更新日: 2021.12.22 子育て

子どもが大学進学のため上京。一人暮らしにかかる費用はどれくらい?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 / 監修 : 新井智美

子どもが大学進学のため上京。一人暮らしにかかる費用はどれくらい?
子どもが大学進学で地方から上京する場合、1人暮らしのための費用を準備する必要があります。その際、何にどのくらいの金額がかかるのでしょうか。本記事では、大学進学で上京し1人暮らしする場合にかかる主な費用の内訳と金額の目安を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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新井智美

監修:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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大学進学で上京した場合にかかる1人暮らしの初期費用

まずは、上京して1人暮らしする場合、最初に発生する費用の内訳と金額の目安を見ていきましょう。
 

賃貸物件契約の初期費用

1人暮らしするためには住まいが必要です。大学進学で上京する学生の住居の多くは賃貸物件ですので、物件を契約する際の初期費用がかかります。東京の大学生1人暮らしの平均的な家賃はおおよそ6~7万円ほどです。初期費用の相場は家賃の6~7ヶ月分と言われているので、初期費用としては大体36~49万円ほどかかると想定されます。
 

引っ越し代

1人暮らしの住まいに引っ越すための引っ越し代も必要です。引っ越し代は運搬する荷物の量や、運搬する距離によって異なりますが、上京する大学生であればおおよそ3~10万円ほどが一般的でしょう。なお、引っ越しには繁忙期があります。
 
具体的には進学・就職・転勤などで引っ越しする人が多くなる3~4月頃です。この時期は引っ越し代がアップしたり、引っ越しの予約が取りにくくなったりするため注意が必要です。
 

家具・家電・生活用品代

1人暮らしをするためには身の回りのものもそろえなければいけません。家具・家電・生活用品などは新調が必要なものも多いでしょう。例えばテレビ・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなどを購入するケースがよく見られます。
 
また、調理器具やインテリア用品、収納用品など日常的に使用するこまごまとしたものも必要です。どの程度のアイテムをそろえるかにもよりますが、大体10万円は見ておくべきでしょう。
 

大学進学で上京した場合にかかる1人暮らしの月々の費用

それでは次に、東京の大学生の1人暮らしで月々かかる費用の内訳と金額の目安を紹介します。
 

家賃

月々の費用の中で最も大きなものが家賃です。前の段落でも触れた通り、東京で大学生が1人暮らしをする場合は、一般的に6~7万円ほどの家賃がかかります。
 

食費

生活費の中で欠かせないのが食費です。自炊・外食・コンビニ利用の頻度などにもよりますが、大体3万円が目安になります。
 

光熱水費

電気・ガス・水道代も生活で必ず発生するものです。合わせて8千~1万円ほどかかります。なお、電気会社の選び方や、ガスの種類(都市ガスかプロパンか)などによって金額が上下します。
 

通信費

子どもが持つ携帯の料金や、自宅に設置するネットワーク料金など通信費も必要です。目安は5千~1万円ほどです。なお、安いキャリアの携帯を使用したり、インターネット回線が無料で利用できる物件に住んだり、通信費をできる限り安く抑える方法もあります。
 

交通費

自宅から大学まで距離があるなら電車やバスなどの利用も想定しなければなりません。交通費として大体4千円かかります。
 

雑費

ティッシュペーパー・トイレットペーパー・洗剤など、日常的に消耗するアイテムの購入費も必要です。雑費として1万円ほど見ておくと良いでしょう。
 

お小遣い

大学生の生活は勉強ばかりではありません。友達と遊んだり、趣味をしたり、学生としての時間を楽しむことも日常の一部です。また、大学の先輩やサークルなどに関連する会合も多いものです。娯楽・交際費などを含め、自分で自由に使えるお小遣いとして3万円ほど予算を見ておきましょう。
 

東京で大学生が1人暮らしするためにはまとまった費用が必要

大学進学で上京し1人暮らしをする場合にかかる費用は、初期費用として60~70万円ほど、月々の生活費が15万円ほどです。まとまった金額が必要になるため、どのように捻出するかしっかり考えておくことが大切です。
 
仕送りをするほか、子どもに少しアルバイトをしてもらうなどの方法もあります。いざ引っ越しとなったときに慌てないよう、早い段階から費用の計画を立てましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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