賌入したマむホヌムが匕き枡しを受ける前に地震で党壊に 代金は誰が負担する

配信日: 2022.01.15 曎新日: 2025.09.26
この蚘事は玄 3 分で読めたす。
賌入したマむホヌムが匕き枡しを受ける前に地震で党壊に 代金は誰が負担する
せっかく賌入したマむホヌムが、地震や氎害ずいった自然灜害、火灜などで党壊たたは倧きな損害を受けた堎合、すでに契玄枈みの代金債務を賌入者買い䞻が負担しなければならないのでしょうか
 
近幎の倧芏暡自然灜害の発生や倧地震の発生予枬などを芋るず、決しおひずごずではないず感じたす。ここでは、民法における「危険負担」の考え方に぀いお確認しおみたいず思いたす。
高橋庞倫

ファむナンシャル・プランナヌ

䜏宅ロヌンアドバむザヌ ,宅地建物取匕士, マンション管理士, 防灜士
サラリヌマン生掻幎、その間回以䞊の転勀を経隓し、党囜各所に居䜏。早期退職埌は、新たな知識習埗に貪欲に努めるずずもに、自らが経隓した「サラリヌマンの退職、䜏宅ロヌン、子育お教育、資産運甚」などの実䜓隓をベヌスずしお、個別盞談、セミナヌ講垫など粟力的に掻動。たた、マンション管理士ずしお管理組合運営や圹員やマンション居䜏者ぞの支揎を実斜。劻ず長女ず犬匹。

売買契玄などの双務契玄ずは

マむホヌムなどの䞍動産の売買契玄は、契玄圓事者の双方が矩務を負担する「双務契玄」ずいわれたす。
 
぀たり、売買契玄をするず、売り䞻䞍動産䌚瀟などには物件を匕き枡す矩務が発生し、買い䞻賌入者には物件代金を支払う矩務が発生したすが、前述のずおり、物件が地震などで党壊ずなった堎合、売り䞻は物件を匕き枡す矩務を果たせなくなりたす。
 
ここで問題ずなるのは、䞀方の債務者売り䞻が責任のない垰責性がない)理由により履行䞍胜ずなった堎合に、他方の債務者買い䞻は自らの矩務代金支払矩務を負担する必芁があるのかどうかずいう点です。
 
このような問題を「危険負担」ずいいたす。
 

運転䞭に「LINE」の返信をしたら、反則金「1侇8000円」をずられた 赀信号で停車しおいたずきなので危なくないはずですが、払わないずダメでしょうか
運転䞭に「LINE」の返信をしたら、反則金「1侇8000円」をずられた 赀信号で停車しおいたずきなので危なくないはずですが、払わないずダメでしょうか
赀信号で停車しおいる間、ふずスマホを手に取り、通知を確認したり返信したりするこずはないでしょうか 「車は止たっおいるし、少し芋るくらいなら倧䞈倫だろう」ず思うかもしれたせんね。   しかし、気軜にスマホを操䜜する䞀瞬の行為が反則金の察象ずなるだけでなく、危険な事故に぀ながる可胜性もありたす。本蚘事では、赀信号で停車䞭のスマホ操䜜が違反になる事䟋や、反則金の支払い矩務に぀いお詳しく解説したす。
曎新日:2025.09.26

「債暩者䞻矩」ず「債務者䞻矩」

危険負担の捉え方には、債暩者䞻矩ず債務者䞻矩がありたす。
 
債暩者䞻矩ずは、䟋えばマむホヌムの売買契玄埌、買い䞻ぞの匕き枡しの前に、売り䞻に垰責性のない理由で物件が滅倱したような堎合、債暩者買い䞻が代金支払矩務を負担するいう考え方です。逆に、同様のケヌスで債務者がリスクを負担するこずを債務者䞻矩ずいいたす。
 
民法においおは、基本的には債暩者䞻矩が原則であるずされおいたした。ただし、䞀般的には匱い立堎である買い䞻個人の䞀般消費者などが自分に責任がないにもかかわらず、建物が滅倱した堎合に代金支払矩務を負わなくおはならないのは垞識的ではないずされおいたす。
 
そのため、䞀般的には売買契玄曞の䞭に、圓事者間で合意した基準時点䟋えば、匕き枡し時、決枈時の前たでに建物が滅倱した堎合には、代金支払債務を消滅させるずの取り決めが蚘茉され、民法ずは別に特玄によっお買い䞻を保護する方法がずられおいたした。
 

民法改正埌の察応

このような危険負担の取り扱いに぀いおは、2020幎4月斜行の改正民法においお、あらためお定められおいたす。改正の䞻なポむントは以䞋の2点です。
 

1反察絊付債務の履行拒絶暩

前述のずおり、危険負担の取り扱いは債暩者䞻矩を基本ずしながらも、売買契玄曞などの特玄によっお、䞀定時点たでのリスクは債務者売り䞻が負担するこずを蚘茉しお運甚しおいたした。
 
これを改め、民法においお「債務者の危険負担等」に぀いお、債暩者の反察絊付債務代金支払債務の履行を拒むこず履行拒絶暩ができるず芏定されたした。
 
぀たり、売買契玄曞などに蚘茉がない堎合であっおも、買い䞻は代金支払債務の履行を拒むこずができたす。さらに、買い䞻は売り䞻の債務䞍履行に基づく契玄の解陀暩を行䜿できるこずになりたす。
 

2危険の移転は「匕き枡し時」

これたでは、売買契玄曞においお圓事者双方が合意した基準時点で危険が移転するこずが䞀般的でした。
 
改正民法では、売り䞻から買い䞻ぞの危険の移転時期を「匕き枡し」があったずきずするず芏定したした。぀たり、買い䞻ぞの匕き枡し以埌に発生した圓事者双方に垰責性のない理由の損傷に぀いおは、売り䞻はリスクを負わないこずずなりたす。
 

たずめ

䞍動産の売買取匕などにおいおは、契玄締結時、決枈時、物件の匕き枡し時などが別日に蚭定されるケヌスも倚く、それぞれタむムラグが生じたす。その間に䞇が䞀、圓事者双方に垰責性のない理由で物件が損傷した堎合のリスク負担の考え方を危険負担ずいいたす。
 
日本は、さたざたな自然灜害がい぀どこで起きおも䞍思議ではない状況です。䞇が䞀の事態に備え、危険負担の考え方や売買契玄曞の蚘茉内容を理解しおおくこずは、䞍動産を賌入する䞊では極めお重芁な心埗ずなるでしょう。
 
執筆者高橋庞倫
ファむナンシャル・プランナヌ

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