポイントとは?

配信日: 2021.12.16

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保険証と一体化させたマイナンバーカード。病院受付で注意すべきポイントとは?
2021年10月から多くの医療機関や薬局で、マイナンバーカードが保険証として利用できるようになりました。
 
保険証を持ち歩く必要がなくなるため、マイナンバーカードを保険証として利用することを検討している方もいるのではないでしょうか。
 
そこで、保険証と一体化させたマイナンバーカードについて興味を持っている方に向け、病院の受付で実際に利用する際に注意する点について解説します。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

マイナンバーカードを保険証として使う際、病院の受付で気を付けたいことは?

保険証のマイナンバーカードの一体化は、まだまだ本格導入が始まったばかりです。実際に病院の受付で保険証としてマイナンバーカードを利用する場合、次のような点に注意してみてください。
 

マイナンバーカードで利用するには申し込み手続きが必要

保険証とマイナンバーカードの一体化が始まったとはいえ、いきなりマイナンバーカードを病院の受付で出して保険証として利用できるわけではありません。
 
事前にパソコンやスマートフォンからマイナポータルへアクセスして手続きをしておくか、セブン銀行のATMから手続きをする必要があります。
 

落としたり忘れたりしないこと

保険証と一体化させたマイナンバーカードは、基本的に病院の受付に設置されている専用のカードリーダーにかざして使用します。慣れないうちは使用後に落としてしまったり、受付に置き忘れるなどして紛失してしまう可能性もあります。
 
紛失してしまうと個人情報の流出やマイナンバーカードを悪用される恐れがあるほか、その期間マイナンバーカードが利用できず困ってしまったり、最悪の場合は再発行しなければならなくなる恐れもあります。
 

全ての病院で使えるわけではない

いきなり保険証と一体化させたマイナンバーカードを病院の受付に出しても、保険証として実際に使えるとは限りません。
 
2021年12月現在、全国で約1万9000件以上の病院・薬局で保険証と一体化させたマイナンバーカードが保険証として使用できるようになっていますが、まだまだ使用できない病院も多くあります。
 
保険証と一体化させたマイナンバーカードが有効に保険証として使える病院は窓口などにそれを示すポスターやステッカーが貼られています。病院の受付で保険証と一体化させたマイナンバーカードを出す際は、実際に保険証として利用できるか確認してからにしてください。
 


出典:厚生労働省 マイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関・薬局についてのお知らせ
 

顔認証に注意すること

病院によっては顔認証付きのカードリーダーが設置されており、顔認証によって手続きができるようになっています。顔認証は顔に髪がかかっていたり、サングラスやマスクをしていると正常に認証できないこともあります。
 
顔認証を利用する際は、サングラスを外すなど顔がよく見えるようにすることが大切です。
 

マイナンバーカードを保険証として利用する際は受付での手続きに注意

マイナンバーカードを保険証として利用する際は、今までの保険証に代えてマイナンバーカードを利用することになるため、従来の保険証を利用する場合と異なることに注意しなければなりません。
 
注意点について知らないまま病院に行くと、受付で手間取ってしまい、病院側や他の患者に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
 
もし、これからマイナンバーカードを保険証として利用することを検討されている方は、今回紹介した注意点についてひととおり確認してから病院の窓口へ向かうようにしてください。
 
参考
厚生労働省 マイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関・薬局についてのお知らせ
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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