続く電気代の値上がり…暖房費用を抑える方法って?
配信日: 2021.12.19
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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エアコンの使い方を工夫する
暖房料金を抑えるために最も簡単にできるのは、エアコンの使い方を工夫するというものです。少し工夫するだけで、電力の消費量を削減でき、結果的に暖房料金を節約できるようになるというわけです。具体的にはいくつかの方法があるので、以下で順を追って見ていくことにしましょう。
・オンオフを繰り返さないようにする
エアコンはスイッチを入れたときに最も多く電力を消費するのですが、室内が暖まった後はそこまで多くの電力は必要ありません。そのため、無駄にオンオフを繰り返すよりも、つけたままにしておいた方が暖房料金を抑えられるケースが少なくないのです。
ただし、長時間外出するような場合には、つけっぱなしにしておくよりも、消しておいた方が暖房料金は安くなります。エアコンによって差があるので、どれくらいの時間であればつけたままにしておいた方が良いかという点について一概に答えを出すのは難しいのですが、一般的には30分から1時間くらいであれば消さない方が電気代の節約になるとされています。
・風向きを下方向にする
良く知られているように、暖かい空気は室内の上部に滞留する性質があります。そのため、エアコンの風向きが上方向や横方向になっていると、せっかく暖かい空気が出てきても、部屋の下の方まで行きわたらせるのに時間がかかってしまい暖房効率が悪くなってしまいます。単純に風向きを下方向にしてやれば、そのような事態は避けられますので、ぜひ試してみてください。
・こまめにメンテナンスをする
エアコンは使っているうちに、フィルターにほこりなどがたまっていってしまいます。そのままだと暖房効率が悪化していくので、なるべく定期的にメンテナンスを行うようにするのが暖房料金を抑えるためには大切なこととなります。フィルターを取り出して掃除機でほこりを吸い取るだけで暖房の機器具合が随分と良くなるはずですので、面倒がらずにこまめに掃除をするようにしましょう。
・設定温度を変えてみる
言うまでもありませんが、設定温度を高くすればするほど、暖房料金は高くなります。そのため、少しでも支出を減らしたいのであれば、1、2度だけでも設定を下げてみるというのも一案です。無理をして風邪をひいてしまっては元も子もありませんが、身体に負担がかからない範囲で設定温度を見直してみるのもよいかもしれません。
エアコンの使用頻度を抑える
暖房料金を抑えるには、そもそもエアコンを使わないようにするのが最も効果的です。しかし、そうはいっても寒い日にエアコン無しで過ごすのはそう簡単なことではないでしょう。全く使わずに済ませるのは現実的ではないかもしれませんが、少しでも使用頻度を抑えるには、室内で温かい服装をするようにして、我慢できるときはエアコンの使用を控えるというやり方がおすすめです。
体を冷やさないようにするポイントは、腹部と首や足首、腰まわりを温めることです。そのため、保温性に優れたアンダーウェアやレッグウオーマー、ネックウォーマーといったアイテムをうまく使うようにしてみると良いでしょう。
また、同じ室温の部屋でも、湿度が高い場合と低い場合とでは、後者の方が体感温度は低くなります。冬場は特に乾燥しやすいので、加湿器を導入して室内の湿度を上げてやるだけで、少し暖かく感じられるようになるはずです。
加湿器が消費する電気代がもったいないというのであれば、その代わりに室内にぬれタオルを干すといったやり方でも構いません。湿度を上げて設定温度を下げれば、無理なく暖房料金を抑えられるはずです。
工夫を凝らして暖房料金を節約しよう
以上で見てきたように、暖房料金は少しの工夫で抑えることが可能です。ポイントは、なるべくエアコンの電力消費を減らすということであり、そのためにオンオフの回数を減らしたり、設定温度を下げるといったやり方が有効となります。
他にも、温かい服装をしてエアコンを使わないようにしたり、室内の湿度を挙げるといったやり方も効果がありますので、いろいろ試して自分に合うやり方を見つけるようにするとよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部